初代 Z10型(1981年-1986年)
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「トヨタ・ソアラ」の記事における「初代 Z10型(1981年-1986年)」の解説
コンセプトモデルは1999年(平成11年)、東京モーターショーに、「レクサスブランド開業10周年記念車」として展示された「レクサス・スポーツクーペ」が始まりである。市販モデルは、2001年(平成13年)4月に日本で発売された。デザインはフランスにあるトヨタのデザインスタジオ「ED2」(旧・EPOC)において行われ、ギリシャ人デザイナーであるソリティス・コヴォスが担当した。 ボディ形状は電動格納式ハードトップを持つコンバーチブルである。乗車定員は4名だが、後席の空間はこれまでのソアラでも最も狭いものとなった。これは、アメリカで2シーター扱いになることを避けるためのものだった。エンジンは、30系セルシオと共通の3UZ-FE型V8・DOHC・4,300cc(280ps)が搭載され、3代目モデルまで存在した直6エンジン搭載モデルは廃止された。変速器は5速ATのみであった。また、トヨタブランド車としては初めて、18インチのアルミホイールとタイヤが装備され、同じくトヨタブランド車初となったランフラットタイヤもオプション設定されていた。 内装には本木目のパネルがふんだんに使われ、黄色系、ブラウン系、ダークブラウン系の3種類の木目色と、黒、赤、茶(タン)、白(エクリュ)の4種類のシート地が設定された(赤内装+黒木目は、特別塗装色であるコスモシルバーの専用設定内装色だった)。また、マークレビンソン社製のオーディオシステムがオプション設定された。一方、歴代ソアラに装備されていたデジタルメーターは採用されず、また、全車ATとなったことでサイドブレーキも先代までのハンドレバー式に代わって足踏み式が採用された。 2002年(平成14年)9月 ノーブルカラーエディションを追加。 2004年(平成16年)2月 平成17年基準排出ガス50%低減『新☆☆☆』を全車で達成(U-LEV)。 2004年(平成16年)5月 一部改良。EMVを01モデルから03モデル(G-BOOK対応)に変更。パワーシートをシートリクライニング・スライド機構に変更。 2005年(平成17年)7月、日本でのレクサス・ブランドの開業にあわせて、日本国内でもレクサス・SCが発売された。それに伴い、それまで日本国内専用の姉妹車となっていたトヨタ・ソアラは絶版となり、24年の歴史に幕を閉じた。新車登録台数は6486台。
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