事故・重大インシデント
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「徳島飛行場」の記事における「事故・重大インシデント」の解説
2004年(平成16年)4月3日 - 13時25分ごろ、米空軍横田基地から岩国基地へ編隊飛行中のF-15戦闘機のうち1機のメーターが燃料不足を示し、2機が緊急着陸する。 2015年(平成27年)4月5日 - 11時ごろ、管制官の指示に従って徳島空港に着陸しようとした羽田発の日本航空455便(ボーイング767-346型機、乗員乗客67人、JA8299)が着陸寸前で滑走路内にいた車両の存在に気がつきゴーアラウンドし、着陸をし直すトラブルが発生。この際一度車輪が滑走路に接しており、車との距離は1000から1200メートルほどだった。乗員乗客に負傷者はなく、その25分後に無事着陸した。運輸安全委員会は重大インシデントと認定。その後、管制官は滑走路に車両が入ることを許可したおよそ10分後に旅客機に着陸を許可していたこと、管制官が着陸時には1人しかいなかったことが判明した。当時管制官だった海上自衛隊航空群司令部の30代の男性海曹を減給10分の1(1か月)、当時上司だった厚木航空基地隊の40代の男性1等海尉を戒告の懲戒処分とした(2017年10月27日付)。1等海尉は、当日が日曜日で自衛隊機の行き来が少ないため、海曹に業務内容を十分伝えず勤務に当たらせており、いずれも注意義務を怠ったと認定された。この事象後、海上自衛隊は航空機の離着陸がない場合でも管制業務を2人以上で行う規則を設けたが、トラブルが発生するまでは規則が設けられていなかった。 2019年(平成31年)2月5日 - 15時半ごろ、海上自衛隊徳島航空基地所属のTC-90型訓練機が滑走路に着陸した際、左のタイヤが破裂するトラブルが発生。日本航空の羽田発2便と徳島発の2便が欠航、全日空の羽田発2便に遅れが生じ、合わせて乗客約630人に影響が出た。事故直後滑走路が閉鎖され、2時間半以上経過後の18時10分ごろ、滑走路の閉鎖が解除された。この事故を受けて海上自衛隊は内部調査を実施、タイヤの破裂は30代の1等海尉の操縦士が誤ってパーキングブレーキのハンドルを引いたまま着陸したことが原因とし、同乗していた教官もブレーキの状況を目視でチェックするのを怠ったとする調査結果を公表した。
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事故・重大インシデント
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「新千歳空港」の記事における「事故・重大インシデント」の解説
2006年11月20日:ANA72便(エアーニッポン運航、ボーイング737-500、JA8596)は、新千歳空港に着陸後スポットに向け走行中、補助動力装置に火災が発生したため停止して消火した。原因は補助動力装置の燃焼室を固定するカップリングに繰り返し加重により亀裂が生じ、破断したためである。 2007年6月27日:SKY730便(ボーイング767-300、JA767F)は、新千歳空港滑走路19Rから離陸のため滑走を開始したが、同滑走路をANA79便(ボーイング777-200、JA8967)が誘導路B9Nから誘導路A8Sに向け19Rを横断しているのに気づき離陸を中止した。原因は管制官の疲労による誤指示である。 2008年2月16日:JAL2503便(日本航空インターナショナル運航、ダグラスMD-90-30、JA8020)が新千歳空港滑走路01R(B滑走路)に着陸したところ、同じく滑走路01Rで待機していたJAL502便(日本航空インターナショナル運航、ボーイング747-400、JA8904)が、離陸許可がないまま離陸滑走を開始した。管制官はただちに離陸を中止させたが、502便は滑走路を1200 m滑走して停止した。原因は、悪天候と、管制官が管制方式基準に則った「迅速な離陸を予期せよ(EXPECT IMMEDIATE TAKE-OFF)」と指示を送信したのを、502便の機長が「迅速に離陸せよ((CLEARED FOR) IMMEDIATE TAKE-OFF)」と聞き違え、しかも502便の副操縦士(オブザーバー席)と副操縦士昇格訓練中の操縦士(右操縦席)が機長に助言しなかったためである。 2016年2月23日:JAL3512便(ボーイング737-800、JA322J)が新千歳空港駐機場からプッシュバック後誘導路を地上走行の後防除氷作業待機のため停止中、機内から異臭と煙が生じその後第2エンジンに火災が発生したため非常脱出を行い乗客3名が負傷した。原因は急激な降雪でファンブレードと低圧圧縮機に着氷し、エンジンオイルが漏れ霧状になり機内へ流入しテールパイプに溜まったオイルが発火したためである。 2017年1月19日:ANA1831便(ボンバルディアDHC-8-Q400、JA461A)が新千歳空港滑走路01R(B滑走路)に着陸後、オーバーランして滑走路端の草地で停止した。原因は機長による制動開始の遅れ及びパワーレバーがディスク位置にセットされず減速に必要な制動力を得られなかったことにあり、また滑走路端周辺の積雪状態の悪さもオーバーランに関与したと見られている。
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