事故調査をめぐる疑問点
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/14 00:25 UTC 版)
「日本航空123便墜落事故」の記事における「事故調査をめぐる疑問点」の解説
1987年6月の航空事故調査報告書の示す事故原因を巡って、航空関係者や大学の航空専門家、遺族などから疑問や異説が示されてきた。 事故から25年目の2010年10月、この報告書に対して8・12連絡会(遺族会)が遺族の疑問点をまとめ、国土交通省の外局である運輸安全委員会に再調査要望書提出した。運輸安全委員会は日本ヒューマンファクター研究所の本江彰(元日本航空インターナショナル機長)及び元日本航空小林忍の協力で、その疑問点を解消するための解説書を作ることになった。8・12連絡会は遺族の意見をまとめるなどし、運輸安全委員会とやり取りを重ねたが、その内容は当初より事故調査委員会が説明していた事故原因に変更はなく、2011年(平成23年)7月にその内容が公表された。2011年11月2日、航空会社11社のパイロットで構成されている日本乗員組合連絡会議(日乗連)は、この解説書について「最初に報告書が公表されて以降の新しい事実については全く検討されることなく、24 年前に出された事故調査報告書の内容がいかに正しいかを解説するにとどまっている。」と批判している。
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