ロードレース世界選手権開幕とは? わかりやすく解説

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ロードレース世界選手権開幕 (1949年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/13 08:16 UTC 版)

ロードレース世界選手権の沿革」の記事における「ロードレース世界選手権開幕 (1949年)」の解説

1904年 - FIMの前身FICMが発足 FIM前身組織であるFICMが1904年発足する1912年 - FICMが再発足 FICMが1912年再発足する。 1948年 - FICMがロードレース世界選手権開催を議決 FICMがヨーロッパ各国行われていたロードレース世界選手権化することを議決し1949年からロードレース世界選手権開催決定する1949年 - ロードレース世界選手権開幕 FIM発足しロードレース世界選手権WGP)が開幕する今シーズンWGP開催国次の6ヶ国である。イギリスGP/マン島TT(マウンテン・コース)、スイスGP(ブレガルテン)、オランダGP/ダッチTTアッセン)、ベルギーGPスパ・フランコルシャン)、アルスターGPアルスターダンドロッド)、イタリアGPモンツァ)。レースエンジン排気量別に次の4クラス分けて行われる -- 500cc、350cc、250cc125cc主なレギュレーションは、自然吸気エンジンとし、過給機使用禁止される第二次世界大戦前ロードレースではメーカー間の高速化競争激しくそのような事態が再び起こることを抑制するために過給機禁止したまた、マシンにはネイキッド・バイクもあるが、AJSのようにステアリングヘッドのトップブリッジに小さなスクリーン装備したマシンもある。このような小さなスクリーン1937年ノートンで既に使用されている。 1950年 - 1951年 - 1952年 - 1953年 - BMWがロードレース世界選手権に復帰 BMWWGP復帰するが、そのバイクフルカウル装備していた。 1954年 - ノートンが撤退を発表、本田宗一郎がマン島TTレースを視察 ノートン今シーズン最後にワークス活動停止しまた、フルカウルストリームライニング)に反対する声明発表する今シーズンは、各メーカーマシンフルカウルハーフカウル装備するうになるフルカウル ハーフカウル 本田宗一郎3月マン島TTレースイギリスGP出場宣言し6月マン島TTレース視察する1955年 - 1956年 - ジョン・サーティース 500ccクラス世界チャンピオン、鈴木俊三 ヨーロッパ視察 ジョン・サーティースMVアグスタ)が500ccクラス世界チャンピオンになる。サーティースにとって初めての500ccクラスタイトルの獲得である。その後MVアグスタ駆り1958年から1960年の3シーズン連覇し、500ccクラス4度世界チャンピオンになり、そして1964年には4輪F1世界選手権でもフェラーリ駆って世界チャンピオンになる。 スズキ鈴木俊三専務(後の2代目社長)がバイク業界視察団長としてヨーロッパ視察する1957年 - 主要メーカーが撤退を発表 今シーズン最後にモト・グッツィジレラAJSベロセットマチレスなどがワークス活動停止した1958年 - フルカウル禁止、500ccクラス MVアグスタの17連覇開始、ホンダの荒川テストコース完成 今シーズンからカウリング形状としてフルカウル禁止となり、ハーフカウルドルフィン型)のみが承認されることになり、各チームハーフカウル採用するフルカウルは、ストリームライニングStreamlining)と呼ばれる前輪から後輪まで覆う形状をしており、空気抵抗少なく直線ではスピード伸びるが、当時ブレーキ性能は、トップスピードからのフルブレーキングに耐える耐久性制動力十分なものではなく、そのためブレーキメーカーはブレーキライニング材質選定緻密な計算要したライダー貧弱なブレーキ性能を補うためのライディング編み出しマシン走らせた。しかし、フルカウル横風に弱く危険であり、また、当時タコメーター表示にはタイムラグがあったために実際エンジン回転数タコメーター表示一致しておらず、その上風圧受けないためにライダースピード感覚鈍ってしまい、常識では考えられない事故多発するようになったこのためFIMフルカウル禁止することにした。ハーフカウルは、前輪は覆わず、ハンドルやステアリングヘッド、エンジンクランクケースなどを覆う。現在のGPマシンカウリングハーフカウルである。今シーズンからハーフカウルとなったため、平均速度は昨シーズンフルカウル時代より落ちたが、その差は1km/hに満たなかった。初期には最高速度挑戦するためのスピードブレーカーのようにマシンライダー覆ってしまう形状カウリング試作されたが、FIMがこの形状カウリング使用禁止したため、レースでは使用されなかった。 500ccクラスでは、MVアグスタ空冷DOHC直列4気筒)を駆るジョン・サーティース2度目世界チャンピオンになり、以後1974年まで500ccクラスライダー選手権MVアグスタ駆るライダがーが制覇するホンダ荒川テストコース舗装路)が完成した。これによって舗装路でのマシン開発可能になる

※この「ロードレース世界選手権開幕 (1949年)」の解説は、「ロードレース世界選手権の沿革」の解説の一部です。
「ロードレース世界選手権開幕 (1949年)」を含む「ロードレース世界選手権の沿革」の記事については、「ロードレース世界選手権の沿革」の概要を参照ください。

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