ロシアでの登場人物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 02:38 UTC 版)
「ゴールデンカムイ」の記事における「ロシアでの登場人物」の解説
ソフィア・ゴールデンハンド(ロシア語: София Золотая Рука) 声 - 斉藤貴美子、湯屋敦子(若い頃) パルチザンのリーダー。前歯がすきっ歯の大柄な年配の女性。義賊でもあり、法廷でつけられた「黄金の手(ゴールデンハンド) 」の愛称で呼ばれ、その豪胆さに心酔した男たちも多い。剛腕の持ち主でもあり、拳のみで戦う事が多い。 ウイルクやキロランケが実行犯だったアレクサンドル2世暗殺事件の首謀者だが、証拠がないため処刑されておらず、アレクサンドロフスカヤ監獄(通称・亜港監獄)に収監されている。 元はロシア貴族出身で、ロシア語のほかフランス語と片言の日本語を喋る。若い頃の容姿は現在とは似ても似つかぬ細身の美女であった。 ヴァシリ(ロシア語: Васи́лий) 声 - 梅原裕一郎 ロシアの狙撃兵、樺太の国境警備隊。金髪碧眼。日露戦争時の戦友であるイリヤ(声 - 堀総士郎)らとともにアレクサンドル2世暗殺の実行犯であるユルバルス(キロランケ)を待ち構えていた。装備はモシン・ナガン小銃。その腕は確かで200m離れた場所から人間の頭部を狙撃している。 尾形との狙撃戦に敗れ、顎を撃たれた。この負傷により、以降うまく喋れなくなり、顎傷を隠すため頭巾を被っている。絵が上手く、字の代わりに絵を使って杉元と会話する場面もある。 尾形との再戦を望んでおり、脱走兵となる。日本に不法入国し、尾形をおびき出そうと敷香で白石を狙撃するが、その狙撃技術から尾形だと思い込んで強襲してきた杉元に無力化された後、ロシア語話者の月島から現状を説明される。結局、杉元らのもとに尾形が現れることを見込んで勝手に同行するようになり、その後杉元らが他勢力と合流・離脱しても構わずついてきている。当人が喋れないせいもあって名前が知られておらず、「頭巾ちゃん」と呼ばれている。 スヴェトラーナ(ロシア語: Светлана) 声 - 渡辺弥咲 ロシア人の若い女性。樺太でホワイトアウトにあった先遣隊が辿りついた燈台守夫妻の娘。日露戦争で日本軍がやってくる以前、ロシア軍脱走兵が燈台に来てしばらくすると行方不明になってしまった。燈台 のおかげで命拾いした杉元が「お礼に」と捜索を約束し、アシㇼパの写真と交換で写真を預かった。 亜港監獄に収監されており、ソフィアからサンクトペテルブルク(ロシア帝国首都)の話を聞きたがっている。夫妻は「連れていかれた」と思っていたが、実際は燈台を訪れたロシア軍脱走兵と逃避行し、二人で強盗したため捕まり、監獄に収監されていた。そのため親に見せる顔がないと思っており、連絡もしていなかった。ソフィアが脱獄した際にどさくさに紛れて脱獄し、流氷上で座り込んでいるところを月島に保護された。 何もない島での退屈な暮らしに嫌気がさし、都会に行きたかったと語っている。月島に説得されてからは両親に手紙を書き、「成り上がって両親を呼び寄せたい」と言い、大陸に向かう岩息と同行する事にした。その後、大陸で彼と共に大冒険を繰り広げることが示唆されている。 長谷川 幸一(はせがわ こういち) 声 - 中野泰佑 ウラジオストクの日本人街から離れた場所で長谷川写真館を営む眼鏡をかけた青年。ロシア語に堪能でロシア人の妻・フィーナ(声 - Lynn)と娘・オリガ(ロシア語: Ольга、ラテン文字転写: Olga)を持つ。樺太に渡る以前のウイルク・キロランケ・ソフィアに依頼され、3人に日本語を教えることとなった。長谷川はウイルクを大久保利通、キロランケを木戸孝允、ソフィアを西郷隆盛の「維新の三傑」に例えている。別れるまでウイルクたちの正体に薄々勘付いていながらも関係を続けた。 実際は日本陸軍のスパイであった。ロシア側に身元がバレ、オフラーナとの銃撃戦になり、妻子を失う。妻子の命を奪った銃弾がウイルクのものであったことに気づいている。長谷川幸一は偽名であり、その正体は鶴見篤四郎。
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