リマスター版追加要素
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/12 00:09 UTC 版)
「ロマンシング サ・ガ3」の記事における「リマスター版追加要素」の解説
引継ぎ ニューゲーム時に既存のセーブデータから状態を引き継げる。クリアデータ限定などの制限はなく、いつでも実行できる。 遺物などのイベントアイテムを除く全所持品・所持金・ブラックを除く全キャラクターの成長データ(WP・JP・技&術レベル)・マスコンバットの陣形&戦術・トレードの総資金&総資産&かけひき技(フルブライト演説を除く)・陣形・極意化した技・四魔貴族撃破で解禁されるもの以外の習得済みの術を引き継げる。左記の例外の他には、HP・極意化していない習得技・トレードの所有物件&グループ技・預金・国庫・工房の開発状況は引き継がれない。また、ブラックの成長データ&習得済みの術は、引き継ぎの仕様が他のキャラクターと異なるため、直接引き継がれることはない。 引き継いだアイテムはすべて倉庫に送られる。その為、同じ装備品を10個以上引き継ぐことはできない。 ハーマン/ブラックのデータ引き継ぎ ハーマンとブラックは、キャラクターの設定上同一人物だが、内部データ上では別々のキャラクターとして扱われている。イベント及びシステムの仕様上、ハーマンのデータ(HP・WP・JP・技&術レベル・装備品・習得済みの技・術)がブラックのデータに直接引き継がれているように見えるが、実際はハーマンが離脱・ブラックが加入した際に、データをそのまま書き写す形で上書き処理が行われている。2人のデータは互いに共有していないため、ブラック加入後のハーマンのデータは離脱時の状態を維持したままとなる(離脱後のハーマンのデータは、得意分野の自動成長が行われることもある)。そのため、ブラックを直接育ててもハーマンのデータに反映されることはない上に、データの上書きが一方的になっていることが原因で、ブラックのデータを直接引き継ぐことは不可能となっている(1周目のデータで、ハーマンの剣・大剣レベル35の状態でフォルネウス(幻影)を倒した場合、ハーマンとブラックが入れ替わり、ハーマンのデータはそのままブラックのデータに上書きされる形で引き継がれる。ブラックの剣・大剣レベルを35から45まで上げたデータを引き継いで2周目を開始した場合、ハーマンの剣・大剣レベルは35から全く変化していないため、ブラックの剣・大剣レベル45がハーマンに直接反映されることはない。ハーマンの剣・大剣レベルを35から40まで上げてフォルネウス(幻影)を倒すと、ブラックの剣・大剣レベル45が40に上書きされてしまう。ただし、ハーマンの剣・大剣レベル35を50まで上げれば、ブラックの剣・大剣レベル45は50に上書きされることになる)。 既述の通り、ブラックの成長データと習得済みの術を引き継ぎしたい場合、ハーマンの時に育成・習得させる形で補う必要がある。 データの上書きを利用したハーマンの装備品増殖裏技が発見されている(ブラック加入時の装備品がハーマンの装備品と一緒なのは、データの上書きが原因のため)。増やしたい装備品をハーマンに装備させた状態でフォルネウス(幻影)を倒してセーブ、「ニューゲーム+」でデータを引き継いで同様の手順を繰り返せば、倉庫の上限を越えない限り装備品を複数増やすことが可能。ハーマンが離脱した時点で、彼の装備品は2つに増殖されているが、元となる彼の装備品は持ち逃げ状態となるため、その周回プレイでは直接回収することは不可能(倉庫に入っていない上に、ハーマンが永久離脱したことにより仲間にする手段が無いため)。データを引き継ぎして倉庫から回収する必要がある。 暗闇の迷宮 ミューズの悪夢イベントクリア後に解禁される新ダンジョン。 後悔の念が集まっており、迷宮内でその念を集めることでその念に基づくありえない可能性を垣間見ることができる。それはあくまで白昼夢に過ぎないが、ある程度の実在性を伴う。しかし、迷宮には強力過ぎるが故に存在を封じられた魔物も眠っている。それらは実体を持たないため迷宮内に登場することはないが、この魔物は夢の中であれば力を振るうことができ、自身の依り代である夢の源流である後悔を絶やすことを許さない。 最奥部を除けば4つの領域があり、それぞれ5つのマップで構築される。それらは半分以上が暗がりとなっており、手探りで道を探さないといけない。正解のルートは上記の「後悔の念」に当たるメッセージが表示され、これを辿ることが念を集めるということになる。なお、3番目以降は四魔貴族をすべて撃破しないと進むことはできない。 迷宮内には各領域に4種類ずつのシンボルが、決まった組み合わせの編成で徘徊している。これらは実際の敵レベルとは無関係なため、早々に強力な敵と戦うことができる。ただし、イベントでのみ登場する敵は出現しない。シンボルは決まったルートを延々移動しており、接近しても追跡してくることはない。また、背後からやダッシュで接触しても一切影響なく戦闘が開始する。通常エンカウントで遭遇が非常に困難だった敵と確実に戦えるようになったため、レアドロップを狙いやすくなった(例・亡霊系最上位の明王が落とす降魔の剣、水棲系最上位のゼラビートルが落とす水心の爪・水鏡の盾)。 5マップ目には後悔の念の元となる人物の姿があり、話しかけるとイベント後にボス戦となる。勝利することで、ハリードを強化できる首飾り、WP・JPが半減する指輪、非常に貴重な「死のかけら」が入手できる。また、一部ではこのボスからしか入手できない貴重な装備もある。ボス撃破後にはマップ上部のワープゾーンが機能するようになり、奥に進めるようになる。また、このワープゾーンは中継地点も兼ねる。 最奥部は明るい単調なマップで、すぐボス戦となる。撃破後はイベントが発生し、極意の習得率が上がる指輪が手に入る。なお、撃破後のイベントはサラ主人公・ハリード・トーマス・エレン・ユリアン加入によって会話が追加される。
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