ユウサリの住人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 06:09 UTC 版)
シルベット・スエード 声 - 水樹奈々 ゴーシュの妹。12歳。ユウサリで暮らしている。料理が下手で兄と同じ味覚音痴。生まれつき両足が不自由で、木製の車椅子に座って生活している。「車椅子の女豹」を自称する。ラグと同じく「瞬きの日」に生まれた。 母親(シルベット)は彼女を生んだ時に死亡し、瞬きの日の光によって母親の記憶を失ったゴーシュによって同じ名前を付けられた。 初めてラグと対面した時に、ゴーシュが残した「夜想曲(ノクターン)第二十番」をラグに託す。現在はラグとニッチに「必ず帰ってくること」を約束に元々ゴーシュの部屋だった場所に住まわせている。 しっかり者で気の強い所があるが、実はラグと同じくらい泣き虫であり、似た者同士。人形を作る仕事をしていて、夜想道の「カタン」という店で販売されている。 Dr.サンダーランドJr. / アーロン・サンダーランドJr. 声 - 石川英郎 アンバーグラウンド生物化学諮問機関第三課所属のヘッド博士(ドクター)であり、世界科学班のヘッド博士(ドクター)Dr.サンダーランドの息子。副業でハチノス医療班の医師も勤めており、右目に眼帯をしている。 主に疫病に関しての研究をしており、病死した動物を拾っては研究材料にするためユウサリ中央の住人から「死骸博士」の通称で気味悪がられているが、その一方で動物達の墓を作り丁寧に葬るなど心優しい一面も持つ。典型的な科学者気質。珍しい生物を見つけるとすぐに解剖しようとする悪癖がある。専用研究室は感染を防ぐため、直属の部下でさえ入室は禁じられており、BEE達は死骸博士のヘルズ・キッチン(解剖場)と呼んでいる。ザジ曰く、「世界中の誰よりもきっと解剖が好き」。ラグ、ニッチ、ステーキを三体セットで解剖したがっている。 かつてゴーシュとは親しい仲で理解者だった。またゴーシュの行方を追うため異教徒(反政府派)の多い町「ハニー・ウォーターズ」の"精霊になれなかった者"へのテガミをラグに託す。 瞬きの日に墜落した飛行船の乗組員の一人だったが、事故の記憶を右目と共に人工太陽に奪われた。 Dr.サンダーランド 声 - 樫井笙人 Dr.サンダーランドJr.の父親で世界科学班のヘッド博士(ドクター)。サンダーランドJr.登場前から単行本のおまけで1巻から登場しているのだが、本編に1度も登場していない。主に各巻に登場した重要事項の解説を行う。 関西弁でノリの良い性格。本編に自分が登場していない事をネタにしている。本編に登場したがっている。 容姿がガラードと似ており、ガラード登場予告を自分の登場予告と勘違いしたことがある。やや斜視。アニメ1期の番外編でも、テガミバチ学園にしか登場していない。 最終巻でもおまけに登場するが、本編内では既に死亡している事が明らかになりショックを受けていた。 ハント&サラ 声 - 千葉進歩(ハント)、小松由佳(サラ) 「精霊になれなかった者」を自称しハニー・ウォーターズで反政府運動者として活動している夫妻。ハントは21歳で、サラは20歳。ハントの身体はニッチのように鋭いかぎ爪になっており、サラはそれを政府の実験失敗によるものだと公言しているが、実際には政府とは無関係の偽物。 ある見世物小屋に2人がいた頃、ハントが死んだ猛獣の腕を付け替えて見世物になることを条件にサラが売られるのを阻止した事が真実である(サラはこの事を知っていたが、ハントと一緒にいたいがために気づかないフリをしていた)。真実を知られたことでハニー・ウォーターズでの居場所を失い、ラグ達の計らいでユウサリに移住する。ハントはサンダーランドJrの助手として、サラは職業斡旋所の職員になって幸福な生活を送っている。 アン・グラード 声 - 喜多村英梨 ハニーウォーターズに住む14歳の少女。かつて父(声 - 松岡大介)を鎧虫に殺されていて、「鎧虫はテガミバチが連れてくる」というハントとサラの演説が嘘だと気付いている。 町の住人の5年分のテガミを保管していて、それらをラグへ託そうとしていた。自分より2歳年下のラグはまだ子供だと少しませた所がある。ザジに少し気がある様子。 ゴベーニ夫妻 声 - 天田益男(ジェイコブ)、山下亜矢香(サンドラ) ユウサリ中央の夜想道で武器とパンの店「シナーズ」を営んでいる夫婦。子供がいたが、既に亡くなっている。 夫ジェイコブは熊のような体格をしていて豪快な性格。妻サンドラは気が強く、子供好き。 元々は代々政府公認で心弾銃を取り扱う武器屋だったが、武器がさっぱり売れなくなったことで生計を立てるためにパン屋稼業を始めた。現在はユウサリで人気のパン屋と知られており、武器商売は縮小傾向にある。ガラードやゴーシュなどといった優秀と言われているBEEと面識があり武器屋としての腕前は確かなようである。 マナ・ジョーンズ 声 - 井上麻里奈 アニメオリジナルキャラクター。ハチノスで花や薬草のポプリを使った休憩室を管理している盲目の女性。数年前、中々研究の成果が伸びず悩んでいた際に事故で視力を失い、解雇されかけた所をゴーシュとサンダーランドJr.の活躍により今の仕事を得た。
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