モッパン
「モッパン」とは・「モッパン」の意味
「モッパン」は、YouTubeをはじめとする動画共有SNSなどに投稿されている「食事動画」、つまり食事の様子を撮影した動画のことである。「モッパン」は韓国語(朝鮮語)の「먹방」の日本語的な聞こえ方をカタカナ表記した言葉である。つまり、「モッパン」は韓国語に由来する表現である。
モッパンはなぜ人気なのか
「モッパン」は動画コンテンツのジャンルとして一定の人気を博している。その主な理由としては、「豪快な食べっぷりが見ていて気持ちいい」「人気グループのメンバー同士の貴重な食事風景が見られる」などの理由が挙げられる。「モッパン」と「ASMR」の違い
「モッパン」と「ASMR」は、ともに「視聴覚を通じて感覚が刺激され快感が得られる」という点で類似性がある。ASMR(Autonomous Sensory Meridian Response)は主に聴覚的な刺激を通じて気持ちよさが引き出されるコンテンツのことである、食事風景を想起される音(たとえば咀嚼音)に特化したASMRもある。
端的にいえば、ASMRは音(聴覚)を主要な表現手段とするコンテンツである。モッパンは絵面(視覚)に重点を置いたコンテンツといえる。
「モッパン」と「ヌッパン」の違い
「モッパン」と似たような響きの言葉に「ヌッパン」がある。「ヌッパン」も韓国語に由来する言葉で、「横になりながらの放送」くらいの意味合いの語である。韓国アイドルなどの配信する動画のうち、出演者が部屋着やパジャマ姿で寝転がりながらゆるく配信する動画などのことである。推しの私生活や素に近い姿が垣間見えるコンテンツとしてファンからの人気は高い。
「モッパン」の語源・由来
モッパンの語源は韓国語の食べるという意味がある「モク」と、放送の意味の「パンソン」が組み合わさって出来た。韓国で2010年頃から広まった言葉で、そこからインターネットの生配信サービスなどでコンテンツを発表する人が増えていった。≪韓国語≫モッパン
韓国語「モッパン」とは、「モッパン」の意味
モッパンとは、直訳すると「食べる放送」という意味の若者言葉である。主にYouTubeなどの動画サイトで使われることが多い。文字通り「物を食べる動画」のタイトルや説明文などに表記されることが多く、そのため「食べ物を食べるシーン」という意味で使われる場合もある。日本語で言うところの「食レポ」に近しい意味を持ち、日本の動画のタイトルや説明文にも使われていることがある。正式名称は「먹는 방송(モンヌン バンソン)」で、먹는(モクヌン)は「食べる」、방송(バンソン)は「放送」という意味を持ち、この2つを組み合わせた単語が먹방(モッパン)である。ちなみに「먹(モク)」が「モン」になるのは、「는(ヌン)」と合わさることで韓国語特有の発音変化が起こるためである。モッパンの由来は、韓国俳優であるハ・ジョンウ氏が出演した映画『悪いやつら』内での食事シーンが元になっている。ハ・ジョンウ氏の食事シーンの演技は豪快かつ個性的なもので、その印象的なシーンを見た韓国の若者たちがモッパンという造語を生み出した。このモッパンという単語は2008年に韓国のライブストリーミングプラットフォーム「AfreecaTV」で使われ始め、その後2009年頃から韓国の他の動画サイト内でも流行りだした。2010年には日本の動画サイトにも広まっていき、YouTuberなどの日本のインフルエンサーもモッパンという単語を取り入れた動画を出し始める。そして2020年にはイギリスの流行語大賞トップ10に入るほど、若者を中心にグローバルな単語として世界各国で使われている。
近年では「食べる放送」や「食べ物を食べるシーン」という意味だけでなく、動詞として使う文化もある。例えば「昨日トッポギをたくさん食べた」という文章は韓国だと「떡볶이를 많이 먹었다 (トッポッキルルマニモゴッタ)」と表現するのだが、モッパンを使った表現だと「어제 떡볶이 먹방했다(オジェトッポッキモッパンヘッタ)」となる。「たくさん食べた」という文を「たくさんモッパンした(먹방했다)」という言葉で表現している。
韓国語「モッパン」のハングル表記
먹방韓国語「モッパン」の発音
먹방(モッパン)は英語表記にすると[MUKBANG]となり、これを発音すると「モクバン」になるのだが、韓国語で流暢に話すと「モッパン」と聞こえるため、そのように発音することが主流になっている。モッパンのアクセントは、日本語でいうところの「一旦」や「両端」に近く、モッパンの「パン」が少し上がるような発音になっている。しかし「モクバン」と読む場合もあり、英語で伝える場合などは「モクバン」と発音する。モッパン
モッパン(韓国語)の意味
モッパン(먹방)は韓国語において「出演者が飲食をする様子を配信する動画コンテンツ」を指す語。テレビで放送されている番組や、YouTubeなどのソーシャルメディアで配信されている動画などを指す。モッパンの語源
モッパンは、「食べる」という意味をあらわす「モクダ(먹다)」と、「放送」という意味をあらわす「バンソン(방송)」から作られた、造語の一種である。もともとは「悪いやつら(범죄와의 전쟁)」というタイトルの韓国映画における俳優ハ・ジョンウ(하정우)の飲べっぷりがあまりに素晴らしく、彼の飲食している姿が「モッパン」と呼ばれるようになった、という成り立ちが定説となっている。これが「食べる動画」ジャンルを広く指す語彙として用いられるようになったという。
モクバン
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モクバン(朝鮮語: 먹방、朝鮮語: [mʌk̚.p͈aŋ] ( 音声ファイル)、英語: mukbang, meokbang、モクパン、モッパン、ムクバン、マクバンとも)は、ホストが視聴者と交流しながら、大量の食べ物を食べるライブ形式のオンライン放送を指す。
通常、インターネットストリーム(アフリカTV、NaverTV、およびカカオTVなどのプラットフォーム)を介して行われ、2010年ごろから韓国で広がった。リアルタイムおよびインタラクティブの魅力に基づいて、この「飲み食いショー」は影響力を拡大しており、ユーザー間のアクティブな交流のための仮想コミュニティおよびプラットホームとしての役割を果たしている[1]。
語源
mukbang (meokbang) という単語は、「食べる」(モンヌン、먹는、meongneun)と「放送」(バンソン、방송、bangsong)を合わせた造語で、文字通り「食べる放送」である[2]。
歴史
2009年、モクバンは韓国の動画共有サービスアフリカTVから始まった。モクパンは、アメリカのエンターテインメントデュオ "The Fine Brothers"がそれに対する欧米の反応を示すビデオを作成したのち、より世界的な関心を集めるようになった。
歴史的背景
伝統的に韓国社会では、食事行動は単なる生命維持にとどまらず、生活や文化と密接に関係しており、健康維持と厳格なマナーにもとづく食文化を形成してきた。
しかし最近では、伝統的なアイデンティティーや主流の食文化から逸脱する「インターネット食文化(Mukbang)」の出現が注目を集めている。リアルタイムインターネットテレビは、最初に導入されたアフリカTV以来、地上波放送と同様にトレンドとなっており、そこで放映される食事ショーは、食材製作者や料理人の魅力に焦点を合わせている。各放送でホストはオンラインチャットルームを介して、視聴者と対話する。また、製作費が地上波の娯楽番組よりも低く抑えられるため、ショー番組はネット放送会社にとって、効果的な番組となっている。
ショーの人気の高まりとともに、主催者はオンラインでの恩恵を受けるための有効な方法を導入した。寄付を受け入れ、広告ネットワークと提携することで、ホストは「モクバン」を通じて収益を生み出すことが可能になった。モクバンのストリーム放送の人気は韓国外でも広がっており、オンラインストリーマーは他の国々でその国独自のモクパンストリーム放送をおこなっている。 Twitchのようなプラットフォームでも、ソーシャルイーティングのような、新しいカテゴリを導入し、注目を集めた。一方で犬に適さない食事を与えるような事を行い、それを動物虐待だと指摘されることもある[3]。
事件・事故
2024年7月14日、中国で過激なモッパンで人気の潘晓婷(パン・シャオティン、24歳)がモッパン中に死亡。彼女は、胃出血して入院し、退院翌日から毎日10時間以上休みなく食事をすることにこだわり毎食10kg以上の食べ物を食べていた[4]。
脚注
- ^ 우리나라 최초의 '먹방'을 아세요? - The Hankook-Ilbo、2015年5月13日
- ^ モクバン、カルマビッチ、波動拳──ボーダレスなミームが増える理由 - Wired Japan、2018年12月30日
- ^ 【海外発!Breaking News】犬に無理やり唐辛子や弾けるキャンディーを与える「食べる放送」が物議(中国)
- ^ 一日10時間の“食べる放送”で「腹部変形、胃は悲鳴」 24歳女性がライブ配信中に死亡(中国) - Yahoo! JAPAN 2024年9月3日閲覧。
関連項目
モッパン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 14:12 UTC 版)
催涙弾の一種。中に発煙剤とコショウ、トウガラシ、山椒、煙草、砒霜、煤、石灰などが混ぜ合わせ仕込まれている。アニメ第2期、第24巻、第31巻、第44巻で登場。
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