ミシディア王国関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 09:58 UTC 版)
「FINAL FANTASY LOST STRANGER」の記事における「ミシディア王国関係者」の解説
サラ・ミシディアン ミシディア王家の王女。勝気で明るく真っ直ぐな性格。飼い猫である(ただし、譲られたばかりで未だに懐かれていない)ルカーンを探していた。情報屋でルカーンの情報を求めたものの、代価が「自身の情報のすべて」だったため断念した。同じく情報屋に門前払いされた正吾達に、大図書館に入る手伝いをするのと引き換えに、ルカーンを探すのを依頼した。町中では頭巾を被って正体を隠していた。彼女の存在をつけ狙うメーガス三姉妹から、正吾に逃してもらった事で彼等を信用し、その後王女殺害未遂犯の濡れ衣を着せられて囚われた正吾達を助けた。正吾達との出会いをきっかけにして、腐敗した王家の現状に向き合う事を決意。父王であるアルスに、次代の王になる事と正吾達が仲間である事を宣言し、正吾達に掛かった冤罪を晴らした。その後、サラ・ミシディアン自身と戦う事を決意してくれた正吾達に、ポケットマネーで装備を買い与えている。 メーガス三姉妹とは当初敵対し、殺されるのではないかと酷く怯えていたが、彼女たちの事情を知った際は「お友達から始めましょう!」と言い、姉妹の更生を買って出た。 ルカーン サラの飼い猫(であるが、譲られたばかりでサラに全く懐いていない)。その正体はTVゲーム「FINAL FANTASY」シリーズに登場するモンスター「ゲイラキャット」。ゲームでは凧を背負った空飛ぶ猫として描かれているが、異世界ではふつうの猫と見分けがつかない姿をしている。ただし、自分でハンガーや布を集めて凧を作る習性を持っており、飼い主であるサラを警戒して逃げ出したあと、街中のハンガーや洗濯物を盗んで時計塔で凧を作っていた。ゲームの時と同じく浮遊する魔法「レビテト」を使用可能。サラが時計塔より落ちた際には、レビテトを使ってサラを助けた。 アルス・ミシディアン ミシディアの国王を務める男性。かつては心やさしく聡明な人物で、腐敗していく国の未来を憂いており、娘であるサラからも尊敬されていた。しかし王妃の死を境に人が変わり、現在では腐敗した貴族達の言いなりとなっていた。王女殺害の未遂犯として正吾達が濡れ衣が着せられた際も、サラの言い分に耳を貸さず、貴族達に言われるがまま、正吾達を処刑を王命として下した。しかし、処刑場に現れたサラの心からの叫びを聞き、処刑の命令を取り下げる。 ガシュイーン ミシディアの近衛魔法騎士団の団長を務めるエレイン族の男性。眼鏡をかけている。厳格で融通が効かない性格で、お転婆なサラの言動に頭を痛めている。ミシディアの名家の跡取り息子と、異国の出身者の母親のあいだに生まれたハーフ。実家が母親の存在を認めず、幼い頃に引き離されたせいで、母親との思い出は極端に少ない。また血統主義に凝り固まったミシディアの貴族社会では、異国とのハーフであるため爪弾きになっていたが、その中で実力で成り上がった人物。母親はサラの侍女として働いており、母親がサラを刺客から守って死んだ際にも現場にいたが、母親を侮蔑したかのような態度を取ったため、サラから反感を持たれていた。実は若い頃自分の苦しみの元凶といえる存在として母親を憎んでいたが、誰よりも苦しみの渦中にいながら自身にやさしく微笑み掛けてくれた彼女を内心では気高い存在として尊敬している。その母親が命を懸けて守ったサラの事を何としてでも守る事を、彼自身の誇りとしており、カルコブリーナとの戦いでサラが危機に陥った際には躊躇わず身を呈して彼女を庇った。当初は正吾には警戒心を抱いていたが、カルコブリーナの戦いで共闘し、お互いに認め合う仲となる。 パロム ミシディアの宮廷魔道士。マルオーン族の男性。少年のような見た目をしており、ポロムとは双子の兄妹。サラの家庭教師を務めている。サラの行く末を案じており、腐敗を正すため敢えて険しい道を行こうとするサラを優しく諭しつつ、どの道を選んでもサラと共にあるという自分達の決意を伝えた。戦闘ではポロムと共に戦う。かなりの使い手で、幼い見た目に反して上級魔法すら使いこなす。ポロムと共に、TVゲーム『FINAL FANTASY IV』に登場する双子魔道士と同じ名前。 ポロム ミシディアの宮廷魔道士。マルオーン族の女性。少女のような見た目をしており、パロムとは双子の兄妹。サラの家庭教師を務めている。サラの行く末を案じており、腐敗を正すため敢えて険しい道を行こうとするサラを優しく諭しつつ、どの道を選んでもサラと共にあるという自分達の決意を伝えた。戦闘ではパロムと共に戦う。かなりの使い手で、幼い見た目に反して上級魔法すら使いこなす。パロムと共に、TVゲーム『FINAL FANTASY IV』に登場する双子魔道士と同じ名前をしている。 グリード・トレード 情報屋を営むマルオーン族の男性。白と黒のツートンカラーの髪に、モノクルをかけ、子供のような姿をしている。迷子の猫から伝説の魔法に関する事まで幅広い情報を扱っており、その情報の精度の高さもかなりのもの。ただし同時に金の亡者といわれるほどの守銭奴で、情報には相応以上の高い代償が求められる。その上好色的なところもある。そのため「強欲のグリード」と呼ばれる事もしばしばで、情報の質の高さは知れ渡っているが、利用する事を躊躇う人が多いほどである。 ボーゲン ミシディアの伯爵の男性。恰幅のよい髭面の老紳士で、非常に傲慢な性格をした現在の腐敗したミシディアを象徴するような人物。貧民階級のメーガス三姉妹を拾い教育を施した。しかしそれらは善意ではなく、自分の手駒を欲した行為で、彼女達に論文を書かせて自らの名前で発表していた。またメーガス三姉妹がテロリスト活動をしていると知りつつも、自らの別邸に匿って利用した結果彼女たちの性格を歪めた。大魔道士と謳われた先祖を持ち、実家の館の隠し部屋で、伝説の魔法「ホーリー」が記された先祖の手記を見つける。手記に施された封印を解除し、復活したホーリーの力でミシディア王家に取って代わる事を目論む。しかし、実はマグ達に蛇蝎の如く嫌われており、彼女に封印解除を依頼した際に、封印解除のために必要な眼球をえぐられ、大ケガを負う。その後、一命を取り留め、メーガス三姉妹をミシディア王家に告発するものの、逆に彼が犯行に関与していると疑われ、テロリストの主犯格として囚われるという自業自得の末路を辿った。
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