ヘルシャー帝国
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 01:22 UTC 版)
「ありふれた職業で世界最強」の記事における「ヘルシャー帝国」の解説
ガハルド・D・ヘルシャー ヘルシャー帝国皇帝。 短く切り上げた銀髪に鋭い碧眼、スマートだが極限に鍛えられ肉体を持つ偉丈夫。年齢は50歳を迎える手前なのだが、30歳後半にも見えるほどの若々しい風貌を持つ。皇帝らしくない豪放磊落な性格だが、実力至上主義の帝国皇帝に違わぬ実力を持つ。強い者に強欲で、たとえ亜人(兎人族)でも手元に置きたいほど。 ベヒモスを倒した光輝達“神の使徒”に興味を抱き、帝国の使者の護衛の一人に変装してハイリヒ王国に訪れ、光輝と腕試しして彼を圧倒する。この腕試しで光輝の精神的な未熟さを見抜き、「自分の理想で周りを殺すタイプ」「なまじ実力とカリスマがあるからタチが悪い」などと酷評し興味を失せた。一方で、早朝訓練をしていた雫を一目見て気に入り、愛人(面倒になるが側室、正妃でも構わないらしい)にしようとアプローチをかけている。 帝国に訪れたハジメと初めて対面した時、彼の規格外な強さと保有する強力なアーティファクトの脅威を見抜き興味を示す。一方で、雫と仲が良さそうな様子を見て、手を出すなよと釘を刺す。婚約パーティーで襲撃して来たハウリア族から最後まで戦っていたが、毒によって身体の自由を奪われたことで敗北する。カムから降伏を要求されて頑なに拒むが、バイアスや側近が容赦なく処刑され、無関係な国民の施設の爆破も辞さない過激さによってやむなく降伏し、“誓約の首輪”を付けられる。すぐに殺気立つ部下を宥め、帝都中の奴隷の亜人を解放し、フェアベルゲンに訪れて長老達に宣誓をした後、ハジメにゲートでぞんざいに帝城に送り返された。フェアベルゲンに向かう際に搭乗した飛空艇“フェルニル”を気に入り、ハジメに譲る様に交渉したが相手にされなかった。 バイアス・D・ヘルシャー ヘルシャー帝国皇太子。26歳。 正妃ではなく側室の子だが、決闘による実力で皇太子の座を掴んだ。粗暴で女癖も悪く、弱者を甚振る下劣な性格。実力で皇太子になっただけであるため、ガハルドから親としての愛情を受けていない。 リリアーナの婚約者でもあり、婚約パーティー前にリリアーナの控室に押し入って彼女を犯そうとしたが、ハジメの"アラクネ"によって阻止される。パーティーで襲撃して来たハウリア族に拘束され、ガハルドが降伏を拒んだために首を刎ねられて死亡する。 トレイシー・D・ヘルシャー ヘルシャー帝国皇女。 名前だけの登場であるが、ガハルド曰く「戦闘狂」とのこと。 Web版ではアフターストーリーで本格的に登場している。 グリッド・ハーフ 帝国軍第三連隊隊長。 かつてフェアベルゲンから逃げて来たハウリア族を襲い、シアの多くの家族を殺し連れ去った。 帝城に訪れたハジメ達を入口で出迎えた時にシアを発見し、彼女に帰ってこない部下について罵りながら尋問して連行しようとしたが、ハジメの物言いにやり込められて失敗した。 WEB版ではその後登場しないが、書籍版ではハウリア族の襲撃の際、部隊を率いてガハルドのもとに駆けつけようとしたが立ち塞がったシアに部下は全滅し、自身は命乞いするも叶わずシアによって空の彼方まで吹き飛ばされた。 ネディル 帝国警邏隊第四隊の元牢番。 ハジメとユエに城内の構造に関する情報を喋るまで股間スマッシュし、スマッシュされた股間を再生魔法で修復するという行為を繰り返す壮絶な拷問を受ける。 ベスタ ガハルドの側近。 ハウリア族の襲撃で処刑される。バイアスが処刑された時よりもガハルドが怒りを露わにしていたことから、相当の実力と信頼を得ていたことが窺える。
※この「ヘルシャー帝国」の解説は、「ありふれた職業で世界最強」の解説の一部です。
「ヘルシャー帝国」を含む「ありふれた職業で世界最強」の記事については、「ありふれた職業で世界最強」の概要を参照ください。
- ヘルシャー帝国のページへのリンク