パナソニックストレージバッテリーとは? わかりやすく解説

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GSユアサエナジー

(パナソニックストレージバッテリー から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/05 17:31 UTC 版)

株式会社GSユアサエナジー
GS Yuasa Energy Co.,Ltd.
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本
431-0452
静岡県湖西市境宿555番地
設立 2004年平成16年)10月1日
(パナソニック ストレージバッテリー株式会社)
業種 電気機器
法人番号 9080401009896
事業内容 自動車用鉛蓄電池の開発・生産・販売
代表者 根津和人(代表取締役社長)
資本金 38億5000万円
売上高
  • 382億5,900万円
(2025年3月期)[1]
営業利益
  • 36億7,500万円
(2025年3月期)[1]
経常利益
  • 37億4,500万円
(2025年3月期)[1]
純利益
  • 26億2,500万円
(2025年3月期)[1]
純資産
  • 218億9,700万円
(2025年3月期)[1]
総資産
  • 295億2,400万円
(2025年3月期)[1]
従業員数 418名(2013年10月現在)
決算期 毎年3月31日
主要株主 株式会社GSユアサ 85.1%
外部リンク www.gs-yuasa.com/gye/
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株式会社GSユアサエナジーGS Yuasa Energy Co.,Ltd.)は、自動車用鉛蓄電池のメーカーである。ジーエス・ユアサコーポレーション傘下のGSユアサの子会社。

旧社名はパナソニック ストレージバッテリー株式会社Panasonic Storage Battery Co., Ltd. )。松下電池工業(現 パナソニック株式会社)の同事業を元に独立した。パナソニック37事業部のひとつであった。

概要

パナソニックグループは戦前から蓄電池製造を手掛けており歴史のある事業であるが、最初から順調に事業化できたわけではない。社内や、買収した電池メーカーは乾電池についてのノウハウを持っていたが鉛蓄電池は経験がなく、当初は大学の研究者から指導を受けるなどしてノウハウを蓄積しながら事業を起こしていった。

グループの電池メーカー、松下電池工業から蓄電池部門が独立した。自動車用蓄電池は生産量の多くがOEM向けであるため、一般に広く知られているわけではないが国内シェアは20%以上。また、EV向け蓄電池も手掛けており、EVのフォークリフトにも採用された[2]

2016年平成28年)10月3日付でPSBの株式の大半をGSユアサに売却し、パナソニックグループから離脱した[3]。ただし、パナソニックブランドの自動車用蓄電池(およびそのOEMである出光ZAXIA)は引き続きGSユアサエナジーで製造される。

沿革

  • 1935年昭和10年) - ナショナル蓄電池株式会社を設立。
  • 1937年(昭和12年) - 蓄電池辻堂新工場を竣工。自動車用蓄電池を発売。
  • 1951年(昭和26年) - 蓄電池取引会NBSC(ナショナルバッテリーセールスチェーン)が発足。
  • 1956年(昭和31年) - 松下電器産業株式会社 蓄電池事業部が発足。
  • 1967年(昭和42年) - 小形シール鉛蓄電池を開発。
  • 1968年(昭和43年) - ナショナルタイ株式会社に蓄電池工場を開設。
  • 1975年(昭和50年) - 蓄電池事業部が浜名湖工場を竣工。
  • 1976年(昭和51年) - 日本初のカルシウムバッテリーを発売。
  • 1979年(昭和54年) - 松下電器産業の電池事業を元に、松下電池工業株式会社を設立。
  • 1985年(昭和60年) - 日本初の制御弁式バッテリーを発売。
  • 1986年(昭和61年) - 自動車用蓄電池の累計生産数が3千万個に達した。
  • 1996年平成8年) - ナショナルタイ株式会社の電池事業を元に、タイ松下バッテリー株式会社を設立。
  • 1997年(平成9年) - 瀋陽松下蓄電池有限公司がシール形鉛蓄電池の本格生産を開始。浜名湖工場で自動車用電池の累計生産数が一億個に達した。
  • 2003年(平成15年) - 松下電池工業と新神戸電機が鉛蓄電池事業分野の業務提携で合意。EV電池を事業化。
  • 2004年(平成16年) - 松下電池工業の鉛蓄電池事業を元に、パナソニック ストレージバッテリー株式会社を設立。
  • 2011年(平成23年) - 出光興産創業100周年記念バッテリー“ZAXIA”を発売(“CAOS”の兄弟モデルで出光ブランド)。
  • 2016年(平成28年) - パナソニックが株式の85.1%をGSユアサに売却、現商号に変更。

関連会社

脚注

外部リンク


パナソニック ストレージバッテリー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/02/09 00:50 UTC 版)

パナソニック ストレージバッテリー株式会社
Panasonic Storage Battery Co., Ltd.
種類 株式会社
市場情報 非上場
略称 PSB
本社所在地 日本
431-0452
静岡県湖西市境宿555番地
設立 2004年10月1日
業種 電気機器
事業内容 自動車用鉛蓄電池の開発・生産・販売
代表者 清水 信明(代表取締役社長)
資本金 20億円
従業員数 418名(2013年10月現在)
決算期 毎年3月31日
主要株主 パナソニック株式会社(100%)
外部リンク http://panasonic.co.jp/ec/psb/
テンプレートを表示

パナソニック ストレージバッテリー株式会社Panasonic Storage Battery Co., Ltd. )は、自動車用鉛蓄電池のメーカー。松下電池工業(現 パナソニック株式会社)の同事業を元に独立した。パナソニック37事業部のひとつ。

概要

パナソニックグループは戦前から蓄電池製造を手掛けており歴史のある事業であるが、最初からスムーズに事業化できたわけではない。社内や、買収した電池メーカーは乾電池についてのノウハウを持っていたが鉛蓄電池は経験がなく、当初は大学の研究者から指導を受けるなどしてノウハウを蓄積しながら事業を立ち上げていった。

グループの電池メーカー、松下電池工業から蓄電池部門が独立。自動車用蓄電池は生産量の多くがOEM向けであるため、一般に広く知られているわけではないが国内シェアは20%以上。また、EV向け蓄電池も手掛けており、EVのフォークリフトにも採用された[1]

2016年度第1四半期中にPSBの株式のほとんどをGSユアサに売却し、パナソニックグループから離脱することが決まった[2]

沿革

  • 1935年(昭和10年) - ナショナル蓄電池株式会社を設立。
  • 1937年(昭和12年) - 蓄電池辻堂新工場を竣工。自動車用蓄電池を発売。
  • 1951年(昭和26年) - 蓄電池取引会NBSC(ナショナルバッテリーセールスチェーン)が発足。
  • 1956年(昭和31年) - 松下電器産業株式会社 蓄電池事業部が発足。
  • 1967年(昭和42年) - 小形シール鉛蓄電池を開発。
  • 1968年(昭和43年) - ナショナルタイ株式会社に蓄電池工場を開設。
  • 1975年(昭和50年) - 蓄電池事業部が浜名湖工場を竣工。
  • 1976年(昭和51年) - 日本初のカルシウムバッテリーを発売。
  • 1979年(昭和54年) - 松下電器産業の電池事業を元に、松下電池工業株式会社を設立。
  • 1985年(昭和60年) - 日本初の制御弁式バッテリーを発売。
  • 1986年(昭和61年) - 自動車用蓄電池の累計生産数が3千万個に達した。
  • 1996年(平成8年) - ナショナルタイ株式会社の電池事業を元に、タイ松下バッテリー株式会社を設立。
  • 1997年(平成9年) - 瀋陽松下蓄電池有限公司がシール形鉛蓄電池の本格生産を開始。浜名湖工場で自動車用電池の累計生産数が一億個に達した。
  • 2003年(平成15年) - 松下電池工業と新神戸電機が鉛蓄電池事業分野の業務提携で合意。EV電池を事業化。
  • 2004年(平成16年) - 松下電池工業の鉛蓄電池事業を元に、パナソニック ストレージバッテリー株式会社を設立。
  • 2011年(平成23年) - 出光興産創業100周年記念バッテリー"ZAXIA"を発売。("CAOS"の兄弟モデルで出光ブランド。)

関連会社

  • パナソニック株式会社
    • 朝日乾電池株式会社
    • 辻中電化工業株式会社
    • パナソニック バッテリーエレクトロード株式会社
    • パナソニック バッテリーエンジニアリング株式会社
  • パナソニック バッテリータイ株式会社
  • パナソニック バッテリー台湾株式会社
  • パナソニック ストレージバッテリー瀋陽有限会社

外部リンク

脚注

  1. ^ パナソニック ストレージバッテリー - EV用制御弁式鉛蓄電池をフォークリフト業界に初納入
  2. ^ 鉛蓄電池事業の譲渡に関する基本合意についてパナソニックプレスリリース2015年10月29日

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