バイオライダー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 22:51 UTC 版)
「仮面ライダーBLACK (キャラクター)」の記事における「バイオライダー」の解説
『RX』第17話から登場する怒りの王子と水の王子の異名を持つ特殊形態。マリバロンの卑怯な策略により、茂と霞のジョーが処刑されそうになる中、ロボライダーでも脱出不可能な強力な電磁力を発生させる処刑室に閉じこめられた際、激しい怒りに呼応したキングストーンが齎した。青と銀、そして赤を基調としたボディカラーを特徴とし、胸の紋章は「R3」もしくは「RB」と読める形に変化している。テレビシリーズでの登場回数は19回。 身体が液体分子構造を有しており、弾丸やレーザーなどあらゆる物理攻撃、念力などの超能力も一切受け付けない。パワーは劣るが、腹部の赤い人工腹筋サブマッスルによって身軽で瞬発力を生かした素早い動きが可能となり、ロボライダーとは対照的な俊敏な戦法を得意とする。また、水中での活動時間が無制限という特性もあるが、これを生かす機会はなかった。頭部には様々な索敵機能が備わっており、汚濁した水中でも先を見通せるフレックスアイ、動植物の意志や生態を解析する額の中央ランプルミナスインジケータ、海中で威力を発揮する触角上のソナーアクアレーダーを持つ。 他の2形態に比べると熱攻撃に弱い。本編ではシャドームーンがシャドービームで周辺地面を高熱化させるという方法で、ゲル化しているバイオライダーにダメージを与え、変身解除させている。第45話では直接変身している。 デザイン画では変身ベルトのバックルも含めて金だったが、ベルト部分のみ銀に変更となった。 スーツアクターの岡元は、RXとの動きに変化をつけるため、液体をイメージした柔らかくしなやかな動きのアクションにしているという。 専用ツール バイオブレード 「バイオブレード!」と発声しベルトに手を当て、左腰付近で抜刀の仕種をすることで光の粒子を結晶化することで形成される細身の長剣。柄の上部にあるエネルギーチャージボタンを押すと、刀身に光エネルギーを纏わせ、切れ味を上昇させることや光エネルギーを変化させた破壊光線を切っ先から放つことが可能となる。刺突に優れるリボルケインに対して切断能力に優れ、リボルケインではめったに行われない剣戟や斬撃はおおむねこのバイオブレードで行う。敵の放ったビーム攻撃を吸収と反射させる場面もみられた。 終盤では液化状態から実体化した時点ですでに抜刀していて、そのまま間合いから斬撃を決める戦法も用いた。企画当初はバイオライダーは「忍者」というコンセプトで考えられていたため、小刀に似たデザインも描かれていた。柄の部分のみ意匠が施され、刀身自体はシンプルとなった。 必殺技や能力 バイオパンチ 秒間に50発以上のパンチを打ち込む。 バイオキック 超高速でキックを放つ。 バイオチョップ パワーとスピードを兼ね備えたチョップを放つ。 スパークカッター バイオブレードのエネルギーチャージボタンを押し、刀身に青く発光させた光エネルギーを纏わせ、逆袈裟に敵を両断する必殺技。止めの一撃として使用するほかに連続での斬撃も可能。第45話では霊界怪人軍団(8体)を全滅させている。技名の呼称は無い。 漫画『宇宙の11 仮面ライダー銀河大戦』ではゴッド将軍を刺さったバイオブレードで切り上げて倒した技がこう呼ばれた。 液化・ゲル化(バイオアタック) バイオライダー最大の特徴である、バイオフォームの体細胞組織を液体ないしはゲル状に変化させる能力。自在に宙を飛び回ることもできる。 液化しているために物理的な攻撃でその肉体を傷付けることは難しく、その特性を活かして敵の攻撃を回避する・僅かな隙間から脱出や潜入を行う・拘束状態から離脱するなどの使用法がある。また、身体を水の粒子のレベルにまで分解し、その状態から復元することも可能。 液化とゲル化はRXやロボライダーの状態からでも瞬時に可能。またゲル化からいきなりRXキックを放ち、そのままRXの姿になって戦うなど、特にバイオライダーへの変身を介さずとも自在にゲル化する描写がある。 この状態で宙を飛び回り、高速で敵に体当たりするバイオアタックは高い攻撃力を誇る。 抗体物質精製 体内に取り込んだ毒素の抗体物質を精製する能力。第18話では、この能力によってムサラビサラの毒に対する解毒剤を作り出した。 細胞融合 自らの身体を細胞レベルにまで分解して、通常の人間の細胞と一体化する能力。その人間に超人的な戦闘能力を与えることが可能。他人の身体を乗っ取る行為であるため人道的観点から使用を控えていたが、第36話にて卑劣なバルンボルンの企みを打ち破るために、プロボクサー沢田の了承を得て使用した。 ミクロ化 液化の後、等身大の敵の体内に侵入できるレベルまで身体を縮小することが可能。第45話にて、外部からの攻撃が一切通用しないグランザイラスを倒す最後の手段として使用。的場響子の能力と合わせたときのみ使用した。
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