トンガリとその家族
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/28 22:24 UTC 版)
「キテレツ大百科の登場人物」の記事における「トンガリとその家族」の解説
トンガリ(原作「公園の恐竜」ではコンチ) 面長でつり目なブタゴリラの腰巾着の一人。アニメでは名前がトンガリに固定されている。アニメ版 声 - 真夏竜吾(TVSP)→三ツ矢雄二 アニメではトンガリに名前が固定され、コンチの名前は原作のトンガリと一緒にいた名無しのキャラクターに使われている。 本名尖浩二(とんがり こうじ)、通称トンガリ・トンガラシ・トラガリ・僕ちゃん・浩二。身長140cm。 別荘を持つ資産家の御曹司。極度なマザコンで、何かにつけて「ママ〜」と叫んで泣く。みよ子同様勉強や運動が苦手な様子はない。マザコンで女々しい面があるが、塾や他の小学校の女の子と仲良くなったり、転校した五月と文通したりと抜け目がない面もある。五月が登場して以来、五月に夢中である。 1987年のTVSP版では完全なブタゴリラの腰巾着であり、金持ちぶりを自慢するなど生意気な振る舞いを取っていた。テレビアニメ版初期もその名残が残り、アニメ開始当時や前期は、キテレツ・コロ助と敵対する事が多かったが、シリーズの進行とともにキャラクターを変化させ、やがてブタゴリラのツッコミ役が定着し、キテレツ・コロ助とは良き友人として接する関係になった。博学な一面もあり、キテレツも感心させるほど。 母親の言うことには絶対服従で、夜遅くまで塾通いをしており、学校のクラスの成績はトップである。視力検査で仮性近視といわれてしまう。テレビゲーム、ミニ四駆など最新のオモチャを揃えていて、その腕前も達者である。 特技は絵であり、第316話では区の児童コンクールで入賞している。さらにその絵を鑑賞した銭湯の経営者から頼まれ、銭湯内の壁画にも挑戦した。漫画の才能にも恵まれており、小学5年生でありながら軽い気持ちで応募した作品が劇中雑誌のゲラゲラコミックに掲載されるなど、その漫画の才能は藤子・F・不二雄作品のキャラクターの中でも傑出している。絵柄やタッチは藤子・F・不二雄そのもの。 キテレツの発明品「前世探知機」によって自分の前世がゴキブリであることを知り、大ショックを受ける。長野県や伊豆などに何度か家出をしたこともある。 嫌いな野菜はピーマンで、トマトジュースも苦手。夢の中でキテレツの発明に対し「昔の焼き直ししかできない男」と痛烈な評価を下し、キテレツとコロ助の手によって天罰を受ける。コロ助同様日頃ブタゴリラには振り回されているが、物事はハッキリと言うタイプである。彼もまた余計な事を言い、キテレツやブタゴリラ等を怒らせる事がある。キテレツたちが遠出をする時はブタゴリラの策略でよく置いてけぼりにされる。ガールフレンドが複数おり、劇中の描写を見る限りではかなりモテるようである。 「百丈島」にトンガリ家の別荘が有り、作中では何度も登場する。自家用飛行機でこの島へ向かい、夏休みなどの休暇の度にここで過ごしている。 日頃からブタゴリラにいじめられてばかりで、そのストレスを発散させるためにブタゴリラと親に内緒でボクシングジムに通ってサンドバッグをブタゴリラに見立てて殴りまくりストレスを発散させていたが、キテレツたちにボクシングジムに通っていることを知られてしまう。コロ助も日頃からいじめられた分のストレスを発散させるためにトンガリと一緒にジムに通い出す。最終的にジムに通っていることを母親とブタゴリラに知られてジムをやめてしまう。ボクシングのセンスはいまひとつだった模様。高校卒業後は高尾大学に進学する。 『新キテレツ大百科』では顔が異なる。 幼稚園時代は「おもらしトンちゃん」と言われ、失禁癖は現在も直っていない様子。 235話ではマザコンから脱却し男らしくなるためにキテレツの道具で自信をつけようとしたが、自信が付き過ぎてしまい失敗に終わる。 コンチ(アニメ版) 原作では名前がなく、顔が丸いブタゴリラの腰巾着の一人。アニメ版 声 - 佐藤智恵→上村典子 ブタゴリラのもう1人の子分。本名は近藤(こんどう)。原作では名前が無く、アニメ化当初も名無しの状態が続いていたが、しばらく後に原作の他のキャラクターの名がつけられた。 元々、地味な少年であるが、アニメ版では前半期にはよく登場しブタゴリラ・トンガリと共にキテレツ・コロ助に敵対し悪さをしていたが、シリーズ中期におけるブタゴリラ・トンガリのキャラクターチェンジでトンガリがパートナーキャラになり大幅に出番が増えたのとは対照的に出番がなくなり影がさらに薄くなっていった。『ドラえもん』で言うとジャイアンたちの背景にいる「はる夫」・「安雄」の位置に立つ。キテレツの同級生キャラの中ではレギュラーキャラの次の位置についていた。トンガリと仲が良く、一緒に登場することがほとんどで単独で登場することが無く、メインで活躍したエピソードも無い。 アニメでは全話内でキテレツたちと共に学校関係以外の通常の旅に出かけたことが1度もない。なお、ほとんど出演することがなくなった後期でもアニメ313話ではキテレツ・トンガリと相部屋という形で久々に登場し、ブタゴリラから監視役を命じられるなど出番が与えられた。
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