チーム〈スピカ〉
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 06:18 UTC 版)
「ウマ娘 プリティーダービー (アニメ)」の記事における「チーム〈スピカ〉」の解説
第1期で主人公格のスペシャルウィークとサイレンススズカ、『Season 2』で主人公格のトウカイテイオーとメジロマックイーンらが所属する、新進気鋭のチーム。ボス的存在のゴールドシップを筆頭に気質に難のある「問題児」が集まっているが、その潜在能力は計り知れない。過去にはトレーナーの放任主義に反発したウマ娘が次々にチームを離脱した結果、所属するウマ娘がゴールドシップだけとなり、チーム存続が危ぶまれる時期もあった。チーム〈リギル〉を超えることを目標にしている。『Season 2』ではチームメンバーの数々の活躍により、他のチームから目標にされるまでになっている。 スペシャルウィーク 声 - 和氣あず未 第1期の主人公。北海道の田舎出身で、東府中駅の改札を出る際に自動改札機の使用方法を知らないほど都会に疎い。上京してトレセン学園に入学するまで他のウマ娘に一度も会ったことがなく、同年代の友達もいなかったため、初めて出会ったウマ娘のサイレンススズカに憧れ、特別視している。故郷で喋る際などに北海道弁が出る。 生みの母は彼女が生まれてしばらくしてすぐに死亡しており、その生みの母から「この子を立派なウマ娘に育てて欲しい」との遺言を受けた親友で人間のである育ての母(声 - 斉藤佑圭)からマンツーマンで厳しいトレーニングを受けて育った。将来の夢は、育ての母から言われた「日本一のウマ娘」。亡き生みの母と育ての母のどちらも「お母ちゃん」と呼んで慕っており、育ての母とは頻繁に手紙のやり取りをしている。 緊張しやすいが、明るく前向きな性格。また、天然で世間知らずなため人の言葉に騙される事もしばしば。大食いで、自室にはダンボールに入った大量の人参があり、食堂での食事シーンではかなりの量の白米やおかずが盛られている。 サイレンススズカと同じチームに入るために受けたチーム〈リギル〉の入部テストを兼ねた模擬レースでエルコンドルパサーに負けた後、トレーナーの指示を受けたゴールドシップらによって拉致同然に〈スピカ〉に連れて来られるが、同時期にサイレンススズカが〈スピカ〉に移籍したことで図らずも憧れの人とチームメイトになり、寮でも同室になる。サイレンススズカのことを当初は憧れの存在として見ていたが、いつしかライバルとして彼女と競い合い、互いに高め合いたいと思うようになる。 『BNWの誓い』では、駅伝ではBNWの「W」チームに所属し、第二走者を務めている。 サイレンススズカ 声 - 高野麻里佳 第1期のもう一人の主人公。スペシャルウィークの1年先輩。チーム〈リギル〉に所属していたが、徹頭徹尾管理するハナの指導方針とかみ合わず走ることにやりがいを見出せなくなり、走ることの楽しさを思い出すために〈スピカ〉に移籍する。レースを観ている人に夢を与えられるウマ娘になることを目標としている。 〈スピカ〉への移籍当初はもの静かで感情をあまり表に出さなかったが、寮で同室となったスペシャルウィークや他の〈スピカ〉のメンバーと関わりを持つ中で、次第に笑顔も見せるようになっていく。天皇賞(秋)のレース中に骨折してしまうが、スペシャルウィークとトレーナーの的確な対処によって一命を取り留め、1年を超えるリハビリの末にレースへの復帰を果たす。 『Season 2』ではアメリカへ遠征中だが、事あるごとにスペシャルウィークを通じて〈スピカ〉のメンバーをサポートしており、トウカイテイオーの復帰戦である有馬記念では帰国してレース場へと駆けつける。 トウカイテイオー 声 - Machico 〈スピカ〉のトレーナーから再三チーム入りを打診されても態度を保留していたが、ダンスの指導を依頼されたのを機に、最終的には楽しそうという理由で〈スピカ〉入りを決める。 『BNWの誓い』では、駅伝ではBNWの「W」チームに所属し、第六走者を務めている。 『Season 2』ではマックイーンと共に主人公を務める。シンボリルドルフと同じ無敗の三冠ウマ娘を目指すも、再三の故障や成績の浮き沈みなどで徐々に熱意をなくしていき、ついには引退を決意して練習を放棄する。しかし、ツインターボが不屈の精神で1着を決めたオールカマーを目の当たりにして自信を取り戻し、レース復帰に向けてリハビリに励むようになる。自身と同様に故障に苦しみ自信を喪失していたマックイーンを励ますべくリハビリに尽力し、復帰レースの有馬記念で有力ウマ娘たちとの接戦を制し勝利を飾る。 メジロマックイーン 声 - 大西沙織 トウカイテイオーとは同級生で、親友であると同時に最大のライバルでもある。ゴールドシップにやたらと絡まれており、〈スピカ〉への加入も「連れて来ないとパイルドライバーだ」とゴールドシップに脅されたトウカイテイオーによる連行がきっかけ。周囲からは特にゴールドシップとウマが合うと評されており、彼女に振り回されながら〈スピカ〉の色に染まりつつある。 『BNWの誓い』では、駅伝ではBNWの「B」チームに所属し、第六走者を務めている。 『Season 2』ではテイオーと同様、主人公を務める。天皇賞(春)ではテイオーと試合前からお互いに強く対抗意識を持ち、これに勝利する。翌年の天皇賞(春)ではライスシャワーに敗れるも、マックイーンの3連覇を阻んだために観客から落胆の声が上がる中、真っ先にライスに拍手を送り祝福した。しかしケガから復帰したテイオーとの再対決を目前に繋靭帯炎を発症。二度と走れなくなることに絶望して自暴自棄になるが、有馬記念で優勝して奇跡を起こすと誓ったテイオーに励まされたことで我に帰った。 ゴールドシップ 声 - 上田瞳 〈スピカ〉のチームメンバーでは最古参で、ダイワスカーレットとウオッカが入るまではチームメンバーは彼女ひとりだった。 自由気ままで、ウイニングライブでブレイクダンスをしたり、レース場にはしばしばルービックキューブを持ち込んだりしている。練習でも自己流を貫き、我が道を行くタイプ。移動に自身が「ゴルシちゃん号」と名付けたセグウェイを使用することもあり、トウカイテイオーが負傷した際には貸し出している。 メジロマックイーンにちょっかいを出す度に、自身がひどい目(主に目の部分)に遭うが、痛がるだけで身体は至って頑丈。また商売熱心で、人が集まりそうなイベントやファン感謝祭では食べ物の立ち売りや屋台を出している。 『BNWの誓い』では、駅伝ではBNWの「N」チームに所属し、第六走者を務める。 『Season2』でトウカイテイオーが復帰レースに向けてトレーニングを再開した際には一時的にチームのリーダーとなり、テイオーが再び負傷しすぐに降板となるものの、最終的にはチームリーダーとして落ち着く。 ウオッカ 声 - 大橋彩香 不真面目だが、ダイワスカーレットと対照的に常識人として描かれており、トレーナーにも丁寧語を使っている。 『BNWの誓い』では、駅伝ではBNWの「W」チームに所属し、第三走者を務めている。 ダイワスカーレット 声 - 木村千咲 ゲーム版と比べて自分勝手な性格が強調されており、勝手にメニューを変更したり、日直の仕事を放ってトレーニングをしたりしている。 『BNWの誓い』では、駅伝への参加を断るナリタタイシンを説得するために翻弄する。
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