カンテレ扇町スクエアとは? わかりやすく解説

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キッズプラザ大阪

(カンテレ扇町スクエア から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/28 02:37 UTC 版)

キッズプラザ大阪

施設情報
正式名称 一般財団法人大阪教育文化振興財団 キッズプラザ大阪
専門分野 児童のための科学館
事業主体 一般財団法人大阪市教育振興公社
管理運営 同上
開館 1997年7月10日
所在地 530-0025
大阪府大阪市北区扇町二丁目1番7号
位置 北緯34度42分16.91秒 東経135度30分36.96秒 / 北緯34.7046972度 東経135.5102667度 / 34.7046972; 135.5102667座標: 北緯34度42分16.91秒 東経135度30分36.96秒 / 北緯34.7046972度 東経135.5102667度 / 34.7046972; 135.5102667
プロジェクト:GLAM
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カンテレ扇町スクエア
情報
旧名称 扇町キッズパーク
用途 こども博物館放送局オフィス商業施設
旧用途 集会所、展示場、飲食、物販、事務所、テレビスタジオ[1]
設計者 安井建築設計事務所[1]
構造設計者 安井建築設計事務所[1]
施工 竹中工務店大林組住友建設鴻池組建設共同企業体
関西テレビ放送分 竹中工務店)[1]
建築主 大阪市北区扇町開発土地信託共同受託者(住友信託銀行大和銀行[1]
構造形式 RC造SRC造S造[1]
敷地面積 7,400.92 m² [1]
建築面積 5,569.13 m² [1]
延床面積 51,751.65 m² [1]
階数 地下2階、地上13階、塔屋1階[1]
高さ 95m[1]
エレベーター数 15基[1]
駐車台数 176台[1]
着工 1994年12月[1]
竣工 1997年3月[1]
所在地 530-0025
大阪府大阪市北区扇町二丁目1番7号
座標 北緯34度42分16.91秒 東経135度30分36.96秒 / 北緯34.7046972度 東経135.5102667度 / 34.7046972; 135.5102667 (カンテレ扇町スクエア)
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キッズプラザ大阪(キッズプラザおおさか)は、大阪府大阪市北区扇町二丁目に所在する、関西テレビ放送が本社を置く「カンテレ扇町スクエア」の低層部に入るチルドレンズ・ミュージアム児童館科学館。本項では入居するカンテレ扇町スクエアについても記載する。

概要

扇町キッズパークとしてオープン

1993年(平成5年)4月、大阪市が扇町公園近くの大阪市立工業研究所跡地に[2]、計画した児童文化情報センターのコンペで、児童テレビ番組を自主制作できるスタジオを備えるという住友信託銀行の案が優秀作に選ばれた[3]。コンペは市有地の土地信託事業としてアイデアを募ったもので、同行を中心に「大阪市北区扇町開発土地信託事業」として[3]、翌年12月に着工、1997年(平成9年)3月に竣工した。

扇町キッズパークは、こども施設の「キッズプラザ大阪」、飲食施設などの「キッズモール」、およびメディア施設の「関西テレビ」からなる複数の機能を内包する一体的複合施設としてオープン[1]。約7割は関西テレビが使用し[4]、1997年10月1日、同社は本社機能を北区西天満6丁目の旧本社[5]から移した。

カンテレ扇町スクエアに

2008年(平成20年)8月5日、土地信託事業からの撤退を進めていた大阪市は、住友信託銀行を通じ交渉を重ねた結果、テナントの関西テレビが扇町キッズパークを216億円で購入すると正式に発表した[6][7][8][9]

2013年(平成25年)11月1日、関西テレビは開局55周年記念事業の一環として、本社ビル1階の吹き抜け空間を番組収録ができるように改装オープンし、併せて、ビルの名称を「関テレ扇町スクエア」に改めた[10][11]。2015年3月30日、CI導入により表記を「カンテレ扇町スクエア」とした。

外観

扇町地区の核となり、大阪の新しいランドマークとなるシンボル性の高いデザイン、さらにこども施設と放送メディア施設が複合した情報発信基地としてふさわしいデザインを目指して外観デザインが決定されている[1]。2つの施設の複合をPC板ガラスの2層構造で明確に表現し、子供施設を表す低層部のPC版は、明るいグレーの濃淡のタイルにより格子状の壁面とし、巨大壁面をヒューマンなスケールに近づく工夫がされている[1]。またメディア施設を表す高層部のガラスは、ブルーの高性能熱線反射ガラスとし、自然や時の流れ映し出し大空と融合させて軽快感を与える配慮がされている[1]

キッズプラザ大阪

1997年7月10日開館。子どもたちが大好きな遊び体験を通して身近なことに新鮮な発見や驚きを感じる、子どものための博物館である。カンテレ扇町スクエアの建物内、1・3・4・5階に入居している。4階・5階の「こどもの街」エリアはオーストリアの芸術家フリーデンスライヒ・フンダートヴァッサーがデザインした[12]

扇町公園に隣接し、ミラーガラス張りの遊びのあるユニークなデザインは、扇町の一つの顔となっている。屋外にはクライミング用の遊具などが設置されていたが、後に立ち入り禁止となり、2011年(平成23年)3月までに撤去された。遊具跡地は野外カフェとして再整備されている。

  • 1階:「どんなもん階」
  • 3階:「つくろう階」、ミュージアムショップ「ネバーランド」
  • 4階:「あそぼう階」
  • 5階:「やってみる階」

この他、地下1階には飲食店のフロアが存在していたが、現在は閉鎖され、跡地は関西テレビの楽屋に改装されている。

テナント

オフィス

交通アクセス

鉄道

道路

周辺情報

関連項目

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s 「扇町キッズパーク(設計 安井建築設計事務所)」『近代建築』1997年10月号 p.61- 76.
  2. ^ 大阪市商工会議所Webサイト 天神橋筋商店街振興モデル事業計画
  3. ^ a b 「優秀作に住友信託銀行案 児童文化センターのコンペ」『朝日新聞』大阪朝刊 1993年4月25日
  4. ^ 「関テレに売却で合意 大阪市のキッズパーク」『産経新聞』大阪朝刊 2008年7月24日 総合3面
  5. ^ 移転後、旧本社社屋の名称を新たに「デジタルエイトビル」とした。
  6. ^ 「関テレ、216億円でキッズパーク購入へ」『産経新聞』大阪朝刊 2008年7月31日 第2社会面
  7. ^ “キッズパーク関テレに売却 大阪市、210億円で合意 YOMIURI ONLINE”. 読売新聞大阪本社. (2008年7月23日). オリジナルの2009年5月3日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20090503113732/http://osaka.yomiuri.co.jp/tokusyu/osaka_h/20080723kf01.htm 
  8. ^ 現社屋の購入について 関西テレビ放送 プレスリリース 2008年8月5日 [リンク切れ]
  9. ^ 北区扇町開発土地信託事業(キッズパーク)の売却について 大阪市契約管財局 報道発表資料 2008年8月6日 [リンク切れ]
  10. ^ 関西テレビ 平成25年秋季社長記者会見 平成25年10月31日 [リンク切れ]
  11. ^ 「関テレ1階を改装 「扇町スクエアに」番組収録やイベントも」『産経新聞』大阪朝刊 2013年11月2日 第4社会面
  12. ^ “大阪に国内で珍しい「子供博物館」(もっと関西) とことんサーチ”. 日本経済新聞. (2018年8月2日). https://www.nikkei.com/article/DGXMZO33673860R00C18A8AA2P00/ 2023年9月19日閲覧。 

外部リンク


カンテレ扇町スクエア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 09:07 UTC 版)

キッズプラザ大阪」の記事における「カンテレ扇町スクエア」の解説

1994年10月大阪市工業研究所跡地大阪市北区扇町開発土地信託事業として着工1997年6月竣工10月1日関西テレビ本社機能北区西天満6丁目のデジタルエイトビルから移転した開業当初は「扇町キッズパーク」という名称だったが、キッズパーク中核テナントである関西テレビが、2008年8月5日土地・建物土地信託事業共同受託者である、住友信託銀行(現:三井住友信託銀行)、りそな銀行(旧:大和銀行)から購入した2013年11月1日秋季社長記者会見にて開局55周年迎えることを機に建物名を「関テレ扇町スクエア」と改称1Fアトリウムのインタラクティブエリアの改築実施した2015年3月30日CI導入により表記を「カンテレ扇町スクエア」に変更した

※この「カンテレ扇町スクエア」の解説は、「キッズプラザ大阪」の解説の一部です。
「カンテレ扇町スクエア」を含む「キッズプラザ大阪」の記事については、「キッズプラザ大阪」の概要を参照ください。

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