サウスゲートビルディングとは? わかりやすく解説

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サウスゲートビルディング

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/06 03:34 UTC 版)

大阪ステーションシティ > サウスゲートビルディング
サウスゲートビルディング

施設情報
所在地 大阪府大阪市北区梅田三丁目1-1
座標 北緯34度42分6.2秒 東経135度29分47.1秒 / 北緯34.701722度 東経135.496417度 / 34.701722; 135.496417座標: 北緯34度42分6.2秒 東経135度29分47.1秒 / 北緯34.701722度 東経135.496417度 / 34.701722; 135.496417
状態 完成
建設期間 1979年 - 1983年
用途 百貨店、ホテル、診療所
地上高
屋上 122.3 m
最上階 27階
各種諸元
階数 地上27階、塔屋3階、地下4階
延床面積 138,537
エレベーター数 10数基以上
関連企業
設計 日本国有鉄道安井建築設計事務所
施工 大林組鹿島建設清水建設竹中工務店間組JV
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夜のサウスゲートビルディング(右側)
「アクティ大阪」時代の外観

サウスゲートビルディング (SOUTH GATE BUILDING) は、大阪駅南側にある駅ビル超高層ビルである。大阪駅に直結している。正式名称は大阪ターミナルビル(おおさかターミナルビル)で、JR西日本ステーションシティ株式会社がこれを管理・運営する。ノースゲートビルディングとともに巨大複合商業施設である大阪ステーションシティを構成している。

概要

百貨店シティホテルなどで構成される複合商業施設である。旧愛称は「アクティ大阪」(ACTY OSAKA)。1980年代初頭、大阪駅の再開発・拡充工事に伴い、中央口南側(阪神電気鉄道梅田駅がそばにある)に高さ122.3 m、地上27階、地下4階、総合面積にして138,537 m2の巨大なビルを建設し、1983年4月27日に開業した[1]。同ビルには百貨店の大丸梅田店(地下2 - 15階)とJR西日本ホテルズが運営するホテルグランヴィア大阪(1・19 - 26階・旧大阪ターミナルホテル)が出店。またレストラン街や最上階(27階)の展望フロア、クリニック、地下駐車場を併設し、一つの街という印象を持たせて建設されたという。

その後、大阪ステーションシティを含む「大阪駅開発プロジェクト」の一環で、既存のビル(27階建て・高さ122.3m)の南側に隣接する形で地上15階建て・高さ約70mのビルを増築し、2011年3月16日に開業、同時にビルの愛称を「サウスゲートビルディング」へ変更した。

増築後には、核テナント大丸の売り場面積は、増築前の面積約40,000 m2の1.6倍に当たる約64,000 m2に増床し、「ポケモンセンター」(2010年11月26日に先行開店)や「東急ハンズ」「ユニクロ」が出店し、既存部分を含めた大丸梅田店の全館グランドオープンが2011年4月19日に行われた[2]

新たに設置された橋上駅舎には3・4・6階からつながり、南側には「南ゲート広場」、15 - 17階には「太陽の広場」が設けられた。また、合わせて既存部の16階以上の高層階でも一部で改装が行われている。16階のレストランフロア「カジュアルダイニング」は、2011年2月19日に「うまいものプラザ」としてリニューアル開業した[3]。27階のスカイレストランと展望ロビーは同年2月28日で閉鎖され、翌2012年4月17日にホテルグランヴィア大阪のエグゼクティブフロアとしてオープンした[4][5]

主な入居施設

大丸梅田店

サウスゲートビルディングの核テナント。サウスゲートビルディングの地下2階 - 15階に入居しており、増築部にも出店している。これにより、同店の売場面積は約40,000m2から約64000m2へと大幅に増床されている。J.フロント リテイリングが進める「新百貨店モデル」の集大成となり、「ポケモンセンターオーサカ」「トミカショップ」(いずれも2010年11月26日に先行開店)のほか、「東急ハンズ」や「Nintendo OSAKA」などの大型テナントも出店している[6]。増築部は2011年3月2日の7階部分から順次開業し、同年3月16日に東急ハンズを除いた増床部が全面開業、そして同年4月19日に東急ハンズを含む全館がグランドオープンした[7]

ホテルグランヴィア大阪

サウスゲートビルディングの19 - 27階に入居しているJR西日本グループのシティホテルである。

アクティ大阪時代に存在した27階の「アクティ大阪 スカイレストラン・展望ロビー」は、翌2012年4月17日に当ホテルのエグゼクティブフロア「グランヴィアフロア」としてオープンした[8]

フロア構成

増床部 旧アクティ大阪部
20 - 27階 - ホテルグランヴィア大阪
19階 ホテルグランヴィア大阪
(フロント・レストラン)
18階 (機械室フロア)
17階 太陽の広場 総合クリニック
16階 太陽の広場 イチロクグルメ
15階 太陽の広場 大丸梅田店
14階 大丸エキウエダイニング 美食区
2 - 13階 大丸梅田店
1階 南ゲート広場 大丸梅田店
ホテルグランヴィア大阪
(カフェ)
地下1・2階 大丸梅田店「ごちそうパラダイス」
地下3・4階 地下駐車場

その他

  • 2007年9月20日に、来館者が7億人を突破した[9]
  • 当ビルの両端でバスターミナル・タクシー乗車場の整備、及び当ビル2階と梅田新歩道橋とを結ぶ歩道橋の建設が進められ、2016年に完成した[10]

脚注

  1. ^ “アクティ大阪 きょうオープン”. 交通新聞 (交通協力会): p. 1. (1983年4月27日) 
  2. ^ “JR大阪駅 サウスゲートビル 来年3月オープン 大丸梅田店は4月に全面開業”. サンケイビズ. (2010年10月21日). オリジナルの2010年10月21日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20101021130259/http://www.sankeibiz.jp/business/news/101021/bsd1010210011000-n1.htm 2011年2月15日閲覧。 
  3. ^ 平成23年2月19日(土曜日)アクティ大阪16階レストランフロアが「うまいものプラザ」としてリニューアルオープンします。”. 西日本旅客鉄道 (2011年2月9日). 2011年2月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年2月20日閲覧。
  4. ^ 2月定例社長会見(2011年2月22日時点のアーカイブ)」西日本旅客鉄道、2011年2月18日。
  5. ^ 大阪ステーションシティ サウスゲートビルディング 27階をホテル化へ 平成24年春 客室フロアとしてオープン(2011年2月23日時点のアーカイブ) - 西日本旅客鉄道、2011年2月18日。
  6. ^ 2011 年春、大丸梅田店は生まれ変わります。 大丸大阪・梅田店増床オープンについて” (PDF). J.フロント リテイリンググループ (2010年10月22日). 2010年11月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月20日閲覧。
  7. ^ 4月19日(火)全館グランドオープン” (PDF). J.フロント リテイリンググループ (2011年2月17日). 2011年3月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月20日閲覧。
  8. ^ グランヴィアフロアオープン”. ホテルグランヴィア大阪. 2012年4月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年4月18日閲覧。
  9. ^ 来館者7億人を突破 複合施設「アクティ大阪」”. 大阪日日新聞 (2007年9月21日). 2007年10月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2007年9月25日閲覧。
  10. ^ 大阪駅改良プロジェクト 大阪駅南広場の整備に着手します - 西日本旅客鉄道、2014年9月29日。

関連項目

外部リンク


サウスゲートビルディング

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大阪ステーションシティ」の記事における「サウスゲートビルディング」の解説

アクティ大阪 スカイレストラン・展望ロビー - 2011年2月末日をもって閉鎖2012年4月17日ホテルグランヴィア大阪エグゼクティブフロア「グランヴィアフロア」としてオープン

※この「サウスゲートビルディング」の解説は、「大阪ステーションシティ」の解説の一部です。
「サウスゲートビルディング」を含む「大阪ステーションシティ」の記事については、「大阪ステーションシティ」の概要を参照ください。

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