カンテレ・競馬ブックとの関係の変化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/20 23:30 UTC 版)
「競馬エイト」の記事における「カンテレ・競馬ブックとの関係の変化」の解説
ただし1990年代まではキー局フジテレビ以外のFNS系列局は競馬エイトトラックマンの解説者起用には消極的であり、むしろ中京圏以西を中心に関西の最大手専門紙競馬ブックトラックマンの起用が目立っていた。これは、カンテレ制作の中継が現在の形に近くなった1969年(昭和44年)当時、まだエイトが創刊しておらず、関西の競馬専門紙中最も積極的に解説者を派遣しようとした競馬ブックから起用するしかなかったという事情がある。 詳細は「ケイバブック#競馬中継番組における関係の変化」および「競馬中継 (関西テレビ)#関西テレビ制作」を参照 2000年代以降徐々に各系列局が競馬ブック所属のトラックマンから、競馬エイトトラックマンに切り替えるようになった。フジテレビが『スーパー競馬』を全面リニューアルした2008年からは、フジテレビ制作で東日本中心の放送となっている『みんなのケイバ』に解説者を派遣せず、1985年(昭和60年)以来確保していたキー局フジテレビでのレギュラー解説者枠が一旦消滅することとなった。またカンテレ制作で西日本のレースをメインに扱う『DREAM競馬』や夏の北海道開催時に北海道文化放送制作でローカル放送される『ドラマチック競馬』ではそれまで競馬ブックの影響が強かったが、全面リニューアルを機に競馬エイトのトラックマンを解説者として招いている。 エイトのレギュラー解説者が不在だった2008年、2009年においてはフジテレビは競馬新聞社所属のトラックマンよりもスポーツ新聞社所属の競馬記者を重用していて、他に『DREAM競馬』でも東海テレビ制作の中京主場開催時にはエイトのトラックマンが出演しなかったが、2010年(平成22年)1月10日放送より再度リニューアルした『みんなのKEIBA』にて松本がレギュラー解説者として加入することになり、フジテレビへの解説者派遣が再開された。 更に時を同じくして『DREAM競馬』も改題することになり、カンテレ制作版『競馬beat』においては『競馬中継』時代から40年以上出演したブックの重鎮大坪元雄が高齢もあってレギュラー解説を勇退し、解説者はエイトトラックマンのみとなった。これにより2010年からは日曜東西主場開催において、全国放送を担当する実況席解説者はエイトのトラックマン(東主場:松本、西主場:高橋(小倉開催は喜多村))で統一されることとなった。なお東海テレビ制作版は引き続き中日スポーツのトラックマンを中心に起用する方針で、エイトのトラックマンはフジテレビ系列の競馬中継番組中唯一不在となる。 詳細は「DREAM競馬#東海テレビ制作分の特徴」および「KEIBA BEAT#東海テレビ」を参照 また、同年から北海道シリーズ開催中は津田が実況席解説者(隔週)になっており、この期間中は3場すべてが競馬エイトのトラックマンが担当することになる。
※この「カンテレ・競馬ブックとの関係の変化」の解説は、「競馬エイト」の解説の一部です。
「カンテレ・競馬ブックとの関係の変化」を含む「競馬エイト」の記事については、「競馬エイト」の概要を参照ください。
- カンテレ・競馬ブックとの関係の変化のページへのリンク