カギューの友達
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/19 14:04 UTC 版)
山崎 富江(やまざき とみえ) 1年2組女子22番。図書委員を務める文学少女。 陰気な性格で、台詞の最後にはほぼ必ず「…」と余韻を持たせる。お下げ髪に眼鏡姿という地味な風貌だが、眼鏡を外すと美少女。実家は呉服店。趣味で小説を書いている。本に挟んだ鉄製のしおりを武器とし、繰り出す攻撃技には愛読している太宰治作品にちなんだ名前を付けている。 カモに惹かれる生徒(怪物系女子)の1人で、かつて誤ってドブ川に落とした本をカモに拾ってもらったことから、自分が彼と恋仲にあると一方的に思い込んでいた。カギューの登場を「カモの裏切りによる浮気」と受け止め、激怒して襲いかかったが、2人の仲には敵わないと悟り、彼らの関係を応援するようになる。カギューにとって高校で出来た初めての友達。 生徒会戦では走と戦闘になり、彼女が文化系を見下していたことで激怒し、互角の戦いを繰り広げ次第に追い詰めるが、ムームーの乱入で決着がつけなかった。生徒会戦後は生徒会長になった紫乃の指名で生徒会総務第四席となる。 御門 朱羽(みかど あげは) 1年2組女子19番。学級委員長。 成績・運動神経・家柄・容姿ともに秀で、またそれを鼻にかけない人柄の良さでクラス中の憧れの的だが、本性は陰湿なぶりっ子。護身術として琉球古武術の英才教育を受けており、300万ボルトのスタンガンを仕込んだトンファーを武器とする。オシャレとして、ヘアバンドを愛用。 カモに惹かれる生徒(怪物系女子)の1人で、彼とカギューの仲を引き裂こうと画策したが、ことごとく失敗に終わる。しかし、カギューの純粋な想いを知って手を引き、彼女と友達になる。何かと対照的な富江とは、皮肉の言い合いや喧嘩を繰り返しているが、どちらがカギューにとって一番の親友かを張り合う良きコンビ。 生徒会戦では小鹿と戦闘になり、互角の戦いを繰り広げ彼女を追い詰めるが、ムームーの乱入で決着がつけなかった。生徒会戦後は生徒会長になった紫乃の指名で生徒会総務第三席となる。 綾小路 エグ美(あやのこうじ エグみ) 1年7組女子13番。「レディースチーム エグミ」を率いる、いかついヤマンバ系ヤンキー少女。 当初は噛ませ犬なキャラクター兼怪物系女子として登場。第1話にて、カモを無理やりデートに連れ出そうとしてカギューに成敗された。しかし、後に丸恵にバイクごと持ち上げられた際にカギューに助けだされ、考えを改め仲直りし、富江や朱羽と共にカギューの良き友達になる。「ヤンキーだが遅刻はしない」「バイクを買うためにアルバイトに励む」など、意外にも真面目な一面もあり、また義理堅い。通学手段及び攻撃手段としてバイクを愛用している。バイクは度々壊されており、一台目はカギュー、二台目は織筆、三台目はムームーを倒すために犠牲にしているが、新たにバイクを買う為に、コンビニや海の家などでアルバイトをしてお金を稼いでいる。ヤンキー仲間からは「エグさん」と呼ばれ慕われている。 生徒会戦では丸恵と共にムームーと攻防戦を繰り広げるが、最終的に敗北。丸恵と共に風力発電の風車の柱に吊られるもカギューによって救出される。生徒会戦後は生徒会長になった紫乃の指名で風紀委員長となる。 中村 窈(なかむら よう) 1年2組。引っ込み思案な普通の女子生徒として通学している。 個性が重んじられる学園にあって、自らのことを「個性がない」と卑下しているが、絵を描くのが上手。カモに憧れを抱く。しかしその正体は、「男なのに(外見が)女みたい」という理由でいじめられたトラウマにより、「女」になりきって生きてきた男の娘。カギューと友達になったことで、弱い自分を変えようと決意し、彼女にだけ自分が女装した男であることを打ち明けた。ちなみに、マブルゥと森には男だと見抜かれている。 ひょんなことから助けたマブルゥと親交関係を深め、彼女の親友となる。カギューに「男」として初めての恋をしているが、カギューのカモへの想いの強さを知って苦悩した挙句、カギューに失恋したショックで男装し本格的な「男」として振舞うようになり、生徒会戦のどさくさでマブルゥの協力を得てカモを拉致し自分の想いをぶつける。しかし、紆余曲折の末にカギューとカモの関係を認めたことである適度割り切るようになる。生徒会戦後は元の男の娘に戻り、生徒会長になった紫乃の指名で生徒会会計兼書記となる。カモへの協力のためマブルゥと行動し、赤ヶ島に訪れた後、救助用の船の番を任された。
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