やま‐んば【山×姥】
やまんば【山姥】
山姥
(ヤマンバ から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/27 00:17 UTC 版)
山姥(やまうば、やまんば)は、奥山に棲む老女の怪。 日本の妖怪で、山に住み、人を食らうと考えられている。
注釈
- ^ 『遠江国風土記伝』江戸時代、寛政年間頃刊行か。後に一部、柳田国男「山姥奇聞」ちくま文庫『柳田国男全集 6』の『妖怪談義』に収録。
出典
- ^ 武田明. “四国民俗 通巻10号 仲多度郡琴南町美合の聞書”. 怪異・妖怪伝承データベース. 国際日本文化研究センター. 2009年8月17日閲覧。
- ^ 村上健司編著 『妖怪事典』毎日新聞社、2000年、124頁。ISBN 978-4-620-31428-0。
- ^ 加藤恵 著「県別日本妖怪事典」、野村敏晴 編 『歴史読本 臨時増刊 特集 異界の日本史 鬼・天狗・妖怪の謎』新人物往来社、1989年、319頁。
- ^ 日野巌「日本妖怪変化語彙」 『動物妖怪譚』 下、中央公論新社〈中公文庫〉、2006年、236頁。ISBN 978-4-12-204792-1。
- ^ 『妖怪事典』、55頁。
- ^ 『南佐久口碑伝説集南佐久編限定復刻版』発行者長野県佐久市教育委員会 全232P中 102P 昭和53年11月15日発行
- ^ 中村昻(なかむら こう)『金髪碧眼の鬼達』JDC出版、2015年、第二章 第三節。ISBN 978-4-89008-536-1
ヤマンバ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 07:20 UTC 版)
1999年 から2000年頃に流行した。語源は山姥(やまうば、転訛してやまんば)。日本民話で紹介される山姥が総じて白髪で手入れをしていない長髪であったことから由来する。それまでギャルやコギャルにも採用されていたガングロや化粧に加え、髪の毛の脱色が特に顕著であり、白髪に近い金髪・銀髪や、部分的な着色・脱色をしたメッシュを施し、乱れたように形作った髪形が特徴であった。また、ネガポジ反転をしたかのようなメイクが流行となり、自身のタンニングされた黒い肌と対照的に白い色のグロスやアイラインを施すことがヤマンバの間で大流行した。 またこの頃、何日も風呂に入らず下着も替えないような不潔にしているギャルが「汚ギャル(おギャル)」と呼ばれ、テレビのバラエティ番組『学校へ行こう!』などで頻繁に取り上げられていた。特にヤマンバにあたるギャルがターゲットにされることが多かった。彼女らは顔も洗わず、化粧も上塗りを繰り返すためにヤマンバや後述のマンバ以上に濃く、ショーツ(パンティー)の中にナプキンをあてがい、それを取り替えることで必要最低限の衛生を保っていた。このようなことがバラエティで紹介されていたのもギャルの社会風刺の1つであり、特に当時のギャル・ヤマンバは家出をすることが日常的で、こうした彼女らの行動パターンから「プチ家出」という流行語にも発展した。プチ家出中は外泊を繰り返すが、その間は渋谷や池袋などで野宿を行ったり、一人暮らしの男性の友達の部屋に上がっては「男女間のバーター取引」を条件に風呂や食事を提供してもらう、などの行為もマスコミなどに取り上げられ問題となった。
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