アシスタントたち
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 01:14 UTC 版)
可久士の「G-PRO」(ゴトープロダクション)で働くアシスタントたち。姫には可久士の会社の部下と名乗っているが、可久士のことは「部長」や「課長」と適当な役職で呼んでいるため、本人から「お前ら統一しろ」と言われている。 可久士に振り回されることも多いが、なんだかんだ言いながらも慕っており、父の日には「僕達にとってお父さんみたいなもの」とアシスタント一同でプレゼントを贈って可久士を感激させている。姫18歳編では7年前に記憶が戻ってしまった可久士のために病室に集合し、アシスタントのふりをしていた。 志治 仰(しじ あおぐ) 声 - 八代拓 チーフアシスタント。 一番の古株であり、指示待ち傾向はあるが的確に指示された仕事をこなす。背景は主に彼の領分。 作中何度か右腕を骨折をしており、勇馬は彼の最初の骨折時にヘルプで来ることとなる。新人賞の受賞経験があり、アシスタント活動の合間に描いた自分の漫画を担当編集に見せている。 姫18歳編では実家の志治書店の店員として活動。アニメ版では可久士の記憶が戻った後、羅砂のアシスタントとして活動。 芥子 駆(けし かける) 声 - 村瀬歩 新人。消しゴムかけ担当。 空気が読めないところがあり、可久士の心労を増やす。もしくは可久士をけしかけるような失言も頻繁にする。 可久士に自分の漫画を見せた時に貰った「読者が我慢して読んでくれるのは息止めて続くまでだ」というアドバイスを極端なまでに曲解して潜水3分出来るようになったり、可久士が作品のネタに探していたマッチョのモデルになる為、無駄に鍛えて、ボディビルダー顔負けの身体になったりする(トレーニングの為、1か月も仕事を休んでいた)等、可久士の期待に応えるために頑張る努力家ではあるが方向性がずれている。 原作では美大出身で日本画を専攻していたことが明らかになっている。憧れの画家として戒潟魁吏を挙げており、鎌倉の倉庫で発見した姫の母親の描かれた絵を見て魁吏が姫の祖父(可久士とは義理の親子関係)であることに気付いた。 戸丸院に匹敵するKYキャラとして描かれているが、その性格故に他のアシスタントが気を使って踏み込まない可久士の隠し事に踏み込んで話を動かしたり作中の謎を明らかにさせたりするなど、地味ながらも重要な役割を担っている。 姫18歳編ではとんぽ鉛筆という会社で各文具店に文具の配送をする仕事を行っている。アニメ版では可久士の記憶が戻った後、羅砂のアシスタントとして活動。 筧 亜美(かけい あみ) 声 - 佐倉綾音 仕上げと服飾担当。ホラー漫画家志望。 ドスの利いた発言や突っ込みが多く、ダジャレ好きで「漫豪」「漫筋」「漫畜」といった漫画にまつわる新語を開発するのが得意。 マリオの店「マリオットランチマーケット」の常連であり、ファッションセンスがやや独特。 姫18歳編では古着&セレクトショップを経営。アニメ版では可久士の記憶が戻った後、羅砂のアシスタントとして活動。 墨田 羅砂(すみた らすな) 声 - 安野希世乃 大学生。「代官山でクリエイティヴな仕事」という言葉につられて、アシスタントになっている。あくまで「代官山で働ける」というステータス目的で入ったため、可久士が東京を離れた田舎への引っ越しを検討した時は本気で嫌がっていた。(参加した同窓会で週刊漫画のアシスタントという肩書を聞いた同級生から人気者扱いされたがそれは結果論である) 可久士の作品は気に入っているが、締め切りに追われる日々で想像以上にブラックな業界の実態を知って、本人は漫画家になる気は全くないと発言している。 一見緩い雰囲気だが、さり気ない気遣いや心配りが出来るため、戸丸院が起こすトラブルを事前に防ぐ(原稿の紛失を予想してデータのバックアップを用意しておく)など仕事面での貢献度は高く、墨を垂らすといったミスはあるものの、アシスタントとしてかなり優秀である。 姫18歳編では前述の発言に反して、マンガジンの看板作家となっており、仕事場「STUDIO La-Sand」には男性と女性のアシスタントが1人ずついる。可久士が意識を回復した後はかつての仕事仲間を集め、記憶喪失となった可久士の記憶を思い出させるために奮闘。エピローグでは漫画家に復帰することにした可久士のわがままで彼女の仕事部屋は新生G-PROという張り紙をされ、間借りされてしまう。 アニメ版では漫画業界を説明するナレーションも担当。
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