なま【生】
読み方:なま
[名・形動]
1 食物などを煮たり焼いたりしていないこと。加熱・殺菌などの処理をしていないこと。また、そのさま。「魚を—で食う」「しぼりたての—の牛乳」
2 作為がなく、ありのままであること。また、そのさま。「国民の—の声」
「—な身をもってしたおのれの純粋体験から」〈長与・竹沢先生と云ふ人〉
3
㋐演技・演奏などを直接その場で見たり聞いたりすること。「—の舞台」
㋑録音・録画などによらないで直接その場から放送すること。「—の番組」
「石鹸(しゃぼん)なんぞを、つけて、剃るなあ、腕が—なんだが」〈漱石・草枕〉
5 生身の男女の性器。性具に対して実物をいう。また、避妊具をつけない状態での性交のこと。
6 「生意気」の略。「—を言う」「お—な子」
[接頭]
1 名詞に付いて、いいかげんな、中途半端な、などの意を表す。「—返事」「—あくび」「—煮え」
なま
ナマ
生
- (一)なまいきの略語。「あいつ少々-になつて来た」。(二)げんなまの略語。現金のこと。
- 1 牛肉屋などにて肉をいふ。2 生意気の略。3 げんなまの略即ち現金をいふ。
- 牛肉屋にては牛肉のことを「なま」といひ。寿司屋にては鮪寿司のことを「なま」といふ。又カフエーにては生ビールのことを「なま」といふ。又金銭のこともいふ。
- 〔俗〕①牛肉。②鮪すし。③生ビール。④金銭。又⑤生意気の略語。
- ⑴牛肉。⑵まぐろ鮨。⑶生ビールの略。⑷生意気の略。
- ①現金。現なまの省略。〔盗〕 ②貨幣。紙幣に対していう。〔贋〕 ③阿片。生阿片の省略。〔覚〕
分類 東京、盗/贋/覚
生
- 金銭ノコトヲ云フ。〔第二類 金銭器具物品之部・神奈川県〕
- 金銭ノコトヲ云フ。〔第二類 金銭器具物品之部・長野県〕
- 金ノコトヲ云フ。〔第二類 金銭器具物品之部・和歌山県〕
- 現金。〔第七類 雑纂〕
- 現金(かね)。
- 御銭。
- 現金のことをいふ。〔犯罪語〕
- 現金。
- 〔不〕現金のこと。「ゲンナマ」とも云ふ。「ヒン」「チヨウ」参照。
- 金、現金。
- 現金、金銭を云ふ。
- 現金を云ふ。
- 現金。清水、岸和田、名古屋、前橋 不良仲間。
- 現金。〔一般犯罪〕
- 現金。〔香具師・不良〕
- 現金のこと。「なまげん」「げんなま」ともいう。
分類 ルンペン/大阪、不、不良仲間、不良少年、和歌山県、犯罪、犯罪者/露天商人、犯罪語、神奈川県、長野県、露店商、香具師、香具師/不良
生
なま
出典:『Wiktionary』 (2021/10/18 15:01 UTC 版)
名詞
なま【生】
- 加熱や冷凍、加工などがされておらず自然な状態のもの。
- ありのままであること。
- 演劇・演奏・演技等を直接その場で見ること。
- 録音・録画などによらず直接放送されるもの。
- 未熟であること。
- 身体がむき出しであること。またコンドームを装着しないこと。
- 生脚。
- 「生意気」の略。
- 「生ビール」の略。
発音
形容動詞
接頭辞
なま
「なま」の例文・使い方・用例・文例
- 彼は南部なまりで話した
- 物語の簡単なまとめ
- やけどした子は火を怖がる;あつものに懲りてなますを吹く
- 彼はなまけものの息子のことで困っている
- そんなばかなまねはよせ
- その事故の原因は依然不確かなままである
- 東部なまり
- だれもがばかなまねをするし,彼も例外ではない
- 彼女は私に怒ったようなまなざしを投げつけた
- ばかなまねをするのはやめないか
- 私におかしなまねをするんじゃない
- うつろなまなざし
- なまはんかな知識
- 腕がなまらないように私は冬でもテニスを練習する
- 朝6時には家の者はみんなまだ寝ていた
- 彼女の冷ややかなまなざしに彼は会話を続けられなくなった
- 真剣なまなざし
- 彼女の心は後悔の念にさいなまれた
- 彼に哀れみを請うようなまねは決してしないつもりだ
- 彼女は強い不安にさいなまれた
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