生足
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/19 06:21 UTC 版)

生足(なまあし)とは、靴下やストッキングを履いていない女性の足をいう俗語である[1][2]。生脚(なまあし)[3]、ナマ足とも表記される[4]。
概要
特にミニスカートやショートパンツなど、脚が露出する服装のときに用いられる[2]。
生足は、日本では1996年頃から若い女性の間で流行した[5]。それまではボディコンスタイルでもストッキングを履くのが常識であった[5]。
1996年5月に来日したスーパーモデルのシンディ・クロフォードが当時愛用していた生足にサンダル履きというスタイルに影響を受け、その年の夏から流行したという[6]。また安室奈美恵に影響をうけたアムラーは、生足にブーツを履くのをメインファッションとした[6]。
生足ブームによりパンティストッキングの需要は減退していったが、2010年頃よりシアータイツと呼ばれるパンストが流行し[7]、ストッキング市場も復調していった[8]。
脚注
- ^ a b 「生足」『デジタル大辞泉』小学館 。コトバンクより2025年4月30日閲覧。
- ^ a b c “「生足(なまあし)」という表現、男性に用いたら違和感を感じる? 感じない?”. Oggi.jp. 小学館 (2019年7月2日). 2025年4月30日閲覧。
- ^ “【脚】歩度、脚半、脛骨”. 毎日ことばplus. 毎日新聞. 2025年5月2日閲覧。
- ^ “「ナマあし」ってどんな足 | ことば(放送用語) - ことばウラ・オモテ”. NHK放送文化研究所 (2005年7月1日). 2025年4月30日閲覧。
- ^ a b “女性のファッションの変化によるフットケア需要の高まり”. フットケアラボ. 2025年4月30日閲覧。
- ^ a b 昼間たかし (2020年4月22日). “女たちはストッキングを脱いだ――1996年夏を彩った「生足ブーム」を振り返る”. アーバンライフ東京. オアシス株式会社. 2025年4月30日閲覧。
- ^ 「シアータイツ」『知恵蔵mini』朝日新聞出版 。コトバンクより2025年5月2日閲覧。
- ^ “「ナマ足」はイヤ、でも美脚は強調 ストッキング復権”. 日本経済新聞 (2012年7月29日). 2025年5月2日閲覧。
関連項目
- >> 「生脚」を含む用語の索引
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