おけら〔をけら〕【×朮】
読み方:おけら
キク科の多年草。山地の乾いた所に自生し、高さ30〜60センチ。茎は堅く、葉も楕円形で堅く、縁にとげ状の細かい切れ込みがある。夏から秋、白色または紅色の小花が頭状に集まった花をつける。若い苗を食用に、また乾かした根茎を漢方で白朮(びゃくじゅつ)といい薬用にする。えやみぐさ。うけら。《季 花=夏》
お‐けら【螻=蛄】
おけら (朮)



●わが国の本州から四国・九州、それに朝鮮半島や中国東北部に分布しています。山野のやや乾いた草地に生え、高さは30~100センチになります。茎は細くて直立し、葉は楕円形または3~5深裂します。縁には棘状の鋸歯があります。9月から10月ごろ、上部の枝先に白色から淡紅色の頭花を咲かせます。総苞の周りには、魚骨状の苞葉があります。漢方では根茎は白朮(びゃくじゅつ)と呼ばれ、健胃薬として用いられます。京都の八坂神社では、大晦日の深夜に「オケラ」を焚くオケラ祭りが行われます。
●キク科オケラ属の多年草で、学名は Atractylodes japonica。英名は Japanese atractylodes。
おけら
おけら
お螻蛄
朮・螻蛞
- 同上(※「おはま」参照)。〔第四類 言語動作〕
- 懐中金銭の乏しき事、又は目的となす相手方の見込なきをいふ。〔犯罪語〕
- 〔俗〕懐中無一文になること。
- 一文無し。
- 懐中無一物のことをいふ。
- 金無し。弘前、本庄 不良青少年仲間。
- お手あがり、からけつ、文なし。〔香具師・不良〕
- 金なし文なし。「螻蛄(おけら)」は昆虫の一種で体長三糎位で、その動態が如何にも人間が何もないと手を振つているように見えるところから。〔香〕
- 金銭に乏しい。貧乏。懐中無一文となつた時。「おけらになつちやつた……」と、いうふうに、ややヤクザめいた青年が使う。紳士と雖も、一杯飲んでいいご機嫌の時は、使わぬとも限らない。このスラング(卑語=ひご、いやしい言葉)もまた博徒の言葉で、徹頭徹尾目が出ないで、身の皮を剥がれた状態をいう。(※以下略)
オケラ
おけら
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