い号作戦とは? わかりやすく解説

い号作戦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 02:10 UTC 版)

山本五十六」の記事における「い号作戦」の解説

詳細は「い号作戦」を参照 3月中旬ソロモンおよび東部ニューギニア敵船団、航空兵力を撃破しその反攻企図妨げること、同地域の急迫する補給輸送促進し戦力充実図り部隊強化実現することを目的として、連合艦隊4月7日ソロモンニューギニア方面対す海軍航空兵力による「い号作戦」を開始日本海軍航空機のみの損失であったのに対しアメリカ海軍駆逐艦コルベット艦油槽船商船航空機25喪失するなどアメリカ海軍一方的な大敗となり、満足すべき結果得て16日終了した。 なおい号作戦は連合艦隊独自に立案実行したものであり、また第三艦隊作戦参謀・長井純隆によれば第三艦隊母艦機を南東方面に使うことについて連合艦隊とそれに反対する第三艦隊司令部幕僚との間で相当の論争があったが、司令部上層及んだ論議聞かないので「おそらく山本長官自ら発案し小沢第三艦隊司令長官直接了解得られたものと思う」という。 い号作戦の間、山本は、トラック島連合艦隊旗艦武蔵」を離れ、い号作戦を直接指揮するため、幕僚したがえラバウル基地来ていた。この前指揮に関して山本は、ガダルカナル島攻略ハワイ指揮するアメリカ太平洋艦隊司令長官チェスター・ニミッツ引き合い出し後方戦艦武蔵」で指揮をとることを望んだが、連合艦隊参謀長宇垣纏説得された。高松宮宣仁親王作家司馬遼太郎は、山本決死覚悟前線赴いたではないかという見解示している。また、第三艦隊司令官小沢治三郎中将南東方面艦隊司令官草鹿任一中将統一指揮問題や、陸軍との面子主導権争い絡んでいたという指摘もある。 ラバウル到着する山本到着の噂はたちまち広がり、甥の高野五郎陸軍軍医大佐昭和19年9月1日調で第14兵站警備隊衛生隊長)は海軍司令部訪問して山本面会した4月13日巡視計画電報に対して第十航空戦隊司令官城島高次は「前線に、長官行動を、長文こんなに詳しく打つ奴があるもんか」と憤慨したという。 この時、山本重用していた首席参謀黒島亀人大佐交代考えており、「黒島を他の者に代えようと思う。誰が良いと思うか」と小沢治三郎草鹿任一相談していた。小沢宮嵜俊男大佐推薦したが、黒島への未練あったようで、山本はあまり乗り気ではなかったという。

※この「い号作戦」の解説は、「山本五十六」の解説の一部です。
「い号作戦」を含む「山本五十六」の記事については、「山本五十六」の概要を参照ください。

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