カナディアン・ウイスキー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/13 02:38 UTC 版)
関連項目
- ウイスキー
- ライ・ウイスキー - 元々カナディアン・ウィスキーはライムギを主原料とするウィスキーだった。
- アメリカン・ウイスキー - 隣国で作られるウィスキー。
- アイリッシュ・ウイスキー - アメリカ合衆国での禁酒法で、カナディアン・ウィスキーにシェアを奪われた。
- アメリカ合衆国憲法修正第十八条 - カナディアン・ウィスキーに大きな影響を与えた。
- ウイスキー戦争
主な参考文献
- 福西 英三 (1976年12月1日). 味覚選書 ウイスキー百科. 柴田書店. ASINB000J9P8NG
- 福西 英三 (1992年9月30日). ウイスキー入門. カラーブックス 834. 保育社. ISBN 4-586-50834-5
- 橋口孝司 (2001年3月25日). ウイスキー銘酒事典. 新星出版社. ISBN 4-405-09663-5
- 古賀邦正 (2009年11月20日). ウイスキーの科学. ブルーバックス1658. 講談社. ISBN 978-4-06-257658-1
- ニッカウヰスキー (1977年9月10日). ウイスキー党入門―琥珀色の味と香りとロマンと!. 池田書店. ASINB000J8W9HU
- 吉田芳二郎 (1992年4月30日). 洋酒入門 (第2版). カラーブックス 828. 保育社. ISBN 978-4-586-50828-0
- 吉田芳二郎 (1978年4月5日). 洋酒入門II. カラーブックス 427. 保育社. ISBN 978-4586504275
- 稲保幸 (1987年2月10日). 洋酒とカクテル入門. 日東書院. ISBN 4-528-00361-9
- “Food and Drugs Act”. 2021年3月23日閲覧。
外部リンク
- Nova Scotia Whisky Society(ノバスコシア州ウィスキーソサイエティ)
- ^ 「かつてはone day whiskyとも呼ばれる劣悪な蒸留酒であった」というくだりは、蒸留酒が劣悪な酒であると言っているのではなく、今日のカナダではウイスキーと呼べない「劣悪なウイスキー」であったということを言っている。同国でウイスキーと呼ぶことが許されない蒸留酒であるため、この冒頭文では「劣悪な蒸留酒」という表現を使用している。このことに注意されたい。
- ^ 参考までに、日本で一般的に言われているウィスキーの五大産地とは、スコットランド、アイルランド、アメリカ合衆国、日本、そして、カナダである。そして、同じく日本で一般的に言われている世界五大ウィスキーとは、これらの地域で生産される、スコッチ・ウィスキー、アイリッシュ・ウィスキー、アメリカン・ウイスキー、ジャパニーズ・ウイスキー、そして、カナディアン・ウイスキーである。ただし、日本以外の地域で、このような五大産地、五大ウィスキーと一般に言われているのかについては疑問も呈されている(詳しくは「ウィスキー」の記事を参照のこと)。よって、ここでは少なくとも、日本ではこのような見方がなされているという記述になっている。
- ^ 橋口 (2001: 179) には180リットル以下とあるが誤り。 法文には小さな樽、すなわち700リットル以下の樽で熟成を行うとある。
- ^ ここで言う「バーボン樽を材料として再生した樽」とは、「一旦バーボン樽をバラバラに分解して作り直した樽」ということである。現在のバーボンは熟成には必ず新樽(一度も酒の熟成に用いていない樽)を使うことが、アメリカ合衆国の法律で義務付けられているため、バーボンを製造する限り、常に中古の樽(バーボン)が産生される。しかし、バーボンの熟成に用いられる樽には容量180リットルという縛りが無いのに対し、カナディアン・ウィスキーの熟成には容量180リットル以下の樽を用いねばならないと法律で義務付けられているため、場合によっては、そのままではカナディアン・ウィスキーの熟成に用いることができない。したがって、容量の大きなバーボン樽は、一度バラバラに分解して、カナディアン・ウィスキー仕様の樽に再生してから用いるのである。
- ^ ここで「2種類のウィスキー」ではなく「2系統のウィスキー」という言い方を敢えてしているのは、ウィスキーは熟成のさせ方によって違った個性を持つ(味も香りも変わってしまう)ので、すでに2種類ではなくなっているため。
- ^ a b c d 古賀 2009, p. 42.
- ^ a b 福西 1976, p. 233.
- ^ a b c 吉田 1978, p. 147.
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r 橋口 2001, p. 179.
- ^ a b c d e f g 福西 1976, p. 234.
- ^ a b 橋口 2001, p. 180.
- ^ a b c d e f g h i 古賀 2009, p. 43.
- ^ 吉田 1992, p. 103.
- ^ 古賀 2009, p. 39,43.
- ^ a b c d e f g 福西 1976, p. 235.
- ^ a b 野尾 正昭 『ブルーバックス1122 酒の科学』 p.156 講談社 1996年5月20日発行 ISBN 4-06-257122-6
- ^ Justice Canada.
- ^ a b c d e f g h i j 福西 1992, p. 79.
- ^ a b 稲 1987, p. 34.
- ^ a b c d 吉田 1992, p. 102.
- ^ a b c ニッカ 1977, p. 55.
- ^ a b 福西 1976, pp. 235–236.
- ^ a b c d e 福西 1976, p. 236.
- ^ 福西 1976, pp. 236–237.
- ^ 橋口 2001, pp. 181–185.
- ^ a b おおぜき あきら 『洋酒を読む本(新訂版)』 p.105 ビジネス教育出版 1995年5月30日発行 ISBN 4-8283-9504-0
- ^ 稲 1987, p. 35.
- ^ Highwood Distillers Highwood Distillers – Every Occasion
- ^ The Whisky Portal: Whisky, whiskey, bourbon and rye distilleries - Protos International Inc.
- ^ 日刊経済通信社調査出版部 編集 『酒類食品産業の生産・販売シェア - 需給の動向と価格変動 - (2011年度版)』 p.225 日刊経済通信社 ISBN 978-4-931500-18-1
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