法とは? わかりやすく解説

のり【法/則/典/範/×矩】

読み方:のり

動詞「の(宣)る」の連用形名詞化したもので、神仏天皇宣告の意からという。一説に、動詞「の(乗)る」の連用形からとも》

守るべき規範法律。おきて。「—を守る」

手本模範。「後進に—を示す」

人として道理人道。「心の欲するところに従えども—を踰(こ)えず」

仏の教え仏法また、戒律。「—の道」

基準とする長さ尺度

差し渡し寸法。「内—」

土木工事で、切り土盛り土などの斜面傾斜また、その斜面

㋒距離。道のり

「道ノ—五里ナリ」〈日葡


はっ【法】

読み方:はっ

⇒ほう


フラン【(フランス)franc】

読み方:ふらん

スイスなどの通貨単位。1フラン100サンチーム。フランス・ベルギー・ルクセンブルクでも使用していたが、2002年1月銀行間取引1999年1月)、EU欧州連合)の単一通貨ユーロ導入以降廃止。→CFA(セーファー)フランCFPフラン

[補説] 「法」とも書く。


ほう【法】

読み方:ほう

[音]ホウハフ)(漢) ホウホフ)(呉) ハッ(慣) ホッ(慣) [訓]のり のっとる フラン

学習漢字4年

[一]ホウ〉(歴史的仮名遣いハフ

おきて。定め秩序維持するための規範。「法案法学法規法人法制法則法治法廷法典法律法令悪法違法刑法憲法合法国法司法適法不法民法無法理法自然法

ある決まったやり方一定の手順。「法式加法技法剣法作法(さほう・さくほう)・算法手法寸法製法戦法筆法文法兵法便法方法魔法療法礼法論法

法学」「法科」の略。「法博法文

[二]ホウ〉(歴史的仮名遣いホフ

仏教で、真理。仏の教え。「法会(ほうえ)・法灯法話護法正法(しょうぼう)・説法伝法仏法妙法

仏教で、存在現象。「諸法滅法一切法

死者弔うこと。「法事法要

仏教で、加持祈祷などの儀式。「修法(しゅほう)・呪法(じゅほう)」

[三]ハッ〉おきて。「法度(はっと)」

[四]ホッ一切存在真理。「法界・法法身法体

[補説] 「ハッ」「ホッ」は入声(にっしょう)音ハフ・ホフの変化したもの。

名のり]かず・つね・はかる

難読法螺(ほら)


ほう【法】

読み方:ほう

[一]ハフ

現象事象などがそれに従って生起し進展するきまり。法則。「自然には自然の—がある」

社会秩序維持するために、その社会構成員行為基準として存立している規範体系裁判において適用され国家強制力を伴う。法律。「—のもとの平等」「民事訴訟—」

集団生活において、その秩序維持するために必要とされる規範。おきて。しきたり道徳慣習など。「—にはずれたやり方

物事をする定まったやり方正しいしかた・方法。「—にかなった筆使い」「そんなばかな—はない」

珠算で、乗数。または、除数。→実

インド‐ヨーロッパ語で、文の内容対す話し手心的態度相違が、動詞語形変化の上現れたもの。直説法接続法希求法命令法条件法など。叙法

[二]ホフ) 《(梵)dharmaの訳。達磨・曇摩と音写保持するものの意》仏語

永遠普遍真理

法則規準

有形・無形一切存在また、その本体。

仏の教え仏法また、それを記した経典

祈祷(きとう)。また、その儀式。「—を修する


ほっ【法】

読み方:ほっ

⇒ほう


のり 法

①崖や擁壁ようへき)及び切り土盛り土生じ傾斜面のこと。「法面のりめん)」ともいう。 ②長さ意味する言葉

傾斜面傾き


ほうどう 【法】


のり 【法】

仏教で法(仏法)の和訓として用いる語。法事法事。法の奇特仏法優れた功徳のしるし。法の場仏事を行う場所。法の船仏法を、人を乗せ救う船に例えた語。法の道仏道。→ 法

読み方:のり

  1. 土木の語。築堤切り取りなどの斜面程度。のり一割とは高さ一尺に対して一寸出づること。

分類 土木

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法(ほう)

法(フラン)

関連項目



法(羅: modus)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/31 18:24 UTC 版)

ラテン語の文法」の記事における「法(羅: modus)」の解説

直説法(羅: indicativus) 事実について述べ場合用いられるServus vīnum ad villam portat. 奴隷ワインを館へ運ぶ。 接続法(羅: coniunctivus) 可能性意思事実反す仮定などの表現用いられるServus vīnum ad villam portet. 奴隷ワインを館へ運ぶかもしれない従属節における動詞用いられることがある。Sperābāmus ut servus vinum ad villam portāret. 奴隷ワインを館へ運ぶことを、我々は望んだ命令法(羅: imperativus) 命令文用いられる。"Portā vīnum ad villam!" 「ワインを館へ運べ!」

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法(normal)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/05 16:23 UTC 版)

代数幾何学用語一覧」の記事における「法(normal)」の解説

1. Xスキーム Y の閉部分スキーム、I を対応するイデアル層とする。X の法層(英語版)とは、

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法(ほう)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/22 04:10 UTC 版)

「法」の記事における「法(ほう)」の解説

インド哲学におけるダルマ(dharma)の訳。仏教でも法とする。 法学用語としての「法」。詳細は「法 (法学)」を参照 言語学用語としての「法」。詳細は「法 (文法)」を参照 数学用語としての「法」。詳細は「除法」を参照

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法(フラン)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/22 04:10 UTC 版)

「法」の記事における「法(フラン)」の解説

いくつかの国で用いられている通貨「フラン」宛字詳細は「フラン (通貨)」を参照

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出典:『Wiktionary』 (2021/12/03 12:57 UTC 版)

発音

名詞

(ほう)

  1. ある条件状況に対して一定の結果効果が、常に発生すること。きまり、のり、ルール
  2. 社会生活を送るならば、守らなければならない決まり道徳しきたり
  3. 法学社会的規範のうち、裁判判断の基準となるもの。法律の他、諸法令慣習法自然法等を含む。
  4. (仏教) サンスクリットダルマ」(dharma)の漢訳ウィキペディア「法」も参照)。
    1. 法則真理
    2. 存在
    3. 認識対象意根によって知覚される概念を含むすべての存在六境および十二処のひとつ。法境ほうきょう法処ほっしょに同じ。(ウィキペディア三科」も参照)。
  5. 言語学動詞文法範疇のひとつ。内容確かさ話者態度などを表現する直説法接続法仮定法命令法などがある。
  6. 数学
    1. 計算方法、特に四則演算
    2. 剰余系において、整数 m を n で割ったとき、が q で剰余が r であるとき、即ちm = qn + r (0 ≤ r < n)が成立しているときのn。
      • 二つ整数 a, b において、ab自然数 n割り切れるとき、n を法として合同であるといい、
        a b ( mod   n ) {/displaystyle a/equiv b/quad (/operatorname {mod} / n)}  等と書き表す。

訳語

接尾辞

(ほう)

  1. ある分野ジャンルにおける様々な方法技法対処法
  2. ある特定の法式やりかた

熟語


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