宋音とは? わかりやすく解説

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そう‐おん【×宋音】

読み方:そうおん

日本における漢字音の一。平安中期から鎌倉時代にかけて日本伝えられた、宋・元時代中国語発音に基づくもの。従来唐音(とうおん)とされていたもの一部で、主に禅僧によって伝えられ禅宗関係の語に多い。「行火(あんか)」の「あん」、「普請(ふしん)」の「しん」、「椅子(いす)」の「す」の類。唐宋音(とうそうおん)。


唐音

(宋音 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/22 14:37 UTC 版)

唐音(とうおん・とういん[1])は、日本漢字音(音読み)において平安時代中期以降、江戸時代末期までに中国から入ってきた字音にもとづくものをいう[2]以降の字音である。唐音の唐は、漢音呉音と同様に、王朝名を表す(唐朝)のではなく、中国を表す語(唐土)である。


  1. ^ 湯沢(1987) p.11によると、江戸時代にはトウインで、明治以降にトウオンとも呼ばれるようになった
  2. ^ 湯沢(1987) p.2
  3. ^ 肥爪(2005) p.201
  4. ^ 湯沢(1987) p.5
  5. ^ 肥爪(2005) pp.201-203
  6. ^ 言海』こたつ「火榻ノ音訛カト云」


「唐音」の続きの解説一覧

宋音

出典:『Wiktionary』 (2021/05/15 10:42 UTC 版)

名詞

そうおん

  1. 漢字音読みするときの読み方のひとつで、鎌倉時代禅宗通じて流入した音。中国代の音の影響がある。中世唐音とも。唐音合わせ唐宋音と言う

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