三省堂 大辞林 |
かぶしき-ぶんかつ 5 【株式分割】
時事用語のABC |
株式分割(かぶしきぶんかつ)
発行済み株式を小分けし、投資家にとって株式の売買がしやすくなるようにする手段。企業は株式を分割することで、株式市場における自社株の流動性を高めることができる。
例えば、1株を10株に分割すると、1株あたりの株価は理論的に10分の1の水準になる。株主の保有株式数は、株式分割で10倍に増えるので、分割の前後で証券価値は変わらない。株式分割は、企業の資産価値には影響を与えることなく、株式を小分けすることである。
株式を分割するメリットは、株式市場での流動性を高めることだ。株式の売買単位を小さく分けることで、特に個人の投資家でも自社株を買いやすい水準に株価を下げるという効果がある。その結果、個人株主を増やし、株式投資を呼び込むことができる。
成長性の高いベンチャー企業では、市場に流通する株式(浮動株)が少ないために、株価の乱高下が見られる。株価の高騰により新規株主を呼び込めないと痛手となることから、株式の分割に踏み切るところも多い。
株式分割で新たな株主を獲得すると、投資総額も増えるので、株価の上昇といった現象を生み出す「アナウンスメント効果」も期待できる。
(2002.01.28更新)
M&A用語集 |
株式分割
【読み方】:カブシキブンカツ
資本金を変えないで1株をいくつかの株式に分割し、発行済株式数を増やすこと。原則として、その会社の取締役会の決議で行うことができる。
従来の株数を1とした比率で表され、仮に「1:2」の場合、1株に対して1株が無償で、基準日(会社法第183条2項1号)に株主名簿に記載された株主に配られることになる。
持株数は2倍になるが、理論上1株あたりの価値は半分になるため、資産価値は変わらず、またすべての株主の持ち株数が均等に増加するために持分比率の変動はない。
なお、分割により発生した単元未満株式に関しては、会社へ買取を請求できる(=「株式買取請求権」(会社法第192条第1項))。
企業にとっては新たな資金調達なしに新株を発行でき、また市場流動性の低下等に対し、取得単価の縮小と全体株数の増加によって、市場流動性を向上させる等のメリットがある。
類似の制度として株式無償割当があるが、無償割当の場合は自己株式には割り当てができない(株式分割の場合は自己株への割り当ても行われる)、同一種類でない株式の割り当ても可能(株式分割の場合は同一種類の株式でなければならない)、などの点が株式分割と異なる。
日本技術開発に対する夢真(現夢真ホールディングス)の敵対的TOBの際には、敵対的買収防衛策としても活用された。
会計用語辞典 |
株式分割
1株の株式を1株以上の株数に増やすことをいいます。
これによって持株に比例して株数は増加しますが、会社全体の資産価値に変化はないため、理論的には、1株当たりの資産価値は減少することになります。
証券用語集 |
株式分割
資本金を変えずに発行株数を増やして、持ち株に応じて株主に増加分を分配することを「株式分割」と言います。従来は無償で新株を株主に割り当てる無償増資と区別していましたが、1991年4月の商法改正で無償増資も株式分割と呼ぶようになりました。時価増資や転換社債の発行を通じて得られたプレミアムを還元するために実施されるケースが多く、とくにアメリカで一般化しています。
投資信託用語集 |
ウィキペディア |
株式分割
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/10/17 02:18 UTC 版)
株式分割(かぶしきぶんかつ)とは、資本金を変えないで1株を細かく分割すること(株式併合の対義語)。株式会社が発行する株式の流通量を増加させたいときなどに利用される。新株発行の一種である。
- 会社法について以下では、条数のみ記載する。
- 1 株式分割とは
- 2 株式分割の概要
- 3 株式分割に関する記録