ストップ高
別名:S高
英語:limit up
株式市場において、株価が1日の値幅制限まで価格が上昇すること。
各証券取引所では、前日の終値を基準にして値幅制限を設けている。例えば、前日の終値が800円の場合、当日の値幅制限は150円と決められているので、株価は650円から950円の範囲で変動する。ストップ高は、株価が950円をつけた時で、それ以上は値上がりすることはない。
ストップ高は、業績の上方修正を発表した時に起きることが多い。また、1980年代のバブル期やアベノミクスのような経済政策が発表された時にもストップ高になる銘柄がある。
ちなみに、ストップ高に対して、株価が1日の値幅制限まで価格が下落することをストップ安という。
ストップ高
株価が極端に上げたり下げたりすると、市場が混乱をきたし、投資家保護の上でも問題があるということで、取引所は値幅の制限をしています。例えば、株価が100円未満の場合は30円、200円未満は50円、500円未満は80円、1,000円未満は100円、1,500円未満は200円、2,000円未満は300円、3,000円未満は400円、5,000円未満は500円、1万円未満は1,000円となっており、これ以上は値上がりしないのです。仮に、前日の終値が599円であった株が翌日好材料が出て人気化し、買いが殺到したとしても699円を超えて上に株価は上がりません。これがストップ高です。その反対が「ストップ安」で、499円未満はありません。値幅は株価の水準によって違いがあります。値幅の基準になるのは、前日の終値、または最終気配値と定められています。前日に値段が付いていない場合は、さかのぼっていきます。
値幅制限
ストップ高
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