特別刑法とは? わかりやすく解説

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とくべつ‐けいほう〔‐ケイハフ〕【特別刑法】

読み方:とくべつけいほう

刑法典以外の刑罰法規軽犯罪法などの罪と刑とを規定している法令と、道路交通法のような行政取締法規含まれている罰則とがある。


特別刑法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/01 06:16 UTC 版)

特別刑法(とくべつけいほう)とは、犯罪およびそれに対する刑罰を規定する法律であって、刑法(刑法典)以外のものをいう[1]

本来は犯罪・刑罰を主眼として規定する法律以外であっても、その罰則規定として刑事罰が規定されている場合には、その部分を特別刑法に含めて理解することがある。

特別刑法には、行政刑法および経済刑法が一般に含まれる。行政刑法とは、行政法規における義務違反に対して刑罰を科すものであり、経済刑法は、経済取引に関する規制違反に関して刑罰を科するものである。

体系的かつ網羅的な教科書は、2008年の時点で、平野龍一らの『注解特別刑法』、伊藤栄樹らの『注釈特別刑法』、青林書院の『刑事裁判実務大系』の三つのみ。

日本における特別刑法

日本においては、いわゆる刑法典(刑法(明治40年法律第45号))以外の刑罰法規を総称して特別刑法という。刑罰に関する総則的規定である刑法総則は、特別刑法における刑罰規定においても同様に適用されるのが通常である。

日本における行政刑法の代表例は道路交通法であり、経済刑法には、いわゆる独占禁止法官製談合防止法金融商品取引法などが含まれる。

刑事手続において罪名や被疑・被告事件名を記載する際、刑法犯の場合には「殺人罪」などと罪名が記載されるが、特別刑法犯の場合には「覚せい剤取締法違反」などと法規名で記載されることが多い。

代表的な例

外部リンク

脚注

出典

  1. ^ 犯罪は何により定義されるのか~「刑法」や「特別刑法」などの法令~” (日本語). 刑事事件弁護士相談広場. 2021年12月5日閲覧。

特別刑法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/23 02:15 UTC 版)

日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約第六条に基づく施設及び区域並びに日本国における合衆国軍隊の地位に関する協定の実施に伴う刑事特別法」の記事における「特別刑法」の解説

第2章第2条から第9条まで、および第3章規定のうち罰則規定のある条項は、特別刑法としての性質有し、「合衆国軍隊」に関連する刑罰規定している。 (合衆国軍隊)施設等侵入罪 (合衆国軍裁判所関連証拠隠滅等罪合衆国軍隊)軍用物損壊等罪 (合衆国軍隊)機密侵害罪 (合衆国軍隊)制服等不当着用罪 (合衆国軍裁判所証人不出

※この「特別刑法」の解説は、「日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約第六条に基づく施設及び区域並びに日本国における合衆国軍隊の地位に関する協定の実施に伴う刑事特別法」の解説の一部です。
「特別刑法」を含む「日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約第六条に基づく施設及び区域並びに日本国における合衆国軍隊の地位に関する協定の実施に伴う刑事特別法」の記事については、「日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約第六条に基づく施設及び区域並びに日本国における合衆国軍隊の地位に関する協定の実施に伴う刑事特別法」の概要を参照ください。

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