ベルヌーイの定理とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 方式・規則 > 理論・法則 > 定理・公理 > 定理 > ベルヌーイの定理の意味・解説 

ベルヌーイ‐の‐ていり【ベルヌーイの定理】

読み方:べるぬーいのていり

粘性のない流体定常流では、流線沿って単位面積当たりのエネルギー保存の法則成り立つという定理流速圧力密度・高さの関係式表される1738年にD=ベルヌーイ発表


ベルヌーイの定理

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/20 15:44 UTC 版)

ベルヌーイの定理(ベルヌーイのていり、英語: Bernoulli's principle)またはベルヌーイの法則とは、完全流体のいくつかの特別な場合において、ベルヌーイの式と呼ばれる運動方程式第一積分が存在することを述べた定理である。


  1. ^ 日野幹雄 『流体力学』朝倉書店、1992年。ISBN 4254200668 
  2. ^ ベルヌーイの定理:楽しい流れの実験教室” (日本語). 日本機械学会流体工学部門:楽しい流れの実験教室. 2021年6月22日閲覧。
  3. ^ a b c d 巽友正 『流体力学』培風館、1982年。ISBN 456302421X 
  4. ^ Babinsky, Holger (November 2003). “How do wings work?” (PDF). Physics Education 38 (6): 497. doi:10.1088/0031-9120/38/6/001. http://www3.eng.cam.ac.uk/outreach/Project-resources/Wind-turbine/howwingswork.pdf. 
  5. ^ Batchelor, G.K. (1967). An Introduction to Fluid Dynamics. Cambridge University Press. ISBN 0-521-66396-2  Sections 3.5 and 5.1
  6. ^ Lamb, H. (1993). Hydrodynamics (6th ed.). Cambridge University Press. ISBN 978-0-521-45868-9  §17–§29
  7. ^ ランダウ&リフシッツ 『流体力学』東京図書、1970年。ISBN 4489011660 
  8. ^ 飛行機はなぜ飛ぶかのかまだ分からない?? - NPO法人 知的人材ネットワーク・あいんしゅたいん - 松田卓也による解説。
  9. ^ Glenn Research Center (2006年3月15日). “Incorrect Lift Theory”. NASA. 2012年4月20日閲覧。
  10. ^ 早川尚男. “飛行機の飛ぶ訳 (流体力学の話in物理学概論)”. 京都大学OCW. 2013年4月8日閲覧。
  11. ^ Newton vs Bernoulli”. NASA. 2012年4月20日閲覧。
  12. ^ Ison, David. Bernoulli Or Newton: Who's Right About Lift? Retrieved on 2009-11-26
  13. ^ David Anderson; Scott Eberhardt,. "Understanding Flight, Second Edition" (2 edition (August 12, 2009) ed.). ,McGraw-Hill Professional. ISBN 0071626964 
  14. ^ 日本機械学会 『流れの不思議』(2004年8月20日第一刷発行)講談社ブルーバックス。ISBN 4062574527 
  15. ^ Report on the Coandă Effect and lift, オリジナルの2011年7月14日時点におけるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20110714172646/http://newfluidtechnology.com/THE_COANDA_EFFECT_AND_LIFT.pdf 
  16. ^ Kundu, P.K. (2011). Fluid Mechanics Fifth Edition. Academic Press. ISBN 0123821002 



ベルヌーイの定理

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/12/11 23:01 UTC 版)

ディスク・ローディング」の記事における「ベルヌーイの定理」の解説

ベルヌーイの定理を用いてディスク・ローディング計算するため、スリップストリーム遠方下流における圧力開始圧力 p 0 {\displaystyle p_{0}} に等しいと仮定する。この値は大気圧等しいとする。この場合開始点からディスクまでについては、次の式が成り立つ。 p 0 = p 1 +   1 2 ρ v 2 {\displaystyle p_{0}=\,p_{1}+\ {\tfrac {1}{2}}\,\rho \,v^{2}} 一方ディスクから遠方下流までの間においては次の式が成り立つ。 p 2 +   1 2 ρ v 2 = p 0 +   1 2 ρ w 2 {\displaystyle p_{2}+\ {\tfrac {1}{2}}\,\rho \,v^{2}=\,p_{0}+\ {\tfrac {1}{2}}\,\rho \,w^{2}} 2つ方程式組み合わせると、ディスク・ローディング T / A {\displaystyle T/\,A} は、次のように求められるT A = p 2 − p 1 = 1 2 ρ w 2 {\displaystyle {\frac {T}{A}}=p_{2}-\,p_{1}={\tfrac {1}{2}}\,\rho \,w^{2}} さらに、遠方下流における全圧は、次のとおり求められる。 p 0 + 1 2 ρ w 2 = p 0 + T A {\displaystyle p_{0}+{\tfrac {1}{2}}\,\rho \,w^{2}=\,p_{0}+{\frac {T}{A}}} このためディスク前後での圧力変化量は、ディスク・ローディング等しくなるディスク上方での圧力変化量は、次のように求められる。 p 0 − 1 2 ρ v 2 = p 0 − 1 4 T A {\displaystyle p_{0}-{\tfrac {1}{2}}\,\rho \,v^{2}=\,p_{0}-\,{\tfrac {1}{4}}{\frac {T}{A}}} ディスク下方での圧力変化量は、次のように求められる。 p 0 + 3 2 ρ v 2 = p 0 + 3 4 T A {\displaystyle p_{0}+{\tfrac {3}{2}}\,\rho \,v^{2}=\,p_{0}+\,{\tfrac {3}{4}}{\frac {T}{A}}} つまり、スリップストリーム沿った圧力は、ディスク通過する際に急激に上昇することを除けば下流に行くにしたがって低下することとなる。

※この「ベルヌーイの定理」の解説は、「ディスク・ローディング」の解説の一部です。
「ベルヌーイの定理」を含む「ディスク・ローディング」の記事については、「ディスク・ローディング」の概要を参照ください。


ベルヌーイの定理

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/29 04:10 UTC 版)

水頭」の記事における「ベルヌーイの定理」の解説

詳細は「ベルヌーイの定理」を参照 一様重力のもとでの非粘性非圧縮流体定常流れに対して全水頭は一定である。 p ρ g + v 2 2 g + h = c o n s t a n t {\displaystyle {\frac {p}{\rho g}}+{\frac {v^{2}}{2g}}+h=\mathrm {constant} }

※この「ベルヌーイの定理」の解説は、「水頭」の解説の一部です。
「ベルヌーイの定理」を含む「水頭」の記事については、「水頭」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「ベルヌーイの定理」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

「ベルヌーイの定理」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



ベルヌーイの定理と同じ種類の言葉


固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ベルヌーイの定理」の関連用語

ベルヌーイの定理のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ベルヌーイの定理のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのベルヌーイの定理 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのディスク・ローディング (改訂履歴)、水頭 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS