クッタ・ジュコーフスキーの定理
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/24 17:38 UTC 版)
流体力学におけるクッタ・ジュコーフスキーの定理(クッタ・ジュコーフスキーのていり、英: Kutta–Joukowski theorem)とは、物体まわりの循環値と揚力の関係を示す式である。飛行機の翼など形状による揚力と変化球などのマグヌス効果による揚力が統一して説明される[1]。
マルティン・ヴィルヘルム・クッタ (Martin Wilhelm Kutta 1867-1944)が1902年に、ニコライ・ジュコーフスキー (Nikolai Zhukovsky 1847-1921、またはJoukowski) が 1906年に、それぞれ独立に導いた。
概要
平行流中に置かれた翼体を考えるとき、翼体の上流側よどみ点で分かれた流体が下流で合流するまでの間、揚力が上向きの場合に物体の上面側の流れが下面側より速い。非粘性とみなせる場合に断面で見た翼体形状の線の上で循環が見積もられる。
この循環の効果として翼体に作用する揚力を解釈できる。
完全流体の二次元流について、流れにさらされた柱状物体に働く単位長あたりの揚力 L は、流体の密度 ρ、流速 U、物体形状線上で見積もられる循環 Γ の積で表される。
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