リエナールの定理
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/10 02:12 UTC 版)
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力学系において、リエナールの定理 (Liénard's theorem) とはリミットサイクルの存在を示す定理。
リエナール方程式
次のような微分方程式を、リエナール方程式という。
リエナールの定理
リエナール方程式が次の5つの条件を満たすとき、 平面状に唯一の安定なリミットサイクルを持つ。
- f(x) と g(x) の微分が連続(C1級)
- g(x) が奇関数
- f(x) が偶関数
- x > 0 ならば、 g(x) > 0
- 次のような a が存在する。奇関数 が、
- ならば、
- ならば、正かつ非減少
リエナール系
リエナール方程式は、
と置くことで、等価な2次元の常微分方程式系に変換できる。
これをリエナール系と呼ぶ.
関連項目
- アルフレド=マリー・リエナール
- ファン・デル・ポール振動子
固有名詞の分類
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