ベルヌーイによる証明とは? わかりやすく解説

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ベルヌーイによる証明

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/18 08:29 UTC 版)

二年生の夢」の記事における「ベルヌーイによる証明」の解説

元々の証明Bernoulli (1697) において与えられ、のちに現代的な証明Dunham (2005) において与えられた。これらの証明違い項別積分0 1 x n ( log x ) n d x {\displaystyle \int _{0}^{1}x^{n}(\log \,x)^{n}\,\mathrm {d} x} の計算方法であり、このような項別積分などの)過程の細かい差異除けば同じである。上述の証明では置換積分によってガンマ関数括りだす方法計算をしているが、当時はまだガンマ関数知られておらず、ベルヌーイ部分積分繰り返し適用する方法計算した再帰的な関係を明らかにするため二つ指数それぞれ別の文字表し次のように部分積分を行う(対数関数の原始関数の一覧参照)。まず不定積分計算から始めるが、積分定数 + C は定積分の計算の際に消えること、および元々の証明においても省略して計算が行われたことより以下省略する。 ∫ x m ( ln ⁡ x ) n d x = x m + 1 ( ln ⁡ x ) n m + 1n m + 1x m + 1 ( ln ⁡ x ) n − 1 x d x ( m ≠ − 1 ) = x m + 1 m + 1 ( ln ⁡ x ) n − n m + 1x m ( ln ⁡ x ) n − 1 d x ( m ≠ − 1 ) {\displaystyle {\begin{aligned}\int x^{m}(\ln x)^{n}\,\mathrm {d} x&={\frac {x^{m+1}(\ln x)^{n}}{m+1}}-{\frac {n}{m+1}}\int x^{m+1}{\frac {(\ln x)^{n-1}}{x}}\,\mathrm {d} x\qquad (m\neq -1)\\&={\frac {x^{m+1}}{m+1}}(\ln x)^{n}-{\frac {n}{m+1}}\int x^{m}(\ln x)^{n-1}\,\mathrm {d} x\qquad (m\neq -1)\end{aligned}}} これにより ln x の指数が 1 減る(n → n − 1)。ここで n は整数であるから、これを繰り返す有限回で ln x の指数が 0 となり、単なる xm積分となって終了する。ゆえにこの積分次のような有限和となる。 ∫ x m ( ln ⁡ x ) n d x = x m + 1 m + 1 ⋅ ∑ i = 0 n ( − 1 ) i ( n ) i ( m + 1 ) i ( ln ⁡ x ) n − i {\displaystyle \int x^{m}(\ln x)^{n}\,\mathrm {d} x={\frac {x^{m+1}}{m+1}}\cdot \sum _{i=0}^{n}(-1)^{i}{\frac {(n)_{i}}{(m+1)^{i}}}(\ln x)^{n-i}} ただし (n)i は下降階乗冪ポッホハマー記号)である。 ここで m = n とし、どちらも整数であるとする。 ∫ x n ( ln ⁡ x ) n d x = x n + 1 n + 1 ⋅ ∑ i = 0 n ( − 1 ) i ( n ) i ( n + 1 ) i ( ln ⁡ x ) n − i {\displaystyle \int x^{n}(\ln x)^{n}\,\mathrm {d} x={\frac {x^{n+1}}{n+1}}\cdot \sum _{i=0}^{n}(-1)^{i}{\frac {(n)_{i}}{(n+1)^{i}}}(\ln x)^{n-i}} 0 から 1 まで積分すると、右辺の和は最後の項を除いてすべて消滅し次のうになる。 1 n !0 1 x n ( ln ⁡ x ) n d x = 1 n ! 1 n + 1 n + 1 ( − 1 ) n ( n ) n ( n + 1 ) n = ( − 1 ) n ( n + 1 ) − ( n + 1 ) . {\displaystyle {\frac {1}{n!}}\int _{0}^{1}x^{n}(\ln x)^{n}\,\mathrm {d} x={\frac {1}{n!}}{\frac {1^{n+1}}{n+1}}(-1)^{n}{\frac {(n)_{n}}{(n+1)^{n}}}=(-1)^{n}(n+1)^{-(n+1)}.} 現代的な観点から言えば、これは(縮尺の違いを除いて異な積分区間第二種オイラー積分計算をしているのに等しい。第二種オイラー積分自体も上と似たような手続き計算することができる。

※この「ベルヌーイによる証明」の解説は、「二年生の夢」の解説の一部です。
「ベルヌーイによる証明」を含む「二年生の夢」の記事については、「二年生の夢」の概要を参照ください。

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