connotationとは? わかりやすく解説

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connotation

別表記:コノテーションカナティーション

「connotation」とは、言葉の表面的な意味以外に存在する文化的」「感情的」「暗示的」なニュアンスによって表現される隠れた意味のことを指す英語表現である。

「connotation」とは「connotation」の意味

「connotation」とは、言葉の持つ言外の意味を示す場合使われる英語表現である。通常言葉直接的な意味よりも、より広い意味を持って使われる。そのため、「connotation」の意味は、言葉表現され文脈によって大きく異る場合がある。たとえば、「snake」という言葉は、直接的には「爬虫類一種である」を意味するが、言外の意味として「卑劣な人」や「自分利益のために他人裏切る人」といったマイナスのニュアンスを持つ。

また、「connotation」は言葉だけではなく記号イメージにも存在する。たとえば、国旗はその国の文化価値観反映しているし、色なら、白色純潔や平和、赤色情熱や愛などを表現する場合使われるこのように記号イメージには、それぞれの「connotation」が存在している。

上のように、「connotation」は、より広い意味を相手伝えることができるため、言葉記号イメージのもつ「connotation」を正しく理解することは、コミュニケーションにおいて非常に重要である。

「connotation」の発音・読み方

「connotation」の発音記号は、「känəˈtāSH(ə)n」または「kah-nuh-tey-shuhn」となる。アメリカ英語では、最初の「o」の音が「aw」のように聞こえことがあるカタカナでは、「カナティーション」と表記されることが多い。発音する際に重要なのは、最初音のカナの「co」を「カナー」と上げることである。次に「n」の音は、「n」しっかりと発音することが重要といえる。そして、「t」の音は、「t」と発音するではなく、「tay」というように、軽くエイのような音を付けて発音するとよい。最後の「tion」の部分は、発音時にストレスを置くことが重要であり、「SH(ə)n」と発音することが望まれる

「connotation」の語源・由来

「connotation」は、「意味を含意する」という意味のラテン語の「connotare」という動詞由来するとされている。この動詞は、「マルクス・テレンティウス・ウァロという名のローマ人作家によって、紀元前37年頃に初め文書残されている。その後、この語は文学用語として特定の単語フレーズ含まれる、非明示的な意味を表すのに使われるうになる

英語圏で「connotation」という語が一般的に使われるようになったのは、19世紀後半から20世紀初頭のことである。当時言語学者文学研究者たちは、単語文化的および歴史的背景、およびその傾向調査するため、この理論的枠組み広く用いようになった。そして、現代では「connotation」は、おもに言語学文学分野使われている。また、広告業界でも、「connotation」は重要な概念となっている。これは、言葉とその背後文化的な意味が、商品ブランドイメージ広告キャンペーン大きく影響するためである。

「connotation」を含む英熟語・英語表現

「negative connotation」とは



negative connotation」とは、ある言葉表現が持つ否定的な意味合いのことを指す。つまり、その言葉表現が、何かを批判した軽蔑したりするようなニュアンス含まれていることを表す。たとえば、「childish子供っぽい)」という表現は、年齢的に子供であることを指しているのではなく大人ふさわしくない行動言動があることや、まだ未熟であると思われることを表している。つまり、「childish」という言葉は、「negative connotation」を持つといえる

ほかにも、「Immature未熟)」や「Childlike(子供っぽい)」などの言葉がある。「Immature」は、明らかにnegative connotation」を持つ言葉である。「Childlike」は、「Childish」と似た意味を持つが、「Innocent無垢)」「Naiveナイーブ)」といった意味合い含まれるまた、because you are a woman(お前は女だから)」という表現は、女性に対して差別的なニュアンス含まれているため、「negative connotation」があるといえる。そして、この表現は、女性否定するような意味合いがあるため、多用するのは好ましくないとされる

このように、「negative connotation」を持つ言葉表現使ってしまうと、相手に対して不快感嫌悪感与えてしまうことがある。そのため、コミュニケーションにおいては相手批判するような言い方避け、より丁寧かつ建設的な表現心がけることが大切である。

「connotation」の使い方・例文

「connotation」は、単語フレーズ潜在的に関連している「イメージ」「感情」「意味合い」などを指す。つまり、単語フレーズが持つ暗黙の意味表現する。そのため、一般的にはポジティブイメージを持つ単語でも、文脈によってはネガティブなイメージとして使われることがある。たとえば、「home(家)」や「family家庭)」という単語は、普通はポジティブ意味合い使われることが多い。しかし、文脈によっては「家庭内暴力」のように、ネガティブなイメージ表現する

また、「connotation」は、文化社会背景によっても変わることがある。たとえば、「black(黒)」は、西洋文化では悲しみや死のイメージつきまとうが、東洋文化では善悪問わず用いられるこのように単語フレーズの「connotation」には、文化社会背景影響反映されやすい。つまり、「connotation」を正確に把握し適切に使い分けることで、相手伝えたいメッセージ正確に伝えることができる。

以下に、いくつかの例文を紹介する

"Cheap'' not only means low price, but also has "connotation'' that indicates inferior quality or value.
(「cheap」は、単に低価格であることを表すだけでなく、劣った品質価値があることを示す含意持っている

"Old-fashioned" not only expresses old-fashionedness and outdatedness, but also has "connotation" that expresses a conservative and rejection of new things.
(「old-fashioned」は、古風時代遅れであることを表すだけでなく、保守的新しいものに対す拒否感を示す含意持っている

"Bold" not only expresses being brave, but also has "connotation" that indicates adventurousness and boldness.
(「bold」は、勇敢であることを表すだけでなく、冒険心大胆さを示す含意持っている

コノテーション【connotation】

読み方:このてーしょん

言外の意味含意含蓄

論理学で、内包。⇔ディノテーション

「コノテーション」に似た言葉

コノテーション connotation

本来の意味含蓄言外意味するということ広告言語表現のほぼ全てがこれで、レトリック使った装飾性の高いコピーをいう。その一方事実物を示すだけの言語デノテーションという。


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