SonyBMGとは? わかりやすく解説

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ソニーBMG

(SonyBMG から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/17 00:52 UTC 版)

ソニーBMG・ミュージックエンタテインメント
Sony BMG Music Entertainment
元の種類
ジョイント・ヴェンチャー (デラウェア合名会社)
業種 音楽、エンタテインメント
その後 ソニーに買収されたベルテルスマンのシェア
後継
設立 2004年8月6日 (21年前) (2004-08-06)
解散 2008年10月1日 (16年前) (2008-10-01)
本社
主要人物
デヴィッド・ゴードン: サウンド & ヴィジョン会長
所有者 50%ずつ所有:
ウェブサイト http://sonybmg.com/”. 2006年1月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月20日閲覧。
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Sony BMG Music Entertainment(ソニーBMG・ミュージックエンタテインメント)は、(初代)ソニー・ミュージックエンタテインメント(旧CBSレコード、2008年Sony Music Holdingsに社名変更)とベルテルスマンBMG)の合弁により誕生した音楽事業会社。ソニーによる完全子会社化により、現在は(2代目)ソニー・ミュージックエンタテインメント(Sony Music Entertainment)を名乗っている。

歴史

2004年3月4日、ソニーとベルテルスマンが50%ずつの出資に合意。ソニーの子会社であるソニー・ミュージックエンタテインメント(SME、旧CBSレコーズ・グループ)とベルテルスマンの子会社であるベルテルスマン・ミュージック・グループ(BMG)の事業を新設合弁会社に移転させることで設立された。ソニーBMGはEMIユニバーサルワーナーと並ぶ四大レコード会社と呼ばれていた。

しかし2007年のソニーBMG製CD XCP問題をきっかけに[要出典]ソニーBMGの経営が悪化。2008年8月5日、ベルテルスマンは同社の持分(50%)を12億ドルでソニーに売却[1]、ソニーBMGはソニーの完全子会社となった。2009年1月1日、社名を(2代目)ソニー・ミュージックエンタテインメント(Sony Music Entertainment)に変更した。

脚注

  1. ^ Thiel, Simon (2008年8月5日). “Sony Buys Bertelsmann Sony BMG Stake for $1.2 Billion”. Bloomberg L.P.. 2008年8月5日閲覧。

外部リンク


ソニー・ミュージックエンタテインメント (米国)

(SonyBMG から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/19 22:44 UTC 版)

ソニーグループ > ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカ > ソニー・エンタテインメント > ソニー・ミュージック・グループ(Sony Music Group) > ソニー・ミュージックエンタテインメント (米国)
(二代目)ソニー・ミュージックエンタテインメント
Sony Music Entertainment
種類 ジェネラル・パートナーシップ
市場情報 非上場
略称 Sony Music
本社所在地 アメリカ合衆国
ニューヨーク州ニューヨーク市
設立 1888年(コロムビア・フォノグラフとして)
業種 音楽ソフトの企画・制作・製造・販売など
代表者 ロブ・ストリンガーCEO
純利益 39億ドル(2008年)
所有者 ソニーグループ
主要株主 ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカ(100%)
外部リンク sonymusic.com
特記事項:現法人は、2004年8月、ソニーBMG・ミュージックエンタテインメントとして設立。旧ソニー・ミュージックエンタテインメントはソニー・ミュージックホールディングスに改称(2008年12月)して、現法人の直接の親会社となっている。
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ソニー・ミュージックエンタテインメント英語: Sony Music EntertainmentSME、通称:ソニー・ミュージックSony Music)は、アメリカのグローバル音楽企業である。日本の多国籍コングロマリットであるソニーグループ傘下のソニー・コーポレーション・オブ・アメリカが所有するソニー・ミュージック・グループの一部である。

概要

2004年、ソニーベルテルスマングループの合弁(パートナーシップ)によりソニーBMG・ミュージックエンタテインメント(Sony BMG Music Entertainment)として発足。ソニーグループのSony Music Entertainment(旧CBSレコード)とベルテルスマングループのBMGの音楽事業を当社の下に統合した。2008年、ソニーがベルテルスマンの持分を取得して完全子会社化し、社名をソニー・ミュージックエンタテインメント(Sony Music Entertainment)とする。

ユニバーサル ミュージック グループワーナー・ミュージックと共に、いわゆる音楽事業会社の"ビッグスリー"の一つである。

2020年代においては、ストリーミングによる楽曲の需要が高まると見通して一部ミュージシャンとの契約方法を変更、ボブ・ディランポール・サイモンブルース・スプリングスティーンからは全楽曲を購入するという手法を採った[1]

なお日本の「株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント」はソニーグループが直接所有しており、相互に経営の関係はない。

沿革

CBSレコード

BMG

ソニーBMG

  • 2004年8月1日、ソニーとベルテルスマングループの合弁(双方の折半出資)によりソニーBMG・ミュージックエンタテインメント(Sony BMG Music Entertainment)を設立。ソニー・ミュージックエンタテインメント(旧CBSレコード)とBMGの事業を当社の下に統合した。
  • 2005年10月、発売したCDにrootkitが存在することが発覚(ソニーBMG製CD XCP問題)を参照。
  • 2007年11月、ソニーBMG従業員が環境移行ツールIDEAL Migrationのオンラインサポートを同ソフトウェアの開発元であるPointdevにリクエストしたところ、同ソフトウェアが不正なライセンスキーにより使用されていることが発覚。翌年1月に海賊版ソフトウェアの使用・ライセンス違反により30万ユーロの訴訟を起こされる[2][3]
  • 2008年8月、ソニーとベルテルスマンは、ソニーがベルテルスマンの持分(50%)を取得することに合意したと発表。
  • 2008年10月に、ソニーの米国法人であるソニー・コーポレーション・オブ・アメリカ(SCA)によるベルテルスマン持分の取得が完了。ソニーBMGはソニーの完全子会社(SCA等を介する間接所有)となった。同時に、ソニーBMGから日本のSMEJにBMG JAPAN全株式の譲渡が行われ、BMG JAPANはSMEJの完全子会社となった。また、それに際して販売元もVEからSMEJに変更された。
  • 2008年12月に、保護者の承諾を得ずに3万人の児童に関する情報を収集した問題で、連邦取引委員会に100万ドルを支払うことに同意した。

ソニー・ミュージック

レーベル

経営者

NBCのCOOだったアンドリュー・ラック(Andrew Lack)は、2003年に旧ソニー・ミュージックエンタテインメントのCEOに就任した。その後合併に伴い、ソニーBMGの初代CEOに就任した。

2017年4月、元ソニーCEOのハワード・ストリンガーの実弟ロブ・ストリンガーが就任した[4]

事件・問題

脚注

注釈

出典

  1. ^ 全楽曲を売却、500億円超か 米歌手スプリングスティーンさん”. 中日新聞 (2021年12月16日). 2021年12月16日閲覧。
  2. ^ soci?t? vauclusienne attaque le g?ant Sony」2008年3月19日、La Provence.com
  3. ^ BMG Accused Of Using Pirated Software」 2008年3月26日、EDRI-gram
  4. ^ “ソニーの音楽部門社長、イギリス音楽業界の殿堂入り”. フォーブス. (2017年6月17日). https://forbesjapan.com/articles/detail/16618 2017年7月22日閲覧。 {{cite news}}: CS1メンテナンス: 先頭の0を省略したymd形式の日付 (カテゴリ)
  5. ^ SONY BMGのrootkit CD訴訟、和解を最終承認”. 2014年8月17日閲覧。

関連項目

外部リンク




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