RC造館時代とは? わかりやすく解説

RC造館時代(1967-2000)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/13 20:57 UTC 版)

津島市立図書館」の記事における「RC造館時代(1967-2000)」の解説

1967年昭和42年)に市制20周年迎えた津島市は、記念事業一環として同一敷地内図書館新築した1966年昭和41年12月1日には木造館が閉館1967年3月31日鉄筋コンクリート造新図書館竣工し4月9日開館した鉄筋コンクリート造平屋建延床面積364m2であり、総工費は1040万円。この新館一般室、児童室、新聞雑誌コーナーなどからなりニューアーク方式による利用者登録制度導入した津島ライオンズクラブからの寄付金75万円元に図書購入して新館には津島ライオンズクラブ文庫設置された。 1968年昭和43年10月から1969年昭和44年4月まで長期休館し、361m2の2階部分増築閲覧室読書室、集会室展示室、書庫などが設けられた。これによって延床面積は725m2となり、後の閉架書庫増築によって771m2となっている。延床面積は約2倍に増加し蔵書数尾張地方屈指の多さとなったものの、長期休館影響もあって利用者低迷小中高校生以外の一般利用者がほとんどいないと関係者が嘆く状況だった。1968年行われた閲覧情報調査によると、学生58%、児童25%一般17%であり、利用者がもっと多かったのは児童・生徒夏休み重な7月8月だった。 同時期の海部地方には13市町村があったが、市制施行しているのは津島市けだった津島市含めた海部郡内の図書館は、津島市市立図書館佐屋町立杉野図書館佐屋町1966年完成)、蟹江町図書館蟹江町)の3館だけであり、図書館のない佐織町立田村八開村いずれも現・愛西市)から津島市立図書館やってくる利用者もいた。津島市市立図書館津島市西端部にあるため、津島市東部神守地区神島田地区からのアクセス悪く移動図書館巡回を望む声が高まった1970年昭和45年7月には津島市立神守中学校PTA自主的に中学校内の津島市青年研修所PTA図書文庫貸出拠点)を開設1971年昭和46年9月には津島市市立図書館がこのPTA文庫発展させて神守定期図書室分室)とした。神守地区住宅造成盛んな新興住宅地であるが、公共交通機関津島市中心部まで移動すると約1時間もかかる地区である。1972年昭和47年)には津島市市立図書館から約3km離れた神島田地区の神島連絡所内に、市内2番目の分室として神島田分室が設置された。分室設置移動図書館巡回などの施策進めた結果1974年度の貸出冊数前年35%も上回っている。 1974年昭和49年)には本館冷房設備コピー機導入され児童貸出冊数が1冊から2冊に拡大された。1976年度の蔵書数は約47,700冊であり、利用者数は約44,000人だった。1977年昭和52年9月には団体貸出開始し学童保育所保育園東海農政局などがこのサービス利用している。1978年昭和53年)には神守定期図書室新築された神守公民館移転し神守図書室利用者数は大きく増加した1979年昭和54年)には本館小学生向けに「1日図書館員体験実施、これは当時としては全国的に珍しい試みだった。 1980年昭和55年)には蔵書数人口同程度(約60,000)まで増えたため、2冊だった貸出制限を5冊に緩和した1981年昭和56年)には身体障害者来館困難者などを対象として郵送貸出サービス開始し小学生以上だった貸出制限撤廃して0歳から貸出を可能とした。1982年昭和57年7月には床面貼り替え点字ブロックスロープなどの導入行い土足入館が可能となってバリアフリー化図られた。1983年昭和58年)には創立88周年記念して10月28日から11月3日まで「米寿祭」を開催した

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