Mark 8とは? わかりやすく解説

Mark 8 (核爆弾)

(Mark 8 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/29 08:15 UTC 版)

Mark 8 / W8
Mark 8 核爆弾
タイプ 核爆弾(Mark 8)/核弾頭(W8)
開発国 アメリカ合衆国
配備先 アメリカ空軍
アメリカ海軍
開発・生産
開発期間 -1951年(Mark 8)
-1955年(W8開発中止)
生産期間 1951年-1953年(Mark 8)
配備期間 1952年-1957年
生産数 40発(Mark 8)/なし(W8)
要目
核出力 25-30kt
弾頭 核分裂弾頭(ガンバレル方式)
直径 14.5インチ(Mark 8)
長さ 116-132インチ(Mark 8)
重量 3,230-3,280ポンド(Mark 8)
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Mark 8アメリカ合衆国が開発した核爆弾。1952年から1957年まで配備されていた。

概要

Mark 8はガンバレル方式の核爆弾である。外形は細長い形状をしており、地中貫通爆弾として、硬化目標攻撃用に設計されていた。Mark 8の貫通能力は粘土質では37m、砂質では27m、鉄筋コンクリートでは6.7m、装甲板では13cmとなっていた。

大きさは、胴体直径14.5インチ、長さはサブタイプにもよるが116から132インチ。重量は3,230から3,280ポンドで、核出力は25から30ktであった。遅延信管を用い、核物質には高濃縮ウランを用いている。生産数は40発。

レギュラス艦対地ミサイル用にW8核弾頭の開発計画があったが、これは1955年に開発が中止されている。

Mark 8の成功を受けて、改良型のMark 11が開発された。そのほか、Mark 8を基に軽量核爆弾としてMark 10の開発が検討された。

外部リンク


Mark-8

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Mark-8ミニコンピュータ

Mark-8(マークエイト)は1974年に設計されたマイクロコンピュータであり、世界初の8ビットマイクロプロセッサ Intel 8008 を使用していた。Mark-8は Jonathan Titus が設計し、自由な組み立てキットとして『ラジオ=エレクトロニクス』誌(R-E)の1974年7月号の巻頭記事で紹介された[1]

プロジェクト

R-E誌1974年7月号の巻頭記事で、Mark-8が「自分で組み立てる」プロジェクトとして紹介されている。記事では回路基板のレイアウトと組み立て手順の書かれた小冊子を5ドルで提供することが書かれていた。また、Titus自身もニュージャージー州のある会社に作らせた基板を50ドルでホビーストに提供するよう手配していた。Mark-8を実際に組み立てた人たちは様々な電子部品を色々なところから自分で集めた[2]。小冊子は数千冊、基板セットは数百セットが売れた。

興味深いことにMark-8はR-E誌では「あなたの個人的ミニコンピュータ」と銘打たれた。マイクロコンピュータ革命が起きる前なのでこれは仕方のないことであった。マイクロコンピュータという単語が一般化するのはまだまだ先のことである。そのため、このキットを紹介するにあたって編集者はMark-8を当時の最も小さいコンピュータのカテゴリに入れてしまった。

影響

Mark-8は商業的に大成功とは言いがたいが、ライバル誌である『ポピュラーエレクトロニクス』誌の編集者が刺激を受け、同種の、しかしより使いやすいマイクロコンピュータを記事にすることを検討した。その結果、わずか半年後の1975年の1月、同誌上でMITS社のAltair 8800が発表された[3]

脚注・出典

  1. ^ Titus, Jonathan (July 1974). “Build the Mark 8 Computer”. Radio Electronics 45 (7): pp. 29–33. 
  2. ^ Mark-8 Minicomputer, Bryan's Old Computers, retrieved Feb 11 2009
  3. ^ About Forrest M. Mims III, By writer, editor and publisher Harry L. Helms, retrieved Feb 24 2009

関連項目

外部リンク


Mark 8

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/11 14:46 UTC 版)

.303ブリティッシュ弾」の記事における「Mark 8」の解説

1938年に、Mk.8(Mk.8とMk.8Z)弾が、ヴィッカース重機関銃射程延長するために採用された。 Mk.7弾薬よりわずかに重い175グレイン(11.3g)で、一番の違いは、ボートテール弾(弾尾を絞った形状弾丸)と増量された装薬(Mk.8Zの場合41グレインニトロセルロース火薬)だった。装薬は2,525~2,900 ft/s(780~884 m/s)の砲口初速与えたその結果薬室が受ける最高圧力は、Mk.7弾の39,000 lbf/sqと比べて42,00060,000 lbf/sq(おおよそ280414 MPa)と、かなり高かった。 Mk.8弾薬断面は、長く緩やかな曲線を描くボートテール形状示し、このことは非常に高い弾道係数提供する。Mk.8弾薬は「全ての.303インチ小火器機関銃適している」と評されたが、Mk.7 コルダイト使用する従来火器においては、銃腔の重大な損耗引き起こし、このことは発射されボートテール弾丸が横弾となる原因とされた。 その結果、Mk.8弾薬は、他の弾薬利用不可能な非常時除いてライフル軽機関銃での一般的使用禁じられた。この公式の禁止対すいくらか自然な反応として、軍の兵器科は「Mk.8弾薬手に入れることができた全ての者が、彼自身ライフル即座にそれを使用した」と報告した

※この「Mark 8」の解説は、「.303ブリティッシュ弾」の解説の一部です。
「Mark 8」を含む「.303ブリティッシュ弾」の記事については、「.303ブリティッシュ弾」の概要を参照ください。

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