W71_(核弾頭)とは? わかりやすく解説

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W71 (核弾頭)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/27 12:56 UTC 版)

W71
タイプ 核弾頭
開発国 アメリカ合衆国
配備先 アメリカ陸軍
開発・生産
開発期間 -1974年
生産期間 1974年-1975年
配備期間 1975年-1976年
生産数 30発
要目
核出力 5Mt
弾頭 熱核弾頭
直径 42インチ
長さ 101インチ
重量 2,850ポンド
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W71は、アメリカ合衆国が開発した核弾頭アメリカ陸軍LIM-49A スパルタン弾道弾迎撃ミサイル用のものである。

概要

ローレンス・リバモア国立研究所で開発が行われた熱核弾頭である。1971年-1975年にかけて30発が生産された。

LIM-49A スパルタンは1975年より配備に付けられたが、1976年には退役している。弾頭自体は1992年まで保管されていた。

目的

弾道弾迎撃ミサイル弾頭として、大気圏外核爆発(高高度核爆発)に伴うX線放射による敵弾道ミサイル核弾頭の無効化を目的としている。

機構

  • 信管は指令爆破もしくは時限式による。
  • サイズは直径42インチ、長さ101インチ。
  • 重量2,850ポンド。

グロメット作戦での使用

アメリカ合衆国1971年-1972年にかけて行った地下核実験(グロメット作戦)のうち、カニキン・プロジェクト[1]において使用された。カニキン・プロジェクトとは、1971年、アリューシャン列島アムチトカ島において行われた地下核実験のことである。核出力は5Mtで、地下核実験としては最大規模の記録を出した。また、マグニチュード7.0ML[2]人工地震も記録している。

外部リンク

脚注

  1. ^ Project CANNIKIN。カニキン実験とも
  2. ^ 現在使用されているモーメントマグニチュードと算出方法が異なる

関連項目




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