W70_(核弾頭)とは? わかりやすく解説

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W70 (核弾頭)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/27 12:56 UTC 版)

W70
タイプ 核弾頭
開発国 アメリカ合衆国
配備先 アメリカ陸軍
開発・生産
開発期間 -1973年
-1977年(Mod3)
生産期間 1973年-1977年
1981年-1983年(Mod3)
配備期間 1973年-1992年
1981年-1992年(Mod3)
生産数 900発(mod0,1,2)
380発(Mod3)
要目
核出力 1-100kt(mod0,1,2)
1kt(Mod3)
弾頭 熱核弾頭(放射線強化弾頭, Mod3)
直径 18インチ
長さ 41インチ
重量 270ポンド
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W70は、アメリカ合衆国が開発した核弾頭アメリカ陸軍MGM-52 ランス短距離弾道ミサイル向けの弾頭である。

概要

1970年代前半にローレンス・リバモア国立研究所で開発された。1973年に開発が完了し、生産が開始されている。初期型(Mod0,1,2)は1977年までにかけて約900発が生産された。熱核弾頭であり、核出力は可変式で、出力は1-100ktであった。信管は触発および空中爆発が採用されていた。サイズは直径18インチ、長さ41インチ、重量270ポンド。

1977年にはW70の改良型であるW70 Mod3が開発が完了している。これは戦術使用目的の放射線強化型弾頭(中性子弾頭)であり、核出力は1kt。W70 Mod3は政治的理由により製造が延期され、1981年より生産が開始された。これは1983年にかけて380発が生産された。W70は冷戦終結後の1992年に、アメリカ合衆国の地上発射式戦術核兵器の廃止方針により、配備が終了した。

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