Hasbro Universe
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「トランスフォーマー (IDW版)」の記事における「Hasbro Universe」の解説
便宜上、「IDWG1」と呼ばれることも多いが、G2以降のキャラクターも多く登場しており、設定を練り直した新たなストーリーが展開されている。 ShoPro Books及び、ヴィレッジブックスから一部作品の邦訳版が発売されている。ShoPro版は『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』にあわせた名称、口調で翻訳されている。ヴィレッジ版は原語にあわせた名称で翻訳されており、以下、ShoProから刊行されたものを含めてヴィレッジ版の名称で記載する。 トランスフォーマー:インフィルトレーション(The Transformers: Infiltration) ライター:サイモン・ファーマン アーティスト:E.J.スー 最初に出版されたミニシリーズ。2005年10月にプレビュー版の0号、2006年1月より全6号が発売。 トランスフォーマーと地球人とのファーストコンタクトを描く。第0号はIDWの営業実績において最高の10万部を超える予約を記録した。 トランスフォーマー:ストームブリンガー(The Transformers: Stormbringer) ライター:サイモン・ファーマン アーティスト:ドン・フィゲロア 2006年7月より全4号。『インフィルトレーション』と同時期のサイバートロン星での戦いを描く。メインの悪役はサンダーウイング。 キャッチフレーズは「No Humans on Cybertron!」。前作で登場した人間キャラに対するファンの不満を反映したもの。 トランスフォーマー:スポットライト(The Transformers: Spotlight) ライター:サイモンファーマン、他 アーティスト:ニック・ロシェ、他 メインシリーズで大きく取り上げられていないキャラクターをフィーチャーするシリーズ。2006年9月から2013年5月まで不定期に刊行された。 サイモン・ファーマンがメインライターを担当していた時期は、本編のバックアップストーリーとしての趣が強く、本編の展開に大きく絡むものも多かった。 『オール・ヘイル・メガトロン』と同時期に刊行された、『ブラー』『ジャズ』『ドリフト』『クリフジャンパー』『メトロプレックス』の5号は、『オール・ヘイル・メガトロン』と関連したものとなっており、TPBはスポットライトではなく、『オール・ヘイル・メガトロン』の3巻として発売されている。 『オライオン・パックス』『サンダークラッカー』『メガトロン』『バンブルビー』『トレイルカッター』『ホイスト』の6号は、ハズブロから発売される玩具とのタイアップとなっており、キャラクターも玩具と同じ姿で描かれている。また、『Dark Cybertron』の前日端(時代は戦前から現代と作品によって異なる)にもなっている。TPBは『The Transformers: Dark Prelude』のタイトルで発売された。 日本では『オールヘイルメガトロン』に関連作が収録されているほか、日本独自編集版として『メガトロン・オリジン』に収録される形で『ショックウェーブ』と『サウンドウェーブ』が出版されている。 トランスフォーマー:エスカレーション(The Transformers: Escalation) ライター:サイモン・ファーマン アーティスト:E.J.スー 2006年11月より全6号。『インフィルトレーション』の続編。 トランスフォーマーを捕らえようとする組織マシネーションと、人類を巻き込んだ戦争を企むメガトロンを阻むオプティマス・プライムを描く。 トランスフォーマー:メガトロン・オリジン(The Transformers: Megatron: Origin) ライター:エリック・ホルムズ アーティスト:アレック・ミルン、マルセロ・マテア 2007年5月より全4号。 サイバートロン星での内戦の始まり、ディセプティコンの起源、メガトロンの台頭などを描く。 日本ではヴィレッジブックスより邦訳版が発売された。 ニューアベンジャーズ/トランスフォーマー(New Avengers/Transformers) ライター:スチュワート・ムーア アーティスト:タイラー・カーカム、サル・レグラ 2007年7月より全4号。マーベル・コミックとのクロスオーバー作品。 時期は『インフィルトレーション』と『エスカレーション』の間に設定され、後者登場のトランスフォーマーキャラが参加。マーベルからはキャプテン・アメリカ、アイアンマン、ウルヴァリン、スパイダーマンらが登場。 トランスフォーマー:デバステーション(The Transformers: Devastation) ライター:サイモン・ファーマン アーティスト:E. J. スー、他 2007年9月より全6号。『エスカレーション』の続編。『スポットライト:シックスショット』から繋がり、同『ガルバトロン』とも関連する。 トランスフォーマー:オール・ヘイル・メガトロン(The Transformers: All Hail Megatron) ライター:シェーン・マッカーシー アーティスト:グイド・グイディ、他 2008年4月より本編12号、2話ずつからなる余禄4号の全16号。 日本ではShoPro Booksより邦訳版が発売された。 詳しくはオール・ヘイル・メガトロンを参照。 トランスフォーマー:マキシマム・ダイノボッツ(The Transformers: Maximum Dinobots) ライター:サイモン・ファーマン アーティスト:ニック・ロシェ、ジェームズ・ライース、他 2008年12月より全4号。『オール・ヘイル・メガトロン』と同時期に平行して刊行された。時系列は『オール・ヘイル・メガトロン』より前となっており、ダイノボットとスコルポノックの戦いが描かれている。 トランスフォーマー(The Transformers) ライター:マイク・コスタ、ジェームズ・ロバーツ アーティスト:ドン・フィゲロア、グイド・グイディ、アレックス・ミルン、他 2009年11月より全31号刊行のオンゴーイングシリーズ。『オール・ヘイル・メガトロン』から3年、人類とトランスフォーマーの新たな関係が描かれている。 IDW版初のオンゴーイングシリーズであることから他と区別するために「オンゴーイング」と呼ばれることが多い。 日本ではヴィレッジブックスより邦訳版が全5巻出版されている。 トランスフォーマー:バンブルビー(The Transformers: Bumblebee) ライター:サンダー・キャノン アーティスト:チー・ヤン・オン 新たにオートボットのリーダーとなったバンブルビーを主役とした、2009年12月より全4号刊行のミニシリーズ。 トランスフォーマー:ラストスタンド・オブ・レッカーズ(The Transformers: Last Stand of the Wreckers) ライター:ニック・ロシェ、ジェームズ・ロバーツ アーティスト:ニック・ロシェ、グイド・グイディ ディセプティコンに占拠された刑務所を奪還するために命がけの任務にあたるレッカーズの戦いを描く、2010年1月より全5号刊行のミニシリーズ。TPBやハードカバー版には短編の小説やコミックが追加で収録されている。 ニック・ロシュがライターとメインアーティストを兼任し、ジェームズ・ロバーツが共同ライターや短編小説の執筆を担当している。 日本ではヴィレッジブックスより邦訳版が出版されている。 トランスフォーマー:アイアンハイド(The Transformers: Ironhide) ライター:マイク・コスタ アーティスト:ケイシー・カラー 死亡したはずが、サイバートロン星で目覚めたアイアンハイドを主役とした、2010年5月より全4号刊行のミニシリーズ。 トランスフォーマー:ドリフト(The Transformers: Drift) ライター:シェーン・マッカーシー アーティスト:アレックス・ミルン 『オール・ヘイル・メガトロン』以前、ディセプティコンに加入していたドリフトがどのようにしてオートボットになったかを描く。2010年9月より隔週で全4号刊行のミニシリーズ。 日本ではヴィレッジブックスより邦訳版が出版される。 トランスフォーマー:インフェステーション(The Transformers: Infestation) ライター:ダン・アブネット、アンディ・ラニング アーティスト:ニック・ロシェ 異次元から侵略してきたゾンビとIDWから刊行されている版権コミックのクロスオーバーシリーズ「インフェステーション」のトランスフォーマー編。2011年2月に隔週で全2号。オートボットとガルバトロンが手を組み事件に対処することになる。 トランスフォーマー以外では、『スタートレック』『ゴーストバスターズ』『G.I.ジョー』とのクロスオーバーコミックが刊行された。 トランスフォーマー:ハート・オブ・ダークネス(The Transformers: Heart of Darkness) ライター:ダン・アブネット、アンディ・ラニング アーティスト:ウリセス・ファリナス 『インフェステーション』前後のガルバトロンを主役とした、2011年3月より全4号刊行のミニシリーズ。 トランスフォーマー:デス・オブ・オプティマス・プライム(The Transformers: The Death of Optimus Prime) ライター:ジョン・バーバー、ジェームズ・ロバーツ アーティスト:ニック・ロシェ 2011年12月に刊行された読みきり作品。オンゴーイングの直接の続編となっており、『モア・ザン・ミーツ・ジ・アイズ』と『ロボッツ・イン・ディスガイズ』に続く。 原書TPB、邦訳版ともに『モア・ザン・ミーツ・ジ・アイズ』の1巻に収録されている。 トランスフォーマー:モア・ザン・ミーツ・ジ・アイ(The Transformers: More than Meets the Eye) ライター:ジェームズ・ロバーツ アーティスト:アレックス・ミルン、他 2012年1月より全57号刊行のオンゴーイングシリーズ。2012年のみアニュアルも刊行された。 日本ではヴィレッジブックスより邦訳版が刊行される。 トランスフォーマー:オートクレシー(The Transformers: Autocracy) ライター:クリス・メッツェン、フリント・ディル アーティスト:リビオ・ラモンデリ 2012年1月より隔週で全12号。1話あたりが通常の3分の1のページ数で、低価格の電子書籍として発売された。 トランスフォーマー:ロボッツ・イン・ディスガイズ(The Transformers: Robots in Disguise) ライター:ジョン・バーバー アーティスト:アンドリュー・グリフィス、他 2012年1月より全57号刊行のオンゴーイングシリーズ。2012年のみアニュアルも刊行された。同名のアニメシリーズが開始されるにあたり、混乱を避けるため35号より『The Transformers (Vol.2)』に改題された(号数は継続されている)。 日本ではヴィレッジブックスより邦訳版が刊行される。 The Transformers: Monstrosity ライター:クリス・メッツェン、フリント・ディル アーティスト:リビオ・ラモンデリ 2013年3月より隔週で全12号。『オートクレシー』の続編で、同じ形式で刊行された。 トランスフォーマー:ダークサイバートロン(The Transformers: Dark Cybertron) 『ロボッツ・イン・ディスガイズ』と『モア・ザン・ミーツ・ジ・アイ』のクロスオーバーイベントで、2013年6月より全12号刊行のマキシシリーズ。第1話と最終話以外は、『ロボッツ・イン・ディスガイズ』と 『モア・ザン・ミーツ・ジ・アイ』の23~27号で交互に展開された。 The Transformers: Windblade ライター:マーグレッド・スコット アーティスト:サラ・ストーン 『ダークサイバトロン』で新登場したウインドブレードを主役とした、2014年4月より全4号刊行のミニシリーズ。 サイバートロンの再建を目指すウインドブレードはスタースクリームの陰謀と対峙することになる。 The Transformers: Punishment ライター:ジョン・バーバー アーティスト:リビオ・ラモンデリ 2014年6月に全5号のモーションコミックとして発表された。 The Transformers: Primacy ライター:クリス・メッツェン、フリント・ディル アーティスト:リビオ・ラモンデリ 2014年8月より全4号。『オートクレシー』から始まった三部作の完結編。『Monstrosity』の続編だが、前作までと違い通常の形式で発売された。 トランスフォーマー:ドリフト - エンパイア・オブ・ストーン(The Transformers: Drift - Empire of Stone) ライター:シェーン・マッカーシー アーティスト:グイド・グイディ 2014年11月より全4号。ライターとアーティストは『オール・ヘイル・メガトロン』のコンビだが、『Regeneration One』のスタイルで製作されている。そのため『オール・ヘイル・メガトロン』とは作画面の印象は大きく異なる。 The Transformers: Windblade (Vol.2) ライター:マーグレッド・スコット アーティスト:コリン・ハウエル、他 2015年3月より全7号。『Windblade』の続編。最初の3号は『The Transformers (Vol.2)』39~41号と交互に、ハズブロの玩具とタイアップした「Combiner Wars」イベントを展開した。 The Transformers: Combiner Hunters ライター:マーグレッド・スコット アーティスト:サラ・ピトロ・ドローチャー 2015年7月に刊行された読みきり作品。「Combiner Wars」の後日端となる。 サンディエゴ・コミコン2015にて先行発売され、同イベントで限定発売された玩具「Combiner Hunters」セットとタイアップしている。作中に登場するアーシー、ウインドブレード、クロミアはそのセットと同じカラーリングになっている。また、ファン投票によって新キャラクターを創る企画「Fan Built Bot」によって創られたコンバイナー、ビクトリオンが初登場している。 The Transformers: Redemption ライター:ジョン・バーバー アーティスト:リビオ・ラモンデリ 2015年10月に刊行された読みきり作品。『Punishment』の続編。 トランスフォーマー:シンズ・オブ・レッカーズ(The Transformers: Sins of the Wreckers) ライター・アーティスト:ニック・ロシュ 2015年11月より全5号。『ラストスタンド・オブ・レッカーズ』の続編。 The Transformers Holiday Special ライター:マーグレッド・スコット、ジェームズ・ロバーツ、ジョン・バーバー アーティスト:コリン・ハウエル、コテリ、ジョシュ・バーチャム 2015年12月に刊行された読みきり作品。祝日をテーマとした短編を3話収録。 The Transformers: Till All Are One ライター:マーグレッド・スコット アーティスト:サラ・ピトロ・ドローチャー 2016年6月より全12号刊行のオンゴーイングシリーズ。2017年12月には完結編となるアニュアルが刊行された。 The Transformers: Titans Return ライター:マーグレッド・スコット、ジェームズ・ロバーツ、ジョン・バーバー アーティスト:リビオ・ラモンデリ 2016年7月に刊行された読みきり作品。オンゴーイングシリーズ3誌とあわせて、ハズブロの玩具とタイアップした「Titans Return」イベントを展開した。 Revolution ライター:ジョン・バーバー、カレン・バン アーティスト:フィコ・オシオ 2016年7月よりプレビュー版となる0号が関連各誌の巻末などに掲載され、9月より隔週で全5号が刊行されたミニシリーズ。 トランスフォーマー以外のハズブロ玩具シリーズ(『ROM』『M.A.S.K.』『マイクロノーツ』『アクションマン』『G.I.ジョー』)を交えた一大クロスオーバーイベント。本作よりトランスフォーマーシリーズを中心とした「Hasbro Universe」が形成された。 これにともない、『Revolution』の刊行を前後して、関連シリーズが刊行されたり、他シリーズのキャラが登場していた。 Optimus Prime ライター:ジョン・バーバー アーティスト:座間慧、他 2016年12月より刊行のオンゴーイングシリーズ。『The Transformers (Vol.2)』の続編。2017年、18年にはアニュアルも刊行された。 トランスフォーマー:ロスト・ライト(The Transformers: Lost Light) ライター:ジェームズ・ロバーツ アーティスト:ジャック・ローレンス、他 2016年12月より刊行のオンゴーイングシリーズ。『モア・ザン・ミーツ・ジ・アイ』の続編。 Revolutionaries ライター:ジョン・バーバー アーティスト:フィコ・オシオ、他 2017年1月より全8号。 The Transformers: Salvation ライター:ジョン・バーバー アーティスト:リビオ・ラモンデリ 2017年6月に刊行された読みきり作品。『Redemption』の続編。 Rom vs. Transformers: Shining Armor ライター:ジョン・バーバー、クリストス・ゲージ アーティスト:アレックス・ミルン 2017年7月より全5号。ロムとトランスフォーマーのクロスオーバーシリーズ。 First Strike ライター:マーグレッド・スコット、デイビット・ロドリゲス アーティスト:マックス・ダンバー 2017年6月よりプレビュー版となる0号が関連各誌の巻末などに掲載され、8月より隔週で全6号が刊行された。 Transformers vs. Visionaries ライター:マグダレン・ビサジオ アーティスト:フィコ・オシオ 2018年1月より全5号。『First Strike』から登場したビジョナリーズとトランスフォーマーのクロスオーバーシリーズ。 Transformers: Requiem of the Wreckers ライター:ニック・ロシュ アーティスト:ニック・ロシュ、ジェフ・シニア、ブレンダン・カーヒル 2018年5月に刊行された読みきり作品。『シンズ・オブ・レッカーズ』の続編でレッカーズシリーズの完結編。 Transformers: Unicron ライター:ジョン・バーバー アーティスト:アレックス・ミルン、他 2018年5月のフリーコミックブックデイでプレビュー版となる0号が配布され、7月より隔週で全6号が刊行された。 Hasbro Universeシリーズの完結編となっており、サイバトロン星にユニクロンが襲来する。
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