ConfigurationManagerとは? わかりやすく解説

ConfigurationManager クラス

メモ : このクラスは、.NET Framework version 2.0新しく追加されたものです。

クライアント アプリケーション構成ファイルアクセスできるようにします。このクラス継承できません。

名前空間: System.Configuration
アセンブリ: System.Configuration (system.configuration.dll 内)
構文構文

Public NotInheritable Class
 ConfigurationManager
public static class ConfigurationManager
public ref class ConfigurationManager abstract
 sealed
public final class ConfigurationManager
public final class ConfigurationManager
解説解説

ConfigurationManager クラス使用すると、マシン構成情報アプリケーション構成情報、およびユーザー構成情報アクセスできます。このクラスは ConfigurationSettings クラス代わるもので、優先して使用されます。

クライアント アプリケーションクライアント コンピュータ実行されWeb アプリケーションクライアント接続先であるサーバー コンピュータ実行されます。

System.Configuration組み込みの型またはこれらの型から派生した型を使用して構成情報を処理できます。これらの型を使用すると、構成情報直接処理することが可能で、構成ファイル拡張してカスタム情報含めることもできます

ConfigurationManager クラスには、次のタスク実行できるメンバ含まれています。

実装時の注意 Configuration クラスは、構成ファイル編集プログラムから行うことができるようにします。ConfigurationManager によって提供された、Open メソッド1 つ使用します。これらのメソッドは、Configuration オブジェクト返します。このオブジェクトにより、基になる構成ファイル処理するために必要なメソッドプロパティ提供されます。これらのファイルへの読み取りアクセスまたは書き込みアクセスできます構成ファイル読み取るには、GetSection または GetSectionGroup を使用して構成情報読み取ります。読み取りを行うユーザーまたはプロセスに、次のアクセス許可が必要です。

アプリケーションが独自の構成対す読み取り専用アクセスを行う必要がある場合は、GetSection メソッド使用することをお勧めます。これらのメソッドにより、現在のアプリケーションキャッシュされた構成値にアクセスできます。こちらの方が、Configuration クラスよりもパフォーマンス優れてます。 構成ファイルへの書き込みを行うには、Save メソッドいずれか使用します書き込みを行うユーザーまたはプロセスに、次のアクセス許可が必要です。
使用例使用例

ConfigurationManager クラス使用してカスタム構成セクションアクセスする方法次のコード例示しますセクション存在しない場合は、セクション作成され構成ファイル追加されます。この例で使用するカスタム セクション クラスは、ConfigurationPropertyAttribute クラス含まれる例で実装されます

 ' Create a custom section.
Shared Sub New()
   ' Get the application configuration file.
     Dim config As System.Configuration.Configuration
 = _
     ConfigurationManager.OpenExeConfiguration( _
     ConfigurationUserLevel.None)
   ' Console.WriteLine(config.FilePath);
   ' If the section does not exiat in the configuration
   ' file, create it and save it to the file.
   If config.Sections(customSectionName) Is
 Nothing Then
      custSection = New CustomSection()
      config.Sections.Add(customSectionName, custSection)
      custSection = config.GetSection(customSectionName)
      custSection.SectionInformation.ForceSave = True
      config.Save(ConfigurationSaveMode.Full)
   End If
End Sub 'New

// Create a custom section.
static UsingConfigurationManager()
{
    // Get the application configuration file.
    System.Configuration.Configuration config =
            ConfigurationManager.OpenExeConfiguration(
            ConfigurationUserLevel.None);
 
    // If the section does not exist in the configuration
    // file, create it and save it to the file.
    if (config.Sections[customSectionName] == null)
    {
        custSection = new CustomSection();
        config.Sections.Add(customSectionName, custSection);
        custSection =
            config.GetSection(customSectionName) as CustomSection;
        custSection.SectionInformation.ForceSave = true;
        config.Save(ConfigurationSaveMode.Full);
    }
}

この例では、次の構成ファイル示される要素処理します。この構成ファイルは、このコード例初め実行したときに生成されます。

メモメモ

バージョン管理要件反映するには、Version 属性設定する必要があります

<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<configuration>
  <configSections>
    <section name="CustomSection" 
       type="Samples.Config.CustomSection,
         ConfigurationManager, 
         Version=1.0.0.0, 
         Culture=neutralPublicKeyToken=null" 
         allowDefinition="Everywhere" 
         allowExeDefinition="MachineToApplication" 
         restartOnExternalChanges="true" />
  </configSections>
  <connectionStrings>
    <add name="ConnStr1" 
      connectionString="LocalSqlServer: data source=127.0.0.1;Integrated Security=SSPI;Initial
 Catalog=aspnetdb"
      providerName="System.Data.SqlClient" />
    <add name="ConnStr2" 
      connectionString="LocalSqlServer: data source=127.0.0.1;Integrated Security=SSPI;Initial
 Catalog=aspnetdb"
      providerName="System.Data.SqlClient" />
  </connectionStrings>
  <appSettings>
    <add key="AppSetting0" 
      value="Monday, February 28, 2005 1:27:59 PM" />
    <add key="AppSetting1" 
      value="Monday, February 28, 2005 1:36:40 PM" />
  </appSettings>
  <CustomSection fileName="default.txt" maxUsers="1000" 
     maxIdleTime="00:10:00" />
</configuration>
継承階層継承階層
System.Object
  System.Configuration.ConfigurationManager
スレッド セーフスレッド セーフ
この型の public static (Visual Basic では Shared) メンバはすべて、スレッド セーフです。インスタンス メンバ場合は、スレッド セーフであるとは限りません。
プラットフォームプラットフォーム
バージョン情報バージョン情報
参照参照

ConfigurationManager プロパティ


パブリック プロパティパブリック プロパティ

  名前 説明
パブリック プロパティ AppSettings 現在のアプリケーション既定構成の AppSettingsSection データ取得します
パブリック プロパティ ConnectionStrings 現在のアプリケーション既定構成の ConnectionStringsSection データ取得します
参照参照

関連項目

ConfigurationManager クラス
System.Configuration 名前空間
Configuration クラス
WebConfigurationManager

その他の技術情報

アプリケーション設定

ConfigurationManager メソッド


パブリック メソッドパブリック メソッド

( プロテクト メソッド参照)
  名前 説明
パブリック メソッド Equals  オーバーロードされます2 つObject インスタンス等しかどうか判断します。 ( Object から継承されます。)
パブリック メソッド GetHashCode  特定の型のハッシュ関数として機能します。GetHashCode は、ハッシュ アルゴリズムや、ハッシュ テーブルのようなデータ構造での使用適してます。 ( Object から継承されます。)
パブリック メソッド GetSection 現在のアプリケーション既定構成の、指定した構成セクション取得します
パブリック メソッド GetType  現在のインスタンスType取得します。 ( Object から継承されます。)
パブリック メソッド OpenExeConfiguration オーバーロードされます指定したクライアント構成ファイルConfiguration オブジェクトとして開きます
パブリック メソッド OpenMachineConfiguration 現在のコンピュータマシン構成ファイルConfiguration オブジェクトとして開きます
パブリック メソッド OpenMappedExeConfiguration 指定したファイル マップユーザー レベル使用して指定したクライアント構成ファイルConfiguration オブジェクトとして開きます
パブリック メソッド OpenMappedMachineConfiguration 指定したファイル マップ使用してマシン構成ファイルConfiguration オブジェクトとして開きます
パブリック メソッド ReferenceEquals  指定した複数Object インスタンス同一かどうか判断します。 ( Object から継承されます。)
パブリック メソッド RefreshSection 前付セクション次回取得するときに、ディスクから再読取りするように、名前付セクション更新します
パブリック メソッド ToString  現在の Object を表す String返します。 ( Object から継承されます。)
プロテクト メソッドプロテクト メソッド
参照参照

関連項目

ConfigurationManager クラス
System.Configuration 名前空間
Configuration クラス
WebConfigurationManager

その他の技術情報

アプリケーション設定

ConfigurationManager メンバ

クライアント アプリケーション構成ファイルアクセスできるようにします。このクラス継承できません。

ConfigurationManager データ型公開されるメンバを以下の表に示します


パブリック プロパティパブリック プロパティ
  名前 説明
パブリック プロパティ AppSettings 現在のアプリケーション既定構成の AppSettingsSection データ取得します
パブリック プロパティ ConnectionStrings 現在のアプリケーション既定構成の ConnectionStringsSection データ取得します
パブリック メソッドパブリック メソッド
( プロテクト メソッド参照)
  名前 説明
パブリック メソッド Equals  オーバーロードされます2 つObject インスタンス等しかどうか判断します。 (Object から継承されます。)
パブリック メソッド GetHashCode  特定の型のハッシュ関数として機能します。GetHashCode は、ハッシュ アルゴリズムや、ハッシュ テーブルのようなデータ構造での使用適してます。 (Object から継承されます。)
パブリック メソッド GetSection 現在のアプリケーション既定構成の、指定した構成セクション取得します
パブリック メソッド GetType  現在のインスタンスType取得します。 (Object から継承されます。)
パブリック メソッド OpenExeConfiguration オーバーロードされます指定したクライアント構成ファイルConfiguration オブジェクトとして開きます
パブリック メソッド OpenMachineConfiguration 現在のコンピュータマシン構成ファイルConfiguration オブジェクトとして開きます
パブリック メソッド OpenMappedExeConfiguration 指定したファイル マップユーザー レベル使用して指定したクライアント構成ファイルConfiguration オブジェクトとして開きます
パブリック メソッド OpenMappedMachineConfiguration 指定したファイル マップ使用してマシン構成ファイルConfiguration オブジェクトとして開きます
パブリック メソッド ReferenceEquals  指定した複数Object インスタンス同一かどうか判断します。 (Object から継承されます。)
パブリック メソッド RefreshSection 前付セクション次回取得するときに、ディスクから再読取りするように、名前付セクション更新します
パブリック メソッド ToString  現在の Object を表す String返します。 (Object から継承されます。)
プロテクト メソッドプロテクト メソッド
参照参照

関連項目

ConfigurationManager クラス
System.Configuration 名前空間
Configuration クラス
WebConfigurationManager

その他の技術情報

アプリケーション設定

Configuration Manager

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 07:26 UTC 版)

Windows NT系」の記事における「Configuration Manager」の解説

レジストリ管理するコンポーネント

※この「Configuration Manager」の解説は、「Windows NT系」の解説の一部です。
「Configuration Manager」を含む「Windows NT系」の記事については、「Windows NT系」の概要を参照ください。

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