CREEPとは? わかりやすく解説

creep

別表記:クリープ

「creep」とは、ゆっくりした動き徐々に進むこと・這って進むことを意味する英語表現である。

「creep」とは・「creep」の意味

「creep」は、ゆっくりとした動き徐々に進むこと、赤ん坊動物などが這って進むことを意味する動詞である。また、忍び足で歩くことやこそこそとすること、こっそり近づいたり忍び寄ったりすることを表す言葉としても用いられる。人や人の行動言及する際には、不快にさせるという意味でも使われるそのほか、砂や地層移動すること、金属などが熱や圧力によって変形することも意味する

名詞として使用する場合には、這うことや忍び寄ること、陰気うじうじした人、不愉快な人などの意味用いられる

「creep」はスラングとして用いられることがあるその場合は、セクハラストーカー行為など性的に不適切な行動をとる人のことを意味するまた、尾行盗撮など、社会的に不適切な行動を好む人のことを指すこともある。

「creep」の発音・読み方

「creep」の発音記号は「kríːp」である。カタカナ読みだと「クリープ」になる。

「creep」の語源・由来

「creep」の語源は、古期英語で這う、徐々に移動する、を意味する「creopan」である。この言葉中期英語同様の意味を持つ「crepen」になり、「creep」へと変化した。元々は動物などが這って移動する様子を表す言葉だったが、時間が経つにつれてより広い意味を持つようになった考えられる

「creep」の活用変化一覧

「creep」の活用変化一覧は以下の通りである。

現在形「creep(主語がhe/she/itの場合creeps)」
現在進行形creeping
現在完了形「have crept主語がhe/she/itの場合はhas crept)」
過去形crept
過去完了形「had crept
未来形「will creep」

「creep」を含む英熟語・英語表現

「creep」を含む英熟語英語表現には次のようなものが挙げられる

「creep up on」とは


「creep up on」は、誰か忍び寄ることを意味する言葉である。

「creep out」とは


「creep out」は、人を不快にさせることを表現する際に用いる。

「creepy-crawly」とは


「creepy-crawly」は、這っているのことである。

「creep in」とは


「creep in」は、徐々に入り込むという意味で用いられる

「creep」に関連する用語の解説

「creep」に関連する用語には、つぎのようなものがある。

「creep現象」とは


「creep現象」とは、物質長時間わたって一定の力にさらされている状態で、徐々に変形し続け現象のことである。たとえば、高温下で金属プラスチック長時間一定の荷重にさらされたとき、形が徐々に変形していく現象を「creep現象」という。

「creep(Radioheadの曲)」とは


「creep(radioheadの曲)」は、イギリスロックバンドであるRadiohead1992年リリースした楽曲である。1990年代起こったオルタナティブ・ロック・ムーブメントを代表する曲のひとつとして挙げられることが多い。

「Creepy Nuts」とは


Creepy Nuts」はラッパーR-指定DJDJ松永によるヒップホップユニットである。ユニット名スラングで「頭がおかしい人」や「男性急所」という意味である。2017年メジャーデビューした。有名な曲に「かつて天才だった俺たちへ」や「のびしろ」がある。

「creep」の使い方・例文

「creep」を用いた例文としては、次のような文章がある。

忍び寄る、這うという意味で用いた文章としては「He crept up on the rabbit, trying not to make a sound.」が挙げられる。この文章日本語の意味は「彼はウサギ忍び寄り、音を立てないようにした」である。「The old man crept along the path, using his walking stick for support.」この文章日本語に訳すと「老人使って支えながら、小道這っていった」になる。

また、不快なという意味では、次の文章挙げられる。「The thought of being in a dark alley at night really creeps me out.」この文章日本語で「夜中に暗い路地にいることを考えると、本当に不快になる」と訳すことができる。

そのほか次のような文章も「creep」の使い方のひとつである。「Doubt began to creep in as she realized how little time she had to complete the project.」この文章日本語訳は「プロジェクト完了するために十分な時間ほとんどないと気づいたとき、彼女の心には疑い浮かび上がった」になる。

クリープ【creep】

読み方:くりーぷ

(人・動物などが)腹ばいになって這って動くこと。

乗り物がのろのろと進むこと。特に、オートマチックトランスミッション搭載する車両などで、エンジンアイドリングの状態でアクセルを踏まなくても徐々に前へ進む現象のこと。クリープ現象摺り足現象這い出し現象

物体外力加えたとき、外力一定していても、その物体の変形時間とともに徐々に増加してゆく現象クリープ現象


クリープ現象

英語 creep

AT車で、エンジン始動していてチェンジレバー位置がPレンジかNレンジ以外の位置にあるとき、アクセルペダルを踏まなくてもクルマがはうようにゆっくりと動き出す現象のこと。クリープとは英語で、“はう”の意味

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。

クリープ

別名:くりーぷ
【英】:creep

応力作用させた状態において、弾性ひずみ及び乾燥収縮ひずみを除いた歪み時間とともに増大していく現象

クリープ (レディオヘッドの曲)

(CREEP から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/13 08:27 UTC 版)

「クリープ」
レディオヘッドシングル
リリース
規格 CD7"
録音 1992年
ジャンル オルタナティヴ・ロック
時間
レーベル パーロフォン
EMI
作詞・作曲 レディオヘッド(実質トム・ヨーク)、アルバート・ハモンド、マイク・ヘーゼルウッド[1]
プロデュース Sean Slade
Paul Q. Kolderie
チャート最高順位
  • 7位(イギリス)
レディオヘッド シングル 年表
- クリープ
(1992年)
エニイワン・キャン・プレイ・ギター
(1993年)
ミュージックビデオ
「Creep」 - YouTube
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クリープ」 (英語: Creep) は、英国ロックバンドレディオヘッドの楽曲。自身初のスタジオ・アルバム『パブロ・ハニー』から先行シングルとしてリリース、出世作となった。

ニルヴァーナの「スメルズ・ライク・ティーン・スピリット」や、ベックの「ルーザー」などと共に、しばしばオルタナティヴ・ロックムーブメントにおける代表曲として挙げられている。1998年以降ライブで披露されることは少なくなっている。

背景

クリープはトム・ヨークによってエクセター大学在学中、アコースティック形式で作曲された。トムのエクセター卒業後、トムから初めてそれを聞かされたコリン・グリーンウッドは「あの瞬間、自分の人生が決まったように思った」と感激したという。ジョニーは「クリープは学生時代にトムのバンドのギグを見に来たある女の子にインスパイアされてトムが書いたもの」と語っている。

レディオヘッドが『パブロ・ハニー』を作成するにあたって、バンドはプロデューサーであるショーン・スレイドとポール・コルデリーにこの曲を「スコット・ウォーカーソング」と紹介して披露した。会話のあやで初めショーンらは、バンドが本当にスコット・ウォーカーの曲のカバーを披露していると思いこみ、(『Exit Music』など)ショーンは「フックがあって使えそうな曲」だったので、バンドの演奏を褒めながらも内心残念がった。しかし、その後のミーティングでこれは勘違いだと分かり、晴れてクリープはレディオヘッドの曲として録音されることになる。

プロダクション・歌詞

G–B–C–Cmの循環を繰り返すコード進行が特徴。キーをG majorと受け取るとI–III–IV–ivの進行となり、このタイプのオールディーズ調の循環は、バンドが「スコット・ウォーカーソング」と語るに一理あるものとなっている。アルペジオエド・オブライエンで、コーラスにおいて入ってくるグランジ的な激しいギタープレイはジョニー・グリーンウッドのもの。この印象的なディストーションギターを冗談めかしてエドが語るには、「ジョニーは(ギター)ペダルを限界まで上げて、この曲を糞台無しにしたがってたのさ」ということである。当初、アウトロにはピアノも入っていたが、最終的にはミックスでカットされた。

コーラスで"but I'm a Creep"(でも、俺はウジ虫だ)に帰結する、陰鬱でありながらも鮮烈な歌詞は印象的である。一部、放送禁止用語のためにアメリカなどでは歌詞を変える必要があったので、シングル版では若干の手直しを施され、禁止用語が差し替えられている。

発表後

当初は歌詞に頻繁に出現する放送禁止用語が原因で、ラジオでも殆ど放送されなかったが、まずイスラエル、そしてアメリカでヒットし、Billboard Hot 100では34位を記録[2]。その後イギリスでも火がついた。イギリスでは最終的に最高位7位に到達した[3]

「クリープ」は間違いなくバンドのブレイクのきっかけになったが、活動の足枷となった曲でもあった。リリース後のライブでは「クリープ」を目当てに見に来る客がほとんどで、ライブで披露する新曲は注目されなかった。実際メディアに煽られてクリープに飛びついたファンの多くはそれほどレディオヘッドに忠実ではなかったため、これ以後『ザ・ベンズ』の"Street Spirit"までバンドのシングルが取り立ててヒットすることはなく、バンドの側でも難しいマーケティングを強いられることになった(『Exit Music』他)。また、多くの本国やアメリカのプレスやメディアは、レディオヘッドに「クリープだけの一発屋」という評価を下した。このような状況は2nd『ザ・ベンズ』をリリースするまで延々と続き、一時期バンド内や仲間内では、「クリープ」を「crap(ゴミ)」と呼び合うジョークを使っていたほどだった。

盗作問題

「クリープ」は、ホリーズが1973年に発表した楽曲「安らぎの世界へ」によく似ていると言われてきた。最終的に、この曲の作曲者であるアルバート・ハモンドとマイク・ヘイゼルウッドが、レディオヘッドを著作権侵害で訴えている。その結果、『パブロ・ハニー』のブックレットには「クリープ」の共作者としてアルバート・ハモンドとマイク・ヘイゼルウッドの名前が記されており、この2人は著作権収入の一部を受け取っている。

2018年、レディオヘッドがラナ・デル・レイに対し訴訟を起こしているとが明らかとなった。ラナ・デル・レイが2017年に発表したアルバム『ラスト・フォー・ライフ英語版』に収録されている「ゲット・フリー」という楽曲が、「クリープ」に酷似しているとして、著作権料の100%を要求していると報道された。ラナ・デル・レイは「自分の曲は『クリープ』にインスパイアされて書かれたものではない」、「40%まで著作権料を引き上げたが、レディオヘッド側に100%しかあり得ないと要求された」などとTwitterで主張し、法定で争う姿勢を見せた(レディオヘッド側の弁護士は「100%の要求は事実ではない」としている)。なお、この問題について、元音楽雑誌編集者であり著作権法に詳しい弁護士・小杉俊介[4]は、レディオヘッド側が否定していることを受け、「おそらく実際には訴訟は提起されていないだろう」と推測。「これまで盗作騒ぎになった先例と比較すると、クレジットにレディオヘッドの名前が入るのはやむをえない程度には似ている」と指摘。また、「今回のアルバムタイトル『ラスト・フォー・ライフ』自体が、イギー・ポップの楽曲・アルバムタイトルからの引用であることが象徴する通り、ラナ・デル・レイの音楽活動自体がロックカルチャーについての批評性を帯びていることから考えても、彼女の主張には無理があるのでは」と指摘。「『クリープ』の影響を受けていないと主張することが難しいという現実を踏まえると、先例に照らす限り、ラナ・デル・レイ側が提示していた著作権料40%の支払いといったあたりが妥当な落としどころなのではないか」と語った[5]

ミュージックビデオ

地元オックスフォードのクラブで撮影された。EMIによるレディオヘッドの公式映像としては最初である。

チャート 

チャート(1993年) 最高順位
イギリス(全英シングルチャート[3] 7
アメリカ(Billboard Hot 100[2] 34

その他

脚注



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