コルサ【CORSA】
読み方:こるさ
コルサ
コルサとはイタリア語で疾走・競走を表す単語。初代は、ターセルとともに1978年8月に世に出た。ターセルとは双生児車の関係にあり、ハードウェア、バリエーションなどは同一だった。
初代モデルはボディタイプが2ドアと4ドアのセダン、そしてガラスハッチをもつ2ドア型の3タイプがあった。駆動方式はすべてFFで、エンジンは新設計の1A-U型、直4・SOHC・1.45L。これを縱置き搭載したことが珍しかった。縦置きの設計は振動などの点て有利、スペース的にも問題なかった。2500mmのロングホイールベースとし、居住空間を大きくとったところも注目点だった。
82年5月にフルモデルチェンジ、2代目へ。84年8月には4WD車を追加した。86年5月のフルモデルチェンジでは、リトラクタブルヘッドランプ、ガソリンターボ、ディーゼルターボを加えた。90年9月に4代目に変わり、それまでの5ドア車が消えて3ドアハッチバックと4ドアセダンの2タイプになった。駆動方式はFFとフレックスフルタイム4WDがあった。最終型の5代目は94年9月に新しくなったが、ターセルと同じ99年7月、幕を閉じた。
コルサ
分類:人工衛星
名称:コルサ/CORSA
小分類:科学衛星
開発機関・会社:宇宙科学研究所(現 宇宙航空研究開発機構(JAXA))
運用機関・会社:宇宙科学研究所(現 宇宙航空研究開発機構(JAXA))
打上げ年月日:1976年2月4日
運用停止年月日:1976年2月4日
打上げ国名・機関:日本/宇宙科学研究所(現 宇宙航空研究開発機構(JAXA))
打上げロケット:M-3C
打上げ場所:鹿児島宇宙空間観測所(KSC)解説:東大宇宙航空研究所の小田稔教授開発による「すだれ型X線コリメーター」を搭載した宇宙X線観測衛星で、1976年2月4日に鹿児島県内之浦の鹿児島宇宙空間観測所からM(ミュー)-3Cロケット3号機で打上げが行なわれました。ロケットの第1段は順調に飛翔しましたが、コンピュータの第2段と第3段の姿勢基準データが発射前コネクター切り離し時に生じたノイズの影響で入れ替わってしまったことが原因で、予定よりはるかに低い高度にしか到達できないことがわかりました。そこで、打上げから232秒後に第3段への点火を中止、CORSAはロケットの第2、第3段とともに太平洋に落下しました。M-3Cロケット4号機でCORSA-bが打ち上げられ、第4号科学衛星「はくちょう」と名付けられました。
コルサ/CORSAをよく知るためのアラカルト
どんな形をして、どんな性能を持っているの?
どんな目的に使用されるの?
宇宙でどんなことをし、今はどうなっているの?
このほかに、同じシリーズでどんな機種があるの?
どのように地球を回るの?
分類:人工衛星コルサ/CORSAをよく知るためのアラカルト
どんな形をして、どんな性能を持っているの?
どんな目的に使用されるの?
宇宙でどんなことをし、今はどうなっているの?
このほかに、同じシリーズでどんな機種があるの?
どのように地球を回るの?1.どんな形をして、どんな性能を持っているの?
基本構造は表面が太陽電池パネルとなった8角柱形で、底部が角錐になっています。重量は96キログラムで、X線コリメーターの広視野観測窓があります。
2.どんな目的に使用されるの?
すだれ型X線コリメーターによってX線星やX線バースト、硬軟X線星雲などの観測を行なう予定でした。
3.宇宙でどんなことをし、今はどうなっているの?
衛星軌道投入に失敗、太平洋に落下して失われました。4.このほかに、同じシリーズでどんな機種があるの?
CORSA-b(第4号科学衛星「はくちょう」)があります。5.どのように地球を回るの?
高度550〜650kmの略円軌道へ投入される予定でした。
参考文献:大澤弘之・監修「日本ロケット物語」三田出版会、斎藤成文「日本宇宙開発物語」三田出版会、山中龍夫・的川泰宣「宇宙開発のおはなし」日本規格協会
コルサ
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