B.R.A.I
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/05 05:19 UTC 版)
翔龍クライシス後の環境変動のなかで、人類以外の生物と機械が特異的に進化、融合して誕生した生物の総称。正式名称は「Biological Revolutionary of Accelerated Intellect」。種類は虫サイズの小型の個体から100メートル超の大型の個体まで多岐にわたり、食料として利用できる種もいる。確認された個体は生物のカンブリア紀に由来する名前が付けられている。進化のきっかけは「意思」であるとされ、出現からわずか数年で活動領域を全世界に広げ、数多くの国家や都市を崩壊に追い込む。 本編の時代では、ダークドライブを埋め込まれ、同一種と融合する能力をもつ個体や自重で潰れない大型の鳥類型個体が登場している。後にダークドライブとハイパードライブの干渉が進化フィールドに影響を与え、更なる進化を果たしたものも登場する。ダークドライブで進化した個体は基本的にハイパードライブ搭載型MOEVでなければ対抗できない。 カニ型B.R.A.I(ブラキュラスト) 「ギガカリス級」。大型の蟹型のB.R.A.Iで、ダークドライブ搭載後はABI弾でも致命傷が難しい超硬複合装甲を持つようになった。巨大なハサミと溶解液は脅威となる。 ハチ型B.R.A.I(アエルカリス) 捕食寄生を行う大型の寄生バチ。ダークドライブ搭載の女王蜂と働き蜂で群れを構成し、女王蜂は多重次元リンクによって働き蜂を操っている。 クジラ型B.R.A.I(アンブロケトス) 進化を果たし、地上に再適応した大型のマッコウクジラ。地中移動が可能で、エコーロケーションにより様々な周波数の超音波を発生できる。 ハヤブサ型B.R.A.I(鳳雛) B.R.A.Iの中では初の大型飛行個体。高速移動と鋭い爪による攻撃を行う。当初撃退された後は飛行機の翼と融合して最進化し、最後はワンと融合した。 カメレオン型B.R.A.I ステルス迷彩と体の一部に一体化したスナイパーライフルを持つB.R.A.I。エミリアのAIを基に進化し、ダグの身体能力をベースとする。セシル暗殺を狙うが、ダグの手で止めを刺された。 サソリ型B.R.A.I 細菌浸食型の個体。ケインの同僚であった傭兵のマイケルが乗るMOEVをB.R.A.I化させた。ジークによって取り付けられたダークドライブが原因で、浸食を受けたMOEVは暴走状態となってしまった。 ムカデ型B.R.A.I(カイロポーダ) 2年前にネオ翔龍を襲った超大型の個体。Mr.ゴールド一族の頭蓋骨とダークドライブを組み込まれ、再進化した。ゴールドが融合した際は、体色が金色となった。 フォーB.R.A.I Mr.ゴールドの部下のフォーと野犬のB.R.A.Iが融合した個体。失った視覚を野犬の嗅覚で補い、犬特有の運動能力を生かしてセシルに迫った。 衛星型B.R.A.I(衛星レーザー) 翔龍クライシス以前に打ち上げられた衛星レーザーに、ジークがダークドライブと必要最低限のB.R.A.I細胞を移植したもの。クラゲのような外観が特徴。高出力のレーザーは一撃で都市を破壊できるが、一度発射を行うと3時間の充填時間が必要。ダグに砲身を潰されるが衛星自体に自我が芽生えており、ネオ翔龍めがけて落下を始めるも、最後は中枢を破壊されて爆散した。 エミリアB.R.A.I ダグの亡き恋人エミリアの人格データを持つB.R.A.I。骨格のような4枚羽が特徴。衛星型B.R.A.I攻略戦時にダグの前に現れた。衛星破壊後はダグを傀儡とし、ネオ翔龍にクラッキングを行う。ダグの意識をデータ化して融合、一つになった意識をリアクターの量子効果で世界中のシステムに拡散させようとするが、最後は正気に戻ったダグの手で破壊され、機能停止した。 巨人型B.R.A.I 最終話に登場したB.R.A.I。倒れた大量のB.R.A.Iの死骸が合体して誕生し、量子リアクターと接触させるためにジークが手駒とした。渾沌の失われた肉体の役割を担う。極超音波を使って跳躍でき、単独での量子テレポーテーションすら可能としている。
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