98MATE Rとは? わかりやすく解説

98MATE R

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/25 14:49 UTC 版)

PC-9821シリーズ」の記事における「98MATE R」の解説

PC-9821Ra20(98MATE R / 1996年5月Pentium Pro 200 MHz : シリーズ初のATX電源内蔵機種Pentium Pro搭載なのでこのグループWindows NTプリインストールモデルしか存在しないMATE Rだけではなく以後W型番のMATE Xの基本ともなった同年12月投入され2世代目では下位モデルとして180MHz版のRa18も追加された。チップセットINTEL 440FX PC-9821RaII23(98MATE R / 1997年5月PentiumII 233 MHz : Ra20のSlot 1版。マザーボード設計多少異なるためITF/BIOSに必ずしも互換性は無いものの、チップセットやオンボードデバイスなどはRa20と全く同様の構成である。ただし、CPU変更に伴いWindows 95搭載モデルラインナップ加わった以降はこれと同等マザーボードCPUドライブ換装ROM修正しただけのマイナーチェンジ程度の「新製品」が続くことになる。 Ra266(98MATE R / 1997年8月PentiumII 266 MHz : 若干CPUクロック引き上げられ最上位機のRvII26と同じになった。同年10月PC98-NX登場時にモデルチェンジされており、型番枝番末尾「R」追加されている。この後モデル以降Windows NT搭載モデル無くなりMS-DOS搭載モデル加わった。さらに1998年7月にはWindows 98搭載モデル追加された。ただし、MATE Rは仕様ACPI対応しておらずWindows 98ロゴ取得することができないため、プリインストールOSに関係なく「Designed for Microsoft Windows 95」のシール付属している。 Ra300/333(98MATE R / 1998年10月Celeron 300A/333 MHz : 初めCeleronSlot 1版)が採用され久々にCPUクロック引き上げられた。PentiumIIからCeleronへの変更だったため性能向上幅は限定的だったが、のちに正式にPC-98サポートするCPUアクセラレータとしては最高クロック級の製品対象機種とされた。Ra333のみRa40登場後1999年8月17インチCRTセットモデル追加されており、しばらくラインナップ残った。 Ra40(98MATE R / 1999年6月Celeron 400 MHz : Socket 370Celeronソケット変換下駄を介してSlot 1接続するようになり、CPUクロック一気に400MHzに到達した。さらにMATE Rとしては初めCRTセットモデル登場するなど、PC-98扱っていたPC情報誌ではささやかな話題となっていた。この頃までは発表時点での現行製品クラスCPUドライブ類が採用されており、NECPCラインナップ上はビジネス向け機種ひとつとしてそれなりに位置付けられていた。ただし、前述のようにマザーボード自体は古い設計流用であり、カタログスペック比べて実性能陰り見えていたこともまた事実である。価格高かったが、前述PCによれば当時エプソンダイレクトのCeleron300Aクラス格安AT互換機比べてベンチマークでやや劣る程度だったという。2000年1月には後期モデルモデルチェンジされ、枝番「C」部分が「D」に変わっている。 PC-9821Ra43(98MATE R / 2000年5月Celeron 433 MHz : PC-9821シリーズデスクトップモデル最終機種シリーズ中で最高クロックCPU搭載するが、前述のようにその基本はRaII23から変わっていない。また最終機種宿命として、Ra43はシリーズ収束に特に拍車掛かった機種でもある。それまでは常に下位機種や旧機種ラインナップ残されていたのに対し、Ra43発表後比較速やかにRa40が打ち切られている。一方でそのRa40と比較してもRa43は1年近く新しい割に性能向上幅はわずかであり、CPU至って本機発表後まもなくIntelページからラインナップ落ちするという有様だった。本機をもってスペック面からも他の現役製品及ばないようになり、実質的にRa43は互換性のためだけの存在宿命付けられ機種となった結果的にこれが2003年シリーズ生産終了まで残されるになった21世紀迎えた2001年11月には同梱CRT変更に伴いCRT付属モデルでのみモデルチェンジが行われている。これは型番枝番末尾数字部分に「1」を追加するという、奇しくもPC-9801全盛期にしばしば見られマイナーチェンジ時のネーミングと同じものになった

※この「98MATE R」の解説は、「PC-9821シリーズ」の解説の一部です。
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