3月20日の誕生花
3月20日の誕生花一覧
3月20日生まれの誕生花は、「スイートピー」「ミツマタ」「チューリップ(黄色)」になる。■スイートピー
スイートピーはマメ科ハマエンドウ属の植物で、別名カオリエンドウとも呼ばれている。イタリア・シチリア島原産の花で、半耐寒性のつる性の一年草だ。開花時期は4〜5月頃で、淡い色の蝶のような花びらを咲かせる。スイートピーのスイートは甘い香りのこと、ピーは豆のことを指す。花色はカラフルで、桃紅や紅紫、緋赤、クリームなど種類が豊富。切り花も多く流通しており、青色などインクの吸い上げで色づけされたスイートピーもある。
スイートピーの豆には毒性があるが、大量に食べない限り問題はない。品種が多い種類で、開花時期によって冬咲き種、春咲き種、夏咲き種に分けられる。6〜10月まで咲く宿根タイプの花もあり、長く楽しめる。スイートピーは耐暑性や耐寒性の弱かったり、アブラムシなどの虫が発生しやすいという一面もある。定期的に観察しながら育てる必要があり、その意味では手間がかかる。
●スイートピーの花言葉
・ほのかな喜び
・優しい思い出
・門出
・別離
■ミツマタ
ミツマタは、ジンチョウゲ科ミツマタ属の落葉低木だ。3〜4月にかけて、三つ叉に枝分かれした枝の先に可愛らしい花を咲かせる。枝が3つに分かれて花を咲かせることから、ミツマタと名付けられた。ミツマタの開花時期は3月〜4月で、苗木は冬〜春の時期に流通している。ミツマタは室町時代に日本へ渡来し、繊維植物として日本全国に広まった。古くから紙幣や和紙といった紙の原料として使われており、日本人にとってとても馴染み深い低木だ。
樹皮に含まれる繊維は強度が強く、ミツマタで作った紙はしなやかで丈夫。ミツマタの枝の表皮をはいで乾燥・漂白加工したものは、生花やアレンジメントによく用いられる。また、ミツマタは大きく育っても1〜2mとコンパクトに育てられるので、庭植え以外にも鉢植えや盆栽などで使われることも多い。ミツマタというと黄色の花のイメージがあるが、アカバナミツマタ(ベニバナミツマタ)という赤い花を咲かせる種類もある。
●ミツマタの花言葉
・強靭
・意外な思い
・壮健
・永遠の愛
・肉親の絆
■チューリップ(黄色)
チューリップはユリ科チューリップ属の花で、別名ウコンコウ(鬱金香)と呼ばれる。チューリップの学名である「Tulipa」の語源は、「ずきん」という意味のあるペルシャ古語の「Tulipan」だ。チューリップの重なった花びらの見た目が、ターバンに似ていることからこの名前が付けられた。日本ではチューリップの香りがウコンに似ていることから、ウコンコウ(鬱金香)と呼ばれている。チューリップといえばオランダを連想する方が多いと思うが、原産国はトルコ。6世紀終わり頃のトルコの壁画にチューリップが描かれていた記録が残っている。
チューリップは3〜5月頃に咲く花で、開花期間は2週間程度。花期は早咲き、普通咲き、遅咲きの3時期に分かれており、品種によって開花時期がかなり違う。寒さに強く、初心者でも育てやすいと言われる球根花でもある。また咲き方の種類も多く、八重咲き、ユリ咲き、パーロット咲き、フリンジ咲きなど様々な咲き方がある。チューリップは日光を好むので、日の当たる水はけの良い場所で育つのが良い。新潟や富山などの日本海側では秋に収穫する稲作の裏作としてチューリップが栽培されていたことから、チューリップは県花として定められている。
●チューリップ(黄色)の花言葉
・望みのない恋
・名声
・正直
・高慢
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