3月7日の誕生花
3月7日の代表的な誕生花は「カンパニュラ」である。カンパニュラは「誠実」や「感謝」といった花言葉を持つ。
■カンパニュラ
カンパニュラは、キキョウ科ホタルブクロ属に分類される、複数の品種の総称である。そして、いずれの品種も、ひとつひとつのサイズが大きな花弁が、中央部を包み込んだシルエットになるのが特徴だ。その、鈴や鐘を連想させる個性的な見た目によって、主に観賞用として使用される花である。本来は花が自重によって下を向くが、品種改良によって上向きに咲くものも作られている。花の色は白やピンクといった淡い色の他に、濃い紫色のものも存在する。花の向きや花弁の形状など、具体的な特徴は品種によって異なり、花と葉を天ぷらやおひたし、根をカブのように食すことができる品種もある。
●カンパニュラの花言葉
カンパニュラの代表的な花言葉は、「誠実」と「感謝」である。それらの由来は、カンパニュールという妖精が登場する、ギリシャ神話の物語である。カンパニュールは、神々の土地にある果樹園で、黄金のリンゴを守っていた。そこにリンゴを奪おうとたくらむ兵士がやって来たため、カンパニュールは鈴を鳴らして助けを求める。しかし、助けは間に合わず、カンパニュールは兵士によって命を奪われてしまう。花の女神であるフローラは、命を落としたカンパニュール哀れみ、カンパニュラの花へと生まれ変わらせたという物語だ。
そのことから、命を張ってリンゴを守ったカンパニュールに対する気持ちとしての「感謝」、リンゴを守るという使命を果たそうとしたカンパニュールを表した「誠実」が、それぞれカンパニュラの花言葉となった。
■ニリンソウ
ニリンソウは、キンポウゲ科のイチリンソウ属に分類される植物である。ひとつの茎がふたつに枝分かれして、2輪の花が咲くことからニリンソウという名前が付けられている。日本では、北海道から九州まで幅広い場所で自生している様子を目にすることができる。そして、早春に白い花を咲かせることから、春の訪れを告げる植物としても知られている。地下茎によって群生しやすく、一面にニリンソウの花が咲き乱れている様子を見られる場所もある。
花が小さい上に茎が短いため、花束の素材として用いられることはほとんどない。観賞用にする場合は、花だけでなく、根元からまとめて鉢や小さな器に活けられることが多い。また、葉は古くから山菜として食されてきた上に、根は痛み止めを目的とした漢方の素材になる。
●ニリンソウの花言葉
ニリンソウの花言葉は、「友情」「協力」「ずっと離れない」であるが、それらはいずれもニリンソウの花の見た目が由来となっている。ニリンソウの花は2輪咲くのが基本であり、その見た目を仲の良い友人同士や協力している人に見立てた形だ。そして、茎で繋がっているので自然には離れることができない様子から、「ずっと離れない」という花言葉が生まれた。
■オキナグサ
オキナグサは、キンポウゲ科に属する山野草である。赤紫の花弁のように見える萼の裏から茎にかけて、細かな綿毛が生えているのが特徴だ。花は春に咲き、季節が変わると綿毛が伸びて種子を飛ばす。その綿毛が老人の白髪に見えるということで、翁草(オキナグサ)という名前となっている。現代では土地開発や乱獲によって数を減らし、絶滅危惧種に指定されている植物である。そのため、花束に用いられることはほとんどない。観賞する場合は、自然に生息しているものや、枯れないようプランターなどに活けられているものを眺めることが多い。
●オキナグサの花言葉
オキナグサの代表的な花言葉は「何も求めない」であるが、これはオキナグサの性質が由来となっている。オキナグサは特徴的な綿毛を使って、種子を風に乗せて遠くまで飛ばすことができる。鳥や虫に助けを求める必要がないため、「何も求めない」という花言葉となった。また、オキナグサの花は、咲き始めは俯きがちである。その様子を、恥じらって顔を伏せる乙女に例える形の、「清純な心」という花言葉もある。
3月7日の誕生花一覧
3月7日の誕生花には、「カンパニュラ」の他にも「ニリンソウ」「オキナグサ」などがある。■カンパニュラ
カンパニュラは、キキョウ科ホタルブクロ属に分類される、複数の品種の総称である。そして、いずれの品種も、ひとつひとつのサイズが大きな花弁が、中央部を包み込んだシルエットになるのが特徴だ。その、鈴や鐘を連想させる個性的な見た目によって、主に観賞用として使用される花である。本来は花が自重によって下を向くが、品種改良によって上向きに咲くものも作られている。花の色は白やピンクといった淡い色の他に、濃い紫色のものも存在する。花の向きや花弁の形状など、具体的な特徴は品種によって異なり、花と葉を天ぷらやおひたし、根をカブのように食すことができる品種もある。
●カンパニュラの花言葉
カンパニュラの代表的な花言葉は、「誠実」と「感謝」である。それらの由来は、カンパニュールという妖精が登場する、ギリシャ神話の物語である。カンパニュールは、神々の土地にある果樹園で、黄金のリンゴを守っていた。そこにリンゴを奪おうとたくらむ兵士がやって来たため、カンパニュールは鈴を鳴らして助けを求める。しかし、助けは間に合わず、カンパニュールは兵士によって命を奪われてしまう。花の女神であるフローラは、命を落としたカンパニュール哀れみ、カンパニュラの花へと生まれ変わらせたという物語だ。
そのことから、命を張ってリンゴを守ったカンパニュールに対する気持ちとしての「感謝」、リンゴを守るという使命を果たそうとしたカンパニュールを表した「誠実」が、それぞれカンパニュラの花言葉となった。
■ニリンソウ
ニリンソウは、キンポウゲ科のイチリンソウ属に分類される植物である。ひとつの茎がふたつに枝分かれして、2輪の花が咲くことからニリンソウという名前が付けられている。日本では、北海道から九州まで幅広い場所で自生している様子を目にすることができる。そして、早春に白い花を咲かせることから、春の訪れを告げる植物としても知られている。地下茎によって群生しやすく、一面にニリンソウの花が咲き乱れている様子を見られる場所もある。
花が小さい上に茎が短いため、花束の素材として用いられることはほとんどない。観賞用にする場合は、花だけでなく、根元からまとめて鉢や小さな器に活けられることが多い。また、葉は古くから山菜として食されてきた上に、根は痛み止めを目的とした漢方の素材になる。
●ニリンソウの花言葉
ニリンソウの花言葉は、「友情」「協力」「ずっと離れない」であるが、それらはいずれもニリンソウの花の見た目が由来となっている。ニリンソウの花は2輪咲くのが基本であり、その見た目を仲の良い友人同士や協力している人に見立てた形だ。そして、茎で繋がっているので自然には離れることができない様子から、「ずっと離れない」という花言葉が生まれた。
■オキナグサ
オキナグサは、キンポウゲ科に属する山野草である。赤紫の花弁のように見える萼の裏から茎にかけて、細かな綿毛が生えているのが特徴だ。花は春に咲き、季節が変わると綿毛が伸びて種子を飛ばす。その綿毛が老人の白髪に見えるということで、翁草(オキナグサ)という名前となっている。現代では土地開発や乱獲によって数を減らし、絶滅危惧種に指定されている植物である。そのため、花束に用いられることはほとんどない。観賞する場合は、自然に生息しているものや、枯れないようプランターなどに活けられているものを眺めることが多い。
●オキナグサの花言葉
オキナグサの代表的な花言葉は「何も求めない」であるが、これはオキナグサの性質が由来となっている。オキナグサは特徴的な綿毛を使って、種子を風に乗せて遠くまで飛ばすことができる。鳥や虫に助けを求める必要がないため、「何も求めない」という花言葉となった。また、オキナグサの花は、咲き始めは俯きがちである。その様子を、恥じらって顔を伏せる乙女に例える形の、「清純な心」という花言葉もある。
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