3月8日の誕生花
3月8日の代表的な誕生花は、「当惑」や「夢の中の恋」といった花言葉を持つ「ニゲラ」である。
■ニゲラ
ニゲラは、キンポウゲ科に属する植物の総称である。クロタネソウ属という分類であるため、そのままクロタネソウと呼ばれることもあるが、学名が元になっているニゲラという名前の方が知名度は高い。春から夏にかけて咲く花の形が個性的ということで知られるが、花びらに見える部分は、厳密には花弁ではなく萼である。その萼は、厚みのあるものが5枚だけ放射状に広がるものもあれば、複数の層に分かれて20枚以上できるものもあるなど、品種によって様々である。花の色は青が基本であるが、白やピンクなどの品種も存在する。
また、葉の形も個性的であり、細長い線状になっている。さらに、花が落ちた後にできる果実も、球体である上に、緑と紫の縞模様になっているという特徴的な見た目だ。花と葉、果実のいずれもが個性的な見た目であるため、ガーデニングに取り入れられることが多い。また、花と葉の複雑な見た目を活かして、花束やフラワーアレンジメントを豪華にするために用いられることも少なくない。
●ニゲラの花言葉
ニゲラは英語で、「Love in a mist(霧の中の愛)」と呼ばれる。そのことから、霧の中で先の見えない様子を表した「当惑」や、ぼやけている霧の中を、幻想的な夢の世界に例える形の「夢の中の恋」といった花言葉が生まれた。また、ニゲラの細長い葉は、花の上にまで伸びてきて、花の一部を隠すことがある。そうして、葉に隠されてしまう花を、表に出せない感情と捉えた、「ひそかな喜び」という花言葉もある。
■ブルースター
ブルースターは、キョウチクトウ科に属する花である。日本での正式な名前は属名でもある瑠璃唐綿(ルリトウワタ)だが、花が青い五芒星に見えるため、そのままブルースターと呼ばれることが多い。ブルースターという名前の通り、花弁は5枚で放射状に広がり、色は基本的に水色である。そして、5月から10月までと幅広い期間開花するが、咲き始めは薄い水色で、咲き終わりが近付くと紫に近い濃い青へと変色する。また、全ての品種の花が青というわけではなく、白やピンクなどの花が咲く品種も存在する。
主に観賞用として使用される花であり、全体的に小さいため、庭に植えるだけでなく、鉢植えで育てることも可能だ。また、葉の形が丸みを帯びているので、可愛らしい印象を与えるということで、花とまとめて結婚式のブーケに用いられることも多い。
●ブルースターの花言葉
ブルースターは、結婚式で使用されることが多いため、「幸福な愛」や「信じ合う心」が花言葉となっている。西洋式の結婚式では、サムシングブルーという風習がある。花嫁が、青い何かを密かに身に付けておくという風習だ。そして、ブルースターは花が小さいので、ブーケの中に潜ませておくサムシングブルーとして選ばれやすい。そのため、ブルースターは西洋式の結婚式では定番の花となっている。
■コブシ
コブシは、モクレン科に属する高木である。早春に目立つ花を数多く咲かせるため、古くから春の訪れを告げる植物として親しまれている。花は6枚の花弁で構成されていて、花弁は縦に長い形状をしている。花の色は基本的に白であるが、薄いピンク色の品種も存在する。また、花が咲き終わった後にできる果実の形状が特徴的であり、複雑な凹凸を伴った細長い見た目となっている。コブシという名前は、その果実が、握りこぶしに似ているのが由来という説がある。そして、高木ということで、庭木や街路樹などに用いられる他、観賞用だけでなく、木材としても使われることもある。
●コブシの花言葉
コブシの代表的な花言葉は「歓迎」であるが、これはコブシの花が早春に咲くことが由来となっている。コブシは他の植物よりも早くに花が咲き、春を迎え入れる植物として知られている。その様子が、春をいち早く歓迎しているように見えるということで、「歓迎」が花言葉となった。また、コブシの花は、小さい蕾の状態から、大きく開くという性質がある。その様子を、敵意を意味する握りこぶしから、相手と手を取り合う掌に変化すると捉える形で、「友愛」という花言葉も生まれた。
3月8日の誕生花一覧
3月8日の誕生花には、「ニゲラ」「ブルースター」「コブシ」がある。■ニゲラ
ニゲラは、キンポウゲ科に属する植物の総称である。クロタネソウ属という分類であるため、そのままクロタネソウと呼ばれることもあるが、学名が元になっているニゲラという名前の方が知名度は高い。春から夏にかけて咲く花の形が個性的ということで知られるが、花びらに見える部分は、厳密には花弁ではなく萼である。その萼は、厚みのあるものが5枚だけ放射状に広がるものもあれば、複数の層に分かれて20枚以上できるものもあるなど、品種によって様々である。花の色は青が基本であるが、白やピンクなどの品種も存在する。
また、葉の形も個性的であり、細長い線状になっている。さらに、花が落ちた後にできる果実も、球体である上に、緑と紫の縞模様になっているという特徴的な見た目だ。花と葉、果実のいずれもが個性的な見た目であるため、ガーデニングに取り入れられることが多い。また、花と葉の複雑な見た目を活かして、花束やフラワーアレンジメントを豪華にするために用いられることも少なくない。
●ニゲラの花言葉
ニゲラは英語で、「Love in a mist(霧の中の愛)」と呼ばれる。そのことから、霧の中で先の見えない様子を表した「当惑」や、ぼやけている霧の中を、幻想的な夢の世界に例える形の「夢の中の恋」といった花言葉が生まれた。また、ニゲラの細長い葉は、花の上にまで伸びてきて、花の一部を隠すことがある。そうして、葉に隠されてしまう花を、表に出せない感情と捉えた、「ひそかな喜び」という花言葉もある。
■ブルースター
ブルースターは、キョウチクトウ科に属する花である。日本での正式な名前は属名でもある瑠璃唐綿(ルリトウワタ)だが、花が青い五芒星に見えるため、そのままブルースターと呼ばれることが多い。ブルースターという名前の通り、花弁は5枚で放射状に広がり、色は基本的に水色である。そして、5月から10月までと幅広い期間開花するが、咲き始めは薄い水色で、咲き終わりが近付くと紫に近い濃い青へと変色する。また、全ての品種の花が青というわけではなく、白やピンクなどの花が咲く品種も存在する。
主に観賞用として使用される花であり、全体的に小さいため、庭に植えるだけでなく、鉢植えで育てることも可能だ。また、葉の形が丸みを帯びているので、可愛らしい印象を与えるということで、花とまとめて結婚式のブーケに用いられることも多い。
●ブルースターの花言葉
ブルースターは、結婚式で使用されることが多いため、「幸福な愛」や「信じ合う心」が花言葉となっている。西洋式の結婚式では、サムシングブルーという風習がある。花嫁が、青い何かを密かに身に付けておくという風習だ。そして、ブルースターは花が小さいので、ブーケの中に潜ませておくサムシングブルーとして選ばれやすい。そのため、ブルースターは西洋式の結婚式では定番の花となっている。
■コブシ
コブシは、モクレン科に属する高木である。早春に目立つ花を数多く咲かせるため、古くから春の訪れを告げる植物として親しまれている。花は6枚の花弁で構成されていて、花弁は縦に長い形状をしている。花の色は基本的に白であるが、薄いピンク色の品種も存在する。また、花が咲き終わった後にできる果実の形状が特徴的であり、複雑な凹凸を伴った細長い見た目となっている。コブシという名前は、その果実が、握りこぶしに似ているのが由来という説がある。そして、高木ということで、庭木や街路樹などに用いられる他、観賞用だけでなく、木材としても使われることもある。
●コブシの花言葉
コブシの代表的な花言葉は「歓迎」であるが、これはコブシの花が早春に咲くことが由来となっている。コブシは他の植物よりも早くに花が咲き、春を迎え入れる植物として知られている。その様子が、春をいち早く歓迎しているように見えるということで、「歓迎」が花言葉となった。また、コブシの花は、小さい蕾の状態から、大きく開くという性質がある。その様子を、敵意を意味する握りこぶしから、相手と手を取り合う掌に変化すると捉える形で、「友愛」という花言葉も生まれた。
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