2004 Belgian Grand Prixとは? わかりやすく解説

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2004年ベルギーグランプリ

(2004 Belgian Grand Prix から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/13 15:37 UTC 版)

 2004年ベルギーグランプリ
レース詳細
日程 2004年シーズン第14戦
決勝開催日 8月29日
開催地 スパ・フランコルシャン
ベルギースパ
コース長 6.976km
レース距離 44周(306.927km)
決勝日天候 晴れ(ドライ)
ポールポジション
ドライバー
タイム 1'56.232
ファステストラップ
ドライバー キミ・ライコネン
タイム 1'45.108(Lap 42)
決勝順位
優勝
2位
3位

2004年ベルギーグランプリは、2004年F1世界選手権の第14戦として、2004年8月29日スパ・フランコルシャンで開催された。

予選

結果

順位 No ドライバー チーム タイム
1 7 ヤルノ・トゥルーリ ルノー 1:56.232
2 1 ミハエル・シューマッハ フェラーリ 1:56.304 +0.072
3 8 フェルナンド・アロンソ ルノー 1:56.686 +0.454
4 5 デビッド・クルサード マクラーレンメルセデス 1:57.990 +1.758
5 11 ジャンカルロ・フィジケラ ザウバーペトロナス 1:58.040 +1.808
6 2 ルーベンス・バリチェロ フェラーリ 1:58.175 +1.943
7 14 マーク・ウェバー ジャガーコスワース 1:58.729 +2.497
8 12 フェリペ・マッサ ザウバーペトロナス 1:59.008 +2.776
9 17 オリビエ・パニス トヨタ 1:59.552 +3.320
10 6 キミ・ライコネン マクラーレンメルセデス 1:59.635 +3.403
11 3 ファン・パブロ・モントーヤ ウィリアムズBMW 1:59.681 +3.449
12 9 ジェンソン・バトン BARホンダ 2:00.237 +4.005
13 15 クリスチャン・クリエン ジャガーコスワース 2:01.246 +5.014
14 4 アントニオ・ピッツォニア ウィリアムズBMW 2:01.447 +5.215
15 10 佐藤琢磨 BARホンダ 2:01.813 +5.581
16 18 ニック・ハイドフェルド ジョーダンフォード 2:02.645 +6.413
17 20 ジャンマリア・ブルーニ ミナルディコスワース 2:02.651 +6.419
18 21 ゾルト・バウムガルトナー ミナルディコスワース 2:03.303 +7.071
19 19 ジョルジオ・パンターノ ジョーダンフォード 2:03.833 +7.601
20 16 リカルド・ゾンタ トヨタ 2:03.895 +7.663

決勝

展開

フェラーリにとってF1700戦目の記念レース。

ルノーのトゥルーリがトップをキープし、アロンソも続き1-2体制、クルサードも続いた。シューマッハは出遅れた。1コーナーのラ・スルスで接触事故が発生。ウェバーがスローダウンし、佐藤がそのウェバーと接触。さらに後方でもパンターノとブルーニが接触し、この4台がリタイヤ。レースはセーフティカーが導入された。マッサやバリチェロなどもマシンにダメージを負い緊急ピットインを強いられる。

レース再開後もトゥルーリとアロンソのルノー1-2体制は維持されたが、アロンソはマシントラブルで2度のスピンを喫しリタイヤ、トゥルーリは突然ペースが落ち、モントーヤに接触された。クルサードもタイヤがバースト、緊急ピットインを強いられた。

レース半ばにはバトンのタイヤが派手に壊れ、ミナルディのバウムガルトナーを巻き込みリタイヤ。これにより2度目のセーフティカーが導入される。その際にピッツォニアもスローダウンするなど大荒れの展開となる。

セーフティカーが戻った後はライコネンがレースをリード、モントーヤを間に挟みフェラーリの2台がそれを追う展開に。モントーヤはウィリアムズにとってサンマリノグランプリ以来の表彰台が見えていたが、タイヤがパンクしリタイヤ。

その後、マクラーレンのクルサードがジャガーのクリエンに追突、このアクシデントでクルサードのウィングが破損、破片回収のために3度目のセーフティカーが導入された。順位はライコネン、シューマッハ、バリチェロ、ゾンタの順で再スタートが切られたが、再開直後ゾンタがエンジンブローでリタイヤしてしまった。ライコネンを追いたいシューマッハではあったが、タイヤが冷えてしまいライコネンに迫ることはできなかった。

レースはライコネンが今シーズン初優勝で通算2勝目、シーズン唯一の優勝を飾った。シューマッハは2位で5年連続、7回目のドライバーズチャンピオンを獲得、ザウバーはスタート直後やレース中の事故で大荒れの中生き延びダブル入賞を果たした。クリエンは自身初入賞、逆にパニスはこれが自身最後の入賞で、ジャガーもこれが最後の入賞となった。

選手権2位のルノー、3位BAR、4位ウィリアムズが無得点のなか、12ポイントを獲得したマクラーレンがこれらのチームとの差を詰めることになった。

結果

順位 No ドライバー チーム 周回数 タイム/リタイア グリッド ポイント
1 6 キミ・ライコネン マクラーレンメルセデス 44 1:32:35.274 10 10
2 1 ミハエル・シューマッハ フェラーリ 44 +3.132 2 8
3 2 ルーベンス・バリチェロ フェラーリ 44 +4.371 6 6
4 12 フェリペ・マッサ ザウバーペトロナス 44 +12.504 8 5
5 11 ジャンカルロ・フィジケラ ザウバーペトロナス 44 +14.104 5 4
6 15 クリスチャン・クリエン ジャガーコスワース 44 +14.614 13 3
7 5 デビッド・クルサード マクラーレンメルセデス 44 +17.970 4 2
8 17 オリビエ・パニス トヨタ 44 +18.693 9 1
9 7 ヤルノ・トゥルーリ ルノー 44 +22.115 1  
10 16 リカルド・ゾンタ トヨタ 41 エンジン 20  
11 18 ニック・ハイドフェルド ジョーダンフォード 40 4周遅れ 16  
Ret 3 ファン・パブロ・モントーヤ ウィリアムズBMW 37 タイヤ 11  
Ret 4 アントニオ・ピッツォニア ウィリアムズBMW 31 ギアボックス 14  
Ret 9 ジェンソン・バトン BARホンダ 29 タイヤ/接触 12  
Ret 21 ゾルト・バウムガルトナー ミナルディコスワース 28 接触 18  
Ret 8 フェルナンド・アロンソ ルノー 11 エンジン 3  
Ret 14 マーク・ウェバー ジャガーコスワース 0 接触 7  
Ret 10 佐藤琢磨 BARホンダ 0 接触 15  
Ret 20 ジャンマリア・ブルーニ ミナルディコスワース 0 接触 17  
Ret 19 ジョルジオ・パンターノ ジョーダンフォード 0 接触 19  

脚注

外部リンク

前戦
2004年ハンガリーグランプリ
FIA F1世界選手権
2004年シーズン
次戦
2004年イタリアグランプリ
前回開催
2002年ベルギーグランプリ
ベルギーグランプリ 次回開催
2005年ベルギーグランプリ

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